まー偉そうに文句いったり屁理屈こねたりして家族を小馬鹿にしだしたんだ
よくある反抗期の光景だよね
ある時兄が母に暴力をふるい始めた
ゴミ箱蹴ったりドアを力一杯閉めてみたりするのから、母に足をかけて(外がり?内がり?何かの技らしい)転ばせて笑うようになった
財布から金を抜く、家族に暴言をはくといった行動に母が諭したり叱ったりしてたんたけど無駄
ついには母が兄に声をかけた段階で兄が拳を振り上げるからどうにもならなくなった
その状態を父はスルー
家に帰ってまで面倒起こすな、お前パートしかしてないんだから家事育児はお前の責任だろで話にならず
当時小6だった私を兄の部屋に放り込んで、「お前が兄の相手をしてやれば兄も落ち着くだろ」と言い放つ有り様
普通に部屋から出たから被害はなかったけど
そんなのが半年くらい続いたかな、いつものように兄が母に暴力をふるおうとした時に母が反撃した
母を投げようと近付いた兄に、母はラップの芯で応戦
兄が母に近付こうとするんだけど、おでことか胸とかを芯で突くから近寄れない
今思い出しても不思議
激昂した兄は椅子を乱暴に倒して部屋に籠ってしまった
母は、テーブルに大きな封筒を置くと私を連れて母の実家に行った
久しぶりに会った祖父母伯父叔父が歓迎してくれ、おりしも夏休み中だったから母と一緒に長期滞在することになった
滞在中、何度か父が母を迎えに来たが祖父か伯父に追い返されていたらしい
母の実家に父と兄が来たのは滞在から1ヶ月くらいしてからだった
台所から居間で頭を下げる父と兄が見えた
「娘を守ると言うから結婚さしたんだが?」「妹がやられてるときアンタ(父)何してたん?」と祖父や伯父からチクチク言われてて、父も威張れない人がいるんだなと驚いた
しばらく話し合いがあって、別室に私と移動していた母に兄が叔父同伴で謝りにきた
「母さんがいないと飯も出ないし洗濯物も溜まるから帰ってきてください」と頭も下げずに吐き捨てたためか、「叔父さんは兄ちゃんと話があるから後でな」と叔父が兄を連れていった
記憶にある最後の兄の姿、それ以降は元気ではいるようだけど会ったことはない
話し合いがどうなったのか分からないけど、そのまま母は父と離婚
母と私は母の実家にそのまま住んでいる
父と兄は、家に父の祖母を呼んで同居しているらしい
振り返ればわずかな期間だけど、この1年くらいが自分の人生の修羅場
成人してから何が母のトリガーだったのか聞いたところ、兄が「女はビビらせて従順にさせればいい、身近な女から調教してやってる」と言い出したからだそうだ
母が叱っても効果がなく、もしかしたら娘が被害にあいかねない状況だった
父が頼れないなら、より強い立場の男性(祖父や伯父&叔父)に叱ってもらうしかないと思ったのだという
あの時テーブルに置いた封筒の中には、実家に帰る旨と兄の素行一覧その他が入っていたそうだ
もし実家が頼れなければ行政や警察に相談したと
たまに兄から母に手紙(という名の謝罪文)が届くんどけど、母は目を通して捨ててしまう
こっそり拾って読んだら、「過去のことはすみませんでしたが、終わったことなので反省のしようも無くないですか?つきましては援助していただきたく云々」と書かれていたので性根が変わってないらしい
大人になったら自分の意思で兄との交流を有無を決めろと言われたけど、
メモが変なところで切れてた
続)冠婚葬祭以外で顔を合わせなくてもいいかなと思う