暴力話も入っています。
私の夫は、DV夫でした。
結婚して数週間後にケンカしたら、私は頬っぺたがはれ上がるほど殴られていました。
夫も、
「何で手を出したんだろう?」
と、自分の拳を見て、ボーゼンとしてる感じでした。
なので、その時たまたまヒートアップして…って思っていましたが
やはりケンカすると、同じ事が何度かありました。
結婚して2年、首を〆られた時点で、別れを決意しました。
しかし、殴るとかそういった行為に及ぶ理由が、少々気にかかりました。
夫は、そういうのが出来なさそうな温厚なタイプです。
まあ、温厚な人に限って、怒ったら…っていうのもありそうでしたが。
「別れようと思う。」
と告げると、夫は肩をがっくりと落として、テーブルの上に診察券を出しました。
それは、精神科の診察券。
「話しづらかったけど、俺も何故手を出してしまうのか、通院している。
こんな事言うと、病気に逃げてるとか思われてしまうのが嫌だったから言わなかった。
でも、お前がそう決めたら、そうしよう。今までゴメンな。」
と、診察券をしまおうとしたので、その手をつかんで
「一緒に病院いこう!何で黙ってたの!私とアンタの夫婦の問題でしょ!」
って言うと、夫は涙を流しながら
「夫婦ってまだ言ってくれるの?ありがとう。」
と、私の手を握り返しました。
後日一緒に病院へ行き、私からも先生へお話しました。
首を〆られたくだりになると、先生も流石に唸っていました。
「やはり、奥さんに幼少の頃のお話をした方がいいと思いますよ?」
と、先生が夫に言うと、夫はうなだれながら話をしてくれました。
夫の父親、つまり舅は現在姑と別れて、北国で一人暮らしらしいです。
小さい頃、夫は舅に凄く殴られて育ったそうです。
殴られたってなもんじゃなかったです、はっきり言って虐めレベルでした。
「男なんて、多少乱暴にあつかったって、壊れない」
って理由で、自分の機嫌が悪いってだけで、理不尽に殴られたり蹴られたりしてたらしいです。
真冬の北海道で、気に縛られて泣いていた所、近所の奥さんに助けられたこともあったそうです。
姑は、そんな舅に逆らえずに、
「アンタが我慢してくれればそれで丸く収まるんだよ。」
と、夫を生贄状態にしていました。
夫と私が結婚して、本州に引っ越してきたので、あまり偽実家とは交流はありませんでした。
私や私の両親の前では、姑も舅も普通だったので、恐らく内弁慶DVタイプなのでしょう。
結婚後、直ぐに姑と舅が離婚したので、これは想像ですが、生贄を失った姑に、
舅の拳が向いたのでしょう。
その話を聞いて、まったく判らなかったのでビックリしました。
挨拶した時も、ゴクゴク普通の人でしたから…姑はちょっと大人しいなって感じで。
そういえば、結婚して
「里帰りしないの?いいの?」
っていっても、夫は
「う~ん、いいよいいよ。仕事忙しいし。」
とか、軽く断られていて結局あまり行ってないのを思い出しましたが…本気で嫌がってたんですね。
涙が出てきました。
先生が言うには、そういう経験をした子供は、大人になるとDVをしやすいと。
先生に、
「奥さんは、旦那さんのDV治したいの?」
と言われ、首を縦に振りました。
先生は、
「しょうがないねぇ~仲いいねえ~僕の所なんて奥さんは冷たいのなんのって。
いい奥さんじゃないのさ。もっと早くつれてきなさいよまったくも~。
みっともないから、奥さん連れてきたくないとかいっちゃってるんだよ。もう。」
とか笑って茶化しながら、
夫に何本か割り箸を渡しました。
「マイ箸ブームだって言うけど、そのブームのおかげで、割り箸無駄にこんなに余ってるの。
だから、カッとなって奥さんに殴りかかりそうだったら、大声出してこれ割って。
奥さんも、何本かもっといて。殴られそうになったらこれ出すの。これでも割ってなさいって。
割ってひと段落ついたら、これで奥さんと料理でも食べて。エコでしょ?」
それは、訓練でもあったのです。
カッとなったら、割り箸を攻撃するというのは、人を攻撃しない訓練。
そして、自分を落ち着かせる術を見つける訓練らしいのです。
通院後、夫はカッとなって拳をガッって出したら、思い出したかのように割り箸を出しました。
間に合いそうもなくても、私が割り箸をサッと出すと
「う!」
って感じで、それをひったくって、パキパキと割っていました。
先生の指示で、割り箸の置き場所をだんだん遠くして、
「危ない!」
って思ったら、人ではなく割り箸へ歩いていくという事もしました。
そうすることによって、他のものには当たらないという訓練です。
気がつけば、怒ったら二人で深呼吸をして、何が悪かったか話せるぐらい余裕が出来ました。
「あれっ?割り箸は?」
って言うぐらい、割り箸の存在は空気になっていきました。
そうすると、夫は拳を出す回数は減り、今では
「俺さ、ああいうことで怒ってるんだ。お前はどう思う?」
と、夫から話し合いを提案してくるようになりました。
先生いわく、DVとかは別れるのが一番いい逃げ道。
だけども、もしその相手が本当に必要ならパートナーも一緒に頑張らなきゃ行けないそうです。
そして、今現在結婚10年目、子供も出来てささやかながら幸せでした。
けど、去年末、舅から一通の手紙が。
内容は、私も夫も見て驚愕しました。
「孫をよこせ。俺の孫だから、俺の跡目を継がせるのがスジってものだろ?」
って事でした。
と言うか、6年ほど前に引越ししていて、姑にしか連絡先を教えてないのに、
何故舅が連絡先を知ってるんだろう?と、夫が姑に連絡。
「お父さんが…教えろって怖くて。ごめんねごめんね。」
と、泣き声でこういってました。
それだけなら言いのですが、その上
「お願い、孫君をお父さんにやれないかね?じゃないと、怖くて怖くて。」
とまでのたまいました。
夫は、ため息をついて、
「そういう人だったよ、お袋は。出来るわけないじゃないか。」
と、肩を可哀想なほど落としていました。
夫から受話器を奪って、
「お断りします!貴方がどうなろうと知ったこっちゃないですよ。
私、夫君と子供が一番大切です、いいですか?何かあったら警察に電話します。
貴方も、舅さんと別れてるんですから、付きまとわれたら警察に言う知恵くらいあるでしょ?」
と、捲くし立てたら、電話の向こうで姑、大号泣。
「だってね、本当に怖いんだよぉ。貴方には判らないと思うけど、
暴力を振るわれたことがある私はね、ああ、息子ちゃんは私の苦しみをわかってくれるわ。」
とか言い出したので、
「子供を産んだ私からすると、可愛い子供を生贄にする貴方は舅と同罪です!」
と、怒鳴って電話をガチャ切り。
ついでに、手紙には、夫私子3人の幸せな写真をつけて、
「私たち、こんなに幸せです。ざまぁwww」
ってメッセージをつけて、バカ舅に送り返してやったわ!
今年に入ってからは両方から音沙汰ないけど、もう本当に関わらないで欲しいです。
>>96
乙でした
3人で幸せになってください
>>96
盛大に乙!
あなたの愛が夫さんも子供も救ったんだね。
オバちゃん職場で目から汁だしちゃった。
( ;∀;) イイハナシダナー
でもまるっとスレチ?誤爆?
>>116
私も最初誤爆かと思ったけど
トメへの捨て台詞とウトに幸せアピールしたのが
本人的にDQってことかな。
しかしウトにわざわざアピったのは逆効果では?
基地っぽいしファビョって凸られそう。
絶縁して行方知らせずに引っ越してほしい。
せっかく更正した旦那の為にも。
すみません、割り込んじゃって。
ありがとうございます。
>>117さん
そうなんです、それちょっと余計だったかなとか思って。
「ざまぁwww」もちゃんと書きました。
引越しは、現在社宅なので、もう少しで持ち家貯金がたまります。
なので、今年夏~秋にかけて、マンションか家を買おうかと話してる所です。
なんか、元凶の舅に嫌がらせをしたくてたまらない心があったんです。
現在、恐らく舅は一人で私たちより不幸だと思います。
だから、貴方の振りまいた元凶を断ち切りましたよ。
って意味で、「ざまぁwww」って言ってしまったんです。
>>118
家買ったら住所絶対姑と舅に知らせちゃダメだよ~
よかったね
>>96さん、夫と共にがんばれ~
頑張ったなぁ、感動した
幸せになってください。
>>96
住民票などのロックも忘れずにね。
>>96
乙
まあ、姑もある意味被害者なんだろうけどねぇ
>>96乙でした。
頑張ったね。旦那さんも良い奥さんに恵まれて幸せだね。
3人で思いっ切り幸せになってくれ。
もう幸せなことしか起こらない呪いをかけておく!