長文ですいません。
あと、胸糞悪い話です。どうしてもリアルでは吐き出せないので。
旦那は弟と妹がいる長兄。でも、生まれつき人とは違う異常(服では隠せない
場所にアザや欠損がある、とでも解釈してください)のために舅から随分な虐待を受けてきたそうだ。
庇ってくれたのは姑だけで、田舎で長男様様な地域であるにも関わらず高卒で家から放り出された。
弟や妹はお金をかけて習い事や素晴らしい学歴や留学経験さえもあるのに、あきらかに差別して育てられたと丸わかり。
そこで努力して努力して、外見にコンプレックスのある旦那は人前に出なくてもいい、給料の稼げる仕事に就き、
私と出会って紆余曲折の末交際→結婚話へ。
高校卒業後、全く実家に帰っていないというぐらい旦那と義実家との溝は深かったのだけど、
さすがに結婚の挨拶ぐらい…とうちの親が言うので向こうの家族に会ったら、これがもう
これがまた凄かった。
旦那の話を信じていないわけじゃなかったけど、舅はモラハラセクハラDVコンボ。
旦那の外見をあげつらって、こんな男でいいのかと平気で言う。何度も。
それだけでも我慢できないのに、胸と尻をがっつり触られた。息子の嫁は自分が勝手に使ってもいいんだとさ。
びっくりしすぎた私は義実家で大暴れ、旦那と舅は取っ組み合い、姑は泣いてふたりに取り縋って、
もうぐちゃぐちゃ。挨拶どころじゃなかった。
この時、義弟は既に奥さんと死別していて仕事が忙しくて不在、義妹はまだ結婚していたけれど
都合がつかなくてこれまた不在だった。
上記の件で、私は義実家と絶縁。ただ、舅の暴力や経済DVの対象になっている姑だけは見捨てられず、
旦那が時々電話で様子を見るって話で落ち着いていた。
ところが数年後、姑が倒れた。しんどくても病院に行かせてもらえず、倒れてからわかったのは半年の余命宣告。
旦那は私に土下座して、ずっと自分を庇ってくれた姑だけはきちんと看取ってやりたい、できれば葬式まで息子として
できるだけのことをしたい。そのためにはあの舅に関わってしまうことになるけれどもお願いしますといわれた。
旦那は稼ぎがいいしお金のかかる趣味もないし、貯金はあったから評判のいいホスピスに入れてあげられるし、
完全看護だから私の出番はほとんどない。姑のお見舞いに行くぐらいは構わなかった。
それに、旦那の生い立ちを聞けば、ここでお母さんに沢山甘えていい思い出を作った方が
いいと思ったんだよね。最後に親孝行させてあげたかった。
ストレス源の舅から離れたためか、姑は余命宣告を大幅にすぎて生きてくれた。
一緒に近場だけど旅行にも行けた。旦那にも姑にも、いい嫁だとすごく感謝された。
姑が入院している間、舅にも義弟にも義妹にも会わなかった。
見舞いなんて、最初だけ。家事をしてくれる人間がいなくて困っているから早く戻って来い、
できないなら嫁のお前が来い、と臆面もなく言われて、また旦那が切れた。
いつのまにか義妹は離婚していて、義実家に舅と義弟と3人で暮らしていたのだから、家事ぐらいできるはずなのに。
それもこれも、姑が亡くなるまでの我慢だと思い、私も耐えていた。
葬式が済めば、旦那は本格的に義実家と縁切りをするのが確定していたからだ。
姑の通夜と葬式には、親戚がたくさん来ていた。勿論、ほとんどが初対面。
長男の嫁なのに義実家に寄りつかんで、とちくちく言う人もいれば、
あの舅さんじゃあねぇ…旦那くんよう頑張って立派になって…という人と半々だった。
跡取り要員だった義弟には子供がいなくて奥さんの死後再婚話もなく、義妹は子供を取り上げられての
離婚だったそうだ。昔は華やかなお坊ちゃんとお嬢様だったけど、姑の葬式で久しぶりに帰ってきた
旦那の方が年収も高くて肩書きもよかったからね。
多分、舅が甘やかした結果なんだろうと思う。
田舎なので葬式の後は義実家の大広間で集まって食事をしたんだけど、親戚のおじさんを
車で送りに旦那が席を外すと、舅がからんできた。(これは迂闊だったとあとで謝罪された)
お酒も入って気が大きくなったんだろうな。
周囲がたしなめると激昂して怒鳴られた。こっちも姑のために我慢していたのに腹が立って言い返すと、
義弟にビールをかけられた。大笑いする舅と義弟はそっくりな顔で、ああこの人達は本当に親子なんだな
と思ったのをよく覚えている。
酒臭いし気持ち悪いのでシャワーを借りて着替えようと広間から出てみたものの、
いくら大勢の人の目があるとはいえ義実家は無駄に広くて死角もある。
もし、風呂場で無防備な状態で舅がやってきたら? と想定すると、誰にも気づかれずに
被害に遭う可能性もある。というか、もしかするとそれを狙っているかもしれない。
なので旦那が帰ってくるまでビール浴びたままで待っていた。あと、舅や義弟がどんなことをしたのか
彼にきちんと見てもらいたかったというのもある。
案の定、戻ってきた旦那は絶句。
葬式も済んでいるし、もう帰ろう、と昔旦那が使っていた部屋に置いていた荷物を取りに
2階へ上がった。旦那がいればかるくシャワー浴びて着替えるのも怖くないと思ったんだ。
なぜか人の声のようなものが聞こえて、おかしいと思った。
ドアを開けたら真っ暗で、なぜか義妹がへたりこんで泣いていて、
下半身裸の舅がイビキをかいて寝ていた。
義妹は服もぐちゃぐちゃ、殴られたらしく鼻血も出ていた。
私達が呆然としていると義妹が抱きついてきて号泣。何があったかは、
一目瞭然。
舅を殴りそうな旦那を止めて、とりあえず義妹を別の部屋に移動させ、
まだ呑んでいる親戚の人達を帰す事にした。旦那と舅の絶縁話は皆知っていたから、
これからのことを家族だけで話すから、と説明したら何か察してくれたようだった。
それから舅を叩き起こして修羅場。始めはへらへらしていた舅だったけど無事な様子の私を見て
やっと状況を理解したらしい。
思い出したくもないぐらい、ひどかった。
混乱してる舅と義妹の話を照らし合わせると、私達の滞在する予定だった部屋に義妹が
たまたま居たら舅がやってきて、私と義妹を勘違いして…ということらしい。
そこまで聞き出すと、旦那がものすごく冷たい見たこともない顔をして舅を見下ろしていたのも
よく覚えている。
後始末や処理で追われたけど、義実家のその後は義弟が面倒をみることになった。
これだけでも人に言えないけど、私はもうひとつ、旦那に黙っていることがある。
姑は亡くなる前に、懺悔のつもりか私に今までの義実家の内情を沢山話した。
義弟の奥さんは死別としか聞いてないが、実は私にやったように舅がひどいセクハラ
(というかもう犯罪に近い)をして、病んでしまったんだそうだ。でも、義弟は
気のせいだの考えすぎだの、娘と思って可愛がってるだのときちんと対応しなくて
奥さんは追い詰められてしまった。亡くなった状況は事故とも自殺ともわからなかったそうだけど
舅と義弟が原因なのは間違いないということ。
義妹は性格の不一致で離婚したけど、本当はすごく手癖が悪くてママ友と何度も問題を起こし、
それで愛想を尽かされて子供を取り上げられて離婚。昔から欲しいものを我慢しなくていい環境だったから
人の物を平気で持っていったりしていたんだそうだ。ほとんど病気に近いと姑は泣いていた。
だから義妹が私達の部屋になぜいたか、私はすぐにわかった。
私や旦那の荷物をあさってたんだ。
姑は終始被害者のように泣いていたけど、私は、この人も共犯だと思った。
義弟の奥さんだって、そこまでわかっていたのにどうして舅を止めたり、奥さんを実家に逃がしてあげられなかったのか。
義妹の手癖も今に始まったことじゃない。躾の問題というなら、なぜ、もっと若いうちに
軌道修正できなかったのか。
お父さんが怖かったの、というが、どっぷり共依存で子供を生贄にしたとしか思えない。
この話を聞いていたから、義実家に行く時に自衛できた。もし何も知らなかったら
義妹ではなく私がああなっていたのかもしれない。彼女はかわいそうだけど、
盗癖さえなければ回避できたのだから、自業自得でもあると思う。
ただの思い出だね。おもしろかったけど。
このキチガイ舅と小姑は…ついでに小舅も…