933: 恋人は名無しさん 投稿日:2011/07/14(木) 18:56:49.17 ID:doJ8dN9q0
彼氏と遠距離恋愛してた頃の話。
◇修羅場◇part110
http://www.logsoku.com/r/2ch.net/ex/1308010068/
うちの近所にはいわゆる「膿家」みたいな旧弊な農家地帯がある。
実家がある地帯は普通のサラリーマン家庭ばかりなのだが
道を2~3本それるとその膿家地帯に足を踏み入れることになる。
義務教育の頃は学区が同じで、いやおうなしに交流があり
当時から「膿家地区の子」と、「まともな農家の子」「サラリーマンや自営の子」
との間で微妙な距離感があった。
私がUターンして実家に戻ると、
その膿家地区の「キングオブ膿家」だった家の長男(私の2歳上)が既婚者になっていた。
お嫁さんは日本人ではないらしく、膿家地帯でさえもてあまし気味らしかったが
私には関係ないことなので
へーそーふーんと適当に噂を聞いていた。
ある休日、家の前で洗車してたら
その膿家長男に話しかけられた。
なんか知らないけどすごくなれなれしい。
肩とか腕とかやけに触ってこようとする。
気持ち悪いんでいちいち避けてたら、長男が
「きみ、俺に昔バレンタインチョコくれたよね」
とか言い出した。
「?」となった。あげた記憶はいっさいなかったから。
その後も長男がなんだかんだ言うのを聞いてたら、誤解だとわかった。
小学生のころ、私の友達が膿家長男家(本家)の分家の二男に憧れてチョコをあげたことがあったのだ。
私は友達に頼まれて、渡す際に一緒に付き添った。
それがなぜか膿家長男の脳内では
「分家がもらったものは本家のもの」
「あのチョコはつまり俺がもらったも同然」
「ついでに友達に付き添ってた子(私)も、俺にチョコをくれたも同然」
という結論になっていたらしい。
この膿家長男は小学生の頃からキレると暴れる人で、
面と向かって否定すると殴られそうだったので私はゴニョゴニョ言ってごまかし
洗車を切り上げて家の中に入った。
洗車のつづきは500円で弟にやってもらった。
数日して、私の車のヘッドライトが割られ、車体に10円パンチされたような傷がついていた。
交番の巡査さんに来てもらって一応被害届を出した。
さらに半月ほど経って、お盆の季節になり、彼氏がこっちに遊びに来てくれた。
地元の名所をいろいろ案内して、夜に彼氏と帰宅した。
そしたらなぜかうちが修羅場になっていた。
うちに怒鳴りこんできたのは例の膿家長男夫婦。
彼らの言い分は
「×美(私)は膿家長男に気がある。不倫だ。そういう女はもう傷物だから膿家長男の愛人にしてやる」
「ただそれは不倫だから、膿家嫁に慰謝料を払え」
「払ってからでないと愛人にしてやらない」
「膿家長男にだけ愛人ができるのは膿家嫁に対し不公平だから、×美の弟も膿家嫁の愛人にしてやる」
「こっちも鬼じゃない。×美が妊娠したら膿家の子として認知してやるからありがたく思え」
「×美弟(当時高校生)は今日から膿家宅に来て一緒に住め」
と、もうムチャクチャを通り越して宇宙語のようなもの。
おろおろする両親の横で、弟と祖母が
「何言ってんだおまえら、狂ってるのか!!」
「うちの孫に手ー出したらタダじゃおかんぞ、このキ××イども!!」
とヒートアップしている。
茫然と立っている私たちに気付いた膿家嫁が、私の彼を指さし
「弟がだめなら、こいつでいい!こいつをよこせ!」
とカタコトで叫んだ。
私、反射的に「やらんわヴォケェェ!」と絶叫。
膿家長男が「ばいた(?)!」と言いながら私に殴りかかってきて、それをかばった彼氏が殴られ…
そうになったが、間に合わずやっぱり私が殴られた。
それを見て、孫命の祖母が怪鳥のような雄たけびをあげ、膿家長男を電話の子機で殴った。
彼は膿家長男にビンタした。
祖母が危ないので父と弟が膿家長男と祖母の間に割って入り、その間に私が110番した。
膿家嫁は走って逃げたらしく、いつの間にかいなくなっていた。
しかし警察が着いて、事情聴取されているとまた膿家嫁が戻ってきた。
膿家夫婦の言い分
「膿家嫁がここの家の息子にレイプされた」
「その詫びに、誠意を見せろと言いに来た」
ばいばいさるさんっていうのが出たから
ちょっと他の板見てました
938つづき
警察
「あなたがたの言う「誠意」ってたとえばどういうこと?」
夫婦、よくぞ聞いてくれましたという口調で
「まず慰謝料。それから息子と娘を膿家本家に差し出すこと。本家の子を産むこと。それでチャラにしてやる」
「母親(私の母)もまだ使えそうだから、本家の総領(たぶん膿家長男の祖父のこと。80歳くらいの老人)
のためにもらってやってもいい」
「そこの男も、よく働くならうちで一生面倒みてやってもいい」
と、得意満面でべらべらしゃべる。
途中で警官の顔色が変わって口数が少なくなり、
「もっとよく話が聞きたいから」
となだめすかして、膿家長男をパトカーに乗せて連行していった。
私は傷害で一応被害届を出したけど、
「ああいうタイプは追い詰めるとまずいことになるから逃げた方がいい」
と顔見知りの巡査さんにも言われたこともあり
結局被害届は取り下げた。
しばらくは親戚の家から出勤し、アパートを見つけて、独り暮らしをはじめた。
あと私の車に傷をつけたのは、膿家嫁だったらしい。
私と膿家長男が話しているのを見て、嫉妬にかられたんだそうだ。知らんがな…
その後、膿家嫁は警察の事情聴取に応じず、さっさと本国に帰ったそうです。
膿家長男は今も見合いしつつ、嫁の帰りを待っているとか。
でもお見合いはことごとく断られているようです。
おわり。
当時弟のパンツが盗まれる事件も起きたのだが、それが膿家嫁の仕業だったかどうかは謎。
おつ!
治療費と修理費は払ってもらえたんだよね?
>>946
膿家の親も祖父母も基地なので無理でした。
ヘタレですいません。
近隣一帯も膿家本家を嫌ってはいたけど
「あそこと揉められちゃ困る」というスタンスだったので
平和主義者なうちの親がもめごと回避してしまった。
乙
バレンタインチョコのとこだけでも目玉がスポポポポーンだったのに、
一家揃って同程度の基地とは恐るべし…
俺の叔父さんは田園調布のプールのある豪邸なんだが、うちの親父が下町の
工場経営者だったせいか付き合いはほとんどなかった。
だけど、ある夏休み高校2年の俺だけに泊まりおいでと呼んでくれた。
すると近所の人とか20人くらいがドレスみたいな格好して集まってて、広い
応接間に集まってた。
フルートとか吹き出してみんなでえらい高音の歌を歌いだすんだよ。
うわ~上流階級こぇ~!と、俺は電車で帰ってきた。
あんな風習もキツイよな。
キェーッって感じかな。婆ちゃんGJ