かなり昔の話だけど、やっぱり人生を全うするべきだわ
途中で怖くなって逃げ出したから分からん
2001年。大学生だった僕はアパートの家賃を半年も滞納していて今月末には支払い出来ないと保証人で有る親に連絡すると忠告されていた。
親に連絡はマズイと思い僕は一発逆転を狙って競馬の日本ダービーのクロフネの単勝に全財産の65000円を突っ込んで勝負した
当然、上手くいく訳もなく僕は放心状態で馬券売場でモニターを眺めて号泣してた
>>9
浅いな~w
だから逃げられたのかもしれないけどね
続けてくらはい
親に迷惑をかけるのは嫌だし借金だけは絶対に駄目だと忠告されてたので、この時は自殺するしかないと思ってた。
振り返れば、くだらない理由だが当時は真剣に思い詰めてた。だけど、一人で死ぬ勇気が無くてネットで他にも自殺を考えてる人が居ないかと探してた所、自殺を募るブログが有ったので連絡してみた
ブログの主に連絡すると、一週間後の金曜日に決行するから指定する場所に来てくれとの事だった。
僕の命も残り一週間だと思うと、やり残す事が無いようにと部屋を整理したり友人や両親に向けての遺書を書いたりして過ごした。
だが、僕には指定された場所まで行くお金が無くて部屋の家財道具やゲームを売って何とか12000円を作った。
そして金曜日を迎えた
指定された場所は某県のブログ主と思われるアパートだった。
某県に向かう電車内で僕は中学生や高校の時に聞いてた安室奈美恵の曲をカセットテープのウオークマンで聞きながら楽しかった時代を思い出しては泣いてた。
親不孝な僕を許してくれと両親にも謝ってた。
僕の人生も残りわずかだと思い某県のアパートに到着した
アパートに着くと主催者で有ろうオッサンが迎え入れてくれた。部屋に入ると僕の他にも主催者を含めて6人が集結してた。
最後の晩餐会としてかスーパーで買ったと思われる貧相な寿司とビールが用意されてた。
これから死ぬのに食欲は湧くわけも無く、とりあえずタバコに火を着けて主催者の話を聞いた
死に至る理由とかを話し合うのか?
主催者の話では生命保険に加入したけど、数年間は自殺しても保険金が入らないから練炭や首吊りは出来ないと言ってた。主催者は事故に見せ掛けて海に車で突っ込む事を提案してきた。
僕は出来れば苦しまずに死にたいと考えてたので練炭が理想だった。主催者以外の5人も苦しまずに逝きたいと考えてたと思うので誰もが海へ飛び込むのには抵抗が有ったと思う
僕は練炭で逝きたいとの希望を伝えた。
此処で一人の叔母さんが凄い勢いで泣き出した。
叔母さんは旦那と子供を事故で亡くして早く逝きたいと写真を眺めては「もうすぐだから待ってて」とブツブツと独り言を涙声で言ってる
僕は、とりあえず練炭で皆で一緒に行く前に天国へ行けるようにお経を唱えようと伝えた。
お経を唱えようと提案はしたけど、実際に死ぬとなると凄く怖くてガクガクと震えが止まらなかった。
各々に名無阿弥陀仏を唱えて、用意周到な人は数珠を持参していて各々が思い出の品を握り締めてた
いよいよ、あの世に逝く時が来たと思ってたが肝心の自殺方法が決まってなかった
悪いけどワロタww
主催者の海への飛び込みの決心は固くて、保険金が入らないと意味が無いから一人でも先にいくぞと僕達を煽ってきた。
だけど、海は怖い。苦しいだろうし綺麗な顔で上がるわけないしなと変な事を考えてた。
とりあえず最期の言葉として、どうして自殺しなければならないかと各々が打ち明ける事になった
メンバー構成と動機について書くと
主催者…多額の借金で返済の為
叔母さん…旦那子供に先立たれて寂しい
ギャル…イジメられてて死にたい。手首に無数のリスカ有り
サラリーマン…会社の金横領発覚
オッサン…借金
僕…家賃半年滞納
一人だけ理由家賃半年とかしょぼすぎワロタ
お前が1番くだらないな
家賃滞納半年わろたwww
全員が神妙に理由を話して、誰もが黙って聞くだけだった。それぞれの名前も年齢も知らないし誰も理由を話しても自殺を止める人は居なかった。
僕も家賃滞納して両親に迷惑を掛けて申し訳ないと先立つ僕を許してくれと泣きながら全員の前で説明した。
これから死ぬんだし自分の事で精一杯だったし他人の不幸を聞いても自分が一番の不幸だと思ってた。
そして主催者が逝くと言い出して、絶対に俺以外は苦しませずに逝かせるからと言い出して睡眠薬みたいな錠剤をくれた。
だから、皆で逝こうぜと一人は寂しいけど一緒なら怖くないだろと泣きながら説得してきた。
此処でオッサンが決心を固めたのか瓶に入ってた錠剤をラムネを食べるかのように大量に食べはじめた
>>76
仕送りも全て服を買ったり遊びで消えた。電気も止まる事も有ったけど家賃を後回しにして支払いしたりしてた。本当に思考回路がいかれてたと思う
次々と泣きながら錠剤を飲みこみだした。
周りの異様な行動に僕は怖くなった。これだけ、自殺を考えてたのに凄く怖かった。この錠剤を飲んだら本当に終わりだと直前になって躊躇した
次の瞬間、僕はオッサンの口に手を突っ込んで無理矢理に吐かせた。ゲロが僕の手に大量に放出されたが必死だった
目の前で誰かが死ぬと思うと凄く怖くて瞬間的な行動だったと思う
そして、気付いたら目の前に有った瓶を窓から投げ捨てていた。多分、この錠剤は睡眠薬じゃないと思う。睡眠薬は医者の処方箋だと思うから市販はされてないのではと思う。風邪薬か何かだろう
もう、この時は死にたいという気持ちより死にたくないの気持ちが強かった
死にたいと思って自殺を募集してる人に連絡を取って皆で死ねば怖くないと思ってたけど、やはり死ぬのは怖い。
僕は無理矢理に主催者の目の前に有った携帯電話で履歴に電話して大至急来てくれと伝えた。
履歴の人は主催者の弟だった。5分もたたずに来ると、僕はその人に泣きながら死ぬのは怖い事と自殺するために僕達は集合しましたと伝えた。
何を言ったかは覚えてないけど、凄く怖かった。
弟は主催者をぶん殴ると馬鹿な真似はよせと説得しだした
なんで死ぬのって怖いんだろうな
楽になれるのは分かってるのにやっぱ怖いよな
弟が来たことで何か凄く安心したし、僕は部屋を飛び出した。
そして、親に自殺を考えてた事と家賃半年滞納を伝えた。帰るお金が無いから両親が5時間かけて某県まで迎えにきてくれた
たまたま、近くにガストが有ったのでそこで待ってた。両親には凄く怒られたがそれで良かったと思ってる
まあ俺の最期は惨めだろうけど
本当に死ぬ人なんてのは自殺者を募らずに勝手に死ぬと思う。僕も振り返れば誰かに止めて欲しいと思ってたと思うし一人だと怖いけど皆と一緒なら怖くないと思ってた。
でも、いざ死が目の前に有ると思うと凄く怖くて出来なかった。
主催者を含めてあそこに居た全員が本当は誰かに止めて欲しかったのではと思ってる。他の人がどうなったかは知らないけど今でも普通に生きてると信じたい
本当に馬鹿げた事を考えてたと思う
俺はその与えられた命をで何をし、どう生きるかを考えて動かなければ
たとえ寿命で死んだとしても、全うしたとは思えないな。
ましてやなんとなくでてきとうに生きてるやつは死んでるのと大差ないと思う。
>>1、面白い話を聞かせてくれてありがとう、おやすみ。
魂が肉体に接着剤でくっついていて
無理やり剥がすと痛いから
年とって肉体が劣化すると自然に剥がれる