フェイクありありてんこもりの解決済話。
ダンナ実家近所(ドの付く超田舎)でタックル強盗が出るようになった頃、
「大きな荷物は肩からかけずに手にぶら下げる」
「貴重品は小さいポシェットに入れて、身体に固定しておく」
を、近隣のジジババ様たちを集めて徹底的に指導した。
冬場だったので、小さいポシェットやカバンの上から上着を着ておくことも提案。
外から見えるのは、大きな荷物だけだったので被害は小さく済む…はずだった。
数日後、ババ様のひとりがタックル強盗にあったが、強盗は倒れたババ様の大きな荷物に目もくれず
腰にくくりつけてた小さいバッグを紐を切って強奪した。
これにより村の駐在さんやジジババ様に警戒するように言った消防団の若者は
「犯人は身近にいる」と断定。
転んだババ様の「相手は小柄でいいにおいがした」な証言により、
犯人は地域の高校生を含む女性に絞られた。
ところが強盗はこの後姿を消し、犯人は見つからなかったけど、
とりあえず村に平和は戻ったのでやれやれだった。
年が明けた1月はじめ、消防団のひとりAさんが自殺を図った。
発見が早くて未遂に済んで事情を聞くと、強盗が盗んだと言われるモノが
次々と奥さんのクローゼットから出てきたと言う。
中には破損しているものもあり、自分が返すにはとてもじゃないが貯金が足りない、
死んで保険金になり、それで弁済しようとしたそうだ。
むろん、容疑のかかったA奥さんは駐在に連れられて派出所へ。
A奥さん徹底的に否定するけど、ダンナは死にかけたし、証拠品は出てるしと
どうやっても言い逃れできない状況だった。
この話を聞いて「?」と思ったのが、地元の新参者と言われている私ら嫁。
新築御披露目で見たから知ってるんだが、クローゼットとはウォークインクローゼット。
鍵がかかるわけでもなく、ダンナを含む家族のものも入れてあるはず。
そんなところに普通隠すか?
何よりもなんでこのタイミングで出てくる?おかしかないか?
ということで駐在さんの奥さん含む嫁仲間が結束。
これに被害にあったババ様が協力してくれて
「犯人にしては大柄すぎる」という証言も出てA奥さん一旦開放。
じゃあ犯人は誰?となっていたとき、何と真犯人がかなり盛大に自爆した。
予想より長くなった。これで終わり。
A奥さんが家に帰った日から数日後の夜に隣の村でタックル強盗が出た。
ところがタックルしたのは消防団の若い男性。
彼はA奥さんが犯人じゃないなら、本物を現行犯で捉えてやろうと、
ジジ様の格好をしてわざと腰を曲げて地元地域だけじゃなく、
近隣の村や町をふらふら歩いてたらしい。
それで見事に捕まえたのが…A姑さんだった。
A姑さん、ネットをはじめたおかげで都会の情報に触れ、生まれてはじめて東京に出て弾けたらしい。
とあるマイナーな芸能人にのめり込み、再婚したい(未亡人/40代後半)とまで思い詰め、貢ぐ貢ぐ。
それで生活費が足りなくなって、タックル強盗を思いついたと。
しかし、自警団が組まれて強盗ができなくなり、村の中の女性が疑われると言う状況でかなりびびったらしい。
だが、お金には困ったんで盗品(バッグや空の財布など)をオークションに出すが、
田舎のジジババ様の持ち物が高く売れるはずもない。
そこでとりあえずA奥さんに罪をなすりつけ、警戒が解かれた頃にまたやらかそうとしたそうだ。
正月明けに盗品がごろごろ出てきたのは、多分正月に互いの家を行き来することが増えたから
そのスキに置きに行ったのだろうと聞いた。
恐いのは、このA姑、消防団の自警の時には私らと炊き出しを一緒につくったりしてたんだよね。
しかも自分のせいで息子が死にかけたのに、その時にも強盗の計画を立てたり、
嫁に罪をなすりつけるのも平気な顔してたというのがさらにぞっとする。
その田舎から脱出してもう数年経つけど、今はA家がどうしてるのかは知らない。
お嫁さんには幸せになっていて欲しいモノだが・・・
火サスの効果音流れたわ
と、とりあえずその消防団の若い人にGJを。
なかなか出来るもんじゃないよ>年寄りの真似
泥と嫁いびりのコラボか、真性キチだな、A姑。