元々じわじわとしか動いてなくて、ブレーキを踏んだ力もごく軽いものだった
なんだろう?と思いつつも、信号が変わり走り出した
数分走った後、カーブの手前でスピードを落とすためにブレーキを踏むと
スカスカした手応えで、全くスピードが落ちない
慌ててサイドブレーキを使うが、それもダメ
幸いそんなにスピードが出ていなかった為カーブは曲がれたが、全身から冷や汗は吹き出て、頭は真っ白だった
時期に交通量の多い道に出る、小学校も近く児童も多く通る
絶対にその道に出る前に車を止めなければ、と強く思った
頭の中に、嫁や親の顔がチラチラして、心臓がバクバクした
はっきり考えたわけではないけど、最悪自分が死んでも車を止めるしかない、と覚悟をしたと思う
俺はヘタレで、何をどうすればいいかも分からなくて全身が震えてハンドルを握る手もガクガクしていた
その時、道に左側の先にガソリンスタンドが見えた
数日前まで営業していたのに、チェーンがかけられ事務所が半分解体されていた
もうここしかない!と思い、ハザードを点滅させっぱなしにして後続車が距離を開けたのに安心して
閉鎖せれたガソリンスタンドにハンドルを切って突っ込んだ
はじめガリガリとチェーンに引っかかる感触があって、後はもう目を閉じて頭をかばった
気が付くと救急車が見え、目の前に白い塊があった
ああ、エアクッションだこれ、と思っていると、救急隊員の人が名前や何かを聞いてきた
ぼんやりしながら「誰かけが人はいますか?後続車を巻き込みませんでしたか?」と聞くと
後続車も無傷で、その車の人が救急車を呼んでくれたのだと教えてくれた
俺はそのまま意識を失って、次に気がついたのは病院だった
全治3週間のムチウチと打ち身の軽傷で済んだ
車はぐちゃぐちゃで、ブレーキが効かなった原因は中で何かが折れたためらしいとしか分からない
朝のラッシュ時で、もともと40キロ前後のスピードしか出てなかったのと
チェーンがワンクッションになったのと、ガソリンスタンドの壁にぶつかる前に
積んであった廃材にぶつかりかなりスピードが削がれたのが幸いだった
冷静な判断がとっさに出来たのが凄いや
奥さんや親御さんとの生活が守れて本当に不幸中の幸いだった!
大した怪我がなくてよかった。
それに歩行者やっちゃったら無事に生きてても人生終わりだからな~。
そういう場合ってエンジン切ってもダメなのかな?
まあ、自分ならパニクってそれどこじゃない気がするけど。
>>569です
>>570
ありがとう
>>571
俺の車は、ギアをパーキングに入れないとエンジンが切れない
パーキングに入れるためにはブレーキを踏まないといけないので無理でした
ガソリンスタンドの経営者が、事情を聞いてお咎めなしにしてくれたのも有難かった
余談だけど、子供をはねるかも、って思った時に何故か3つ下の弟のランドセルしょった小学生時代の姿が浮かんで
絶対ダメだって思った
弟はもうとっくに社会人なんだけど、まだ俺に子供がいないせいか
自分の中で「子供」の象徴って弟なのか?って自分の深層心理?に笑った
エンジンブレーキ利用するとかバックギアに入れちゃうとかドアを開けて脱出するとか
色々思いつくけど、一瞬じゃ無理だ。
その点569は尊敬する。むち打ち、よくなるといいね。
朝のラッシュ時で、後続車との距離も近かったし
バックに入れるのは危険だと思った
ドアを開けて飛び降りる、のは頭に浮かんだけど
対向車や後続車を巻き込んで大事故になると思って出来なかった
飛行機のパイロットみたいだな…
40キロっても結構早いよね
エアバック無かったらガラスに首突っ込んでただろうに
本当にお疲れさま