ちょっと胸糞な話。
10年以上前、30代前半の俺はバツイチで子供一人の女と結婚した。
相手は俺と同い年で、俺は初婚。
子供は4歳の男の子で、俺はいきなり父親になっちゃったけど、
何となく懐いてくれて、そんなに違和感無かった。
結婚して3年過ぎたある日の昼間、
警察から「奥さんが交通事故に遭って病院に運ばれた」という連絡が来た。
驚いて病院に駆けつけると、妻の顔には白い布が掛かっていた。布を取ると、
顔の半分くらいは傷を処置したらしい跡。俺は、ただただ呆然。
その場で警察官から事故の状況を聞かされた。
妻は40代男の運転する車に同乗、車はバイパスで中央分離帯に接触した後、
大型車と衝突したという。
運転していた男は意識不明で同じ病院に収容されていたが、
まだ家族は来ていなかった。
名前などを聞いたが、全く知らない人間だった。
学校から帰っていた子供を俺の妹が迎えに行き、
病院で変わり果てた母親との対面となった。
ショックを受けたようだったが、
取り乱したり縋りついたりすることも無く、立ったまま涙を流していた。
今思うと、親の離婚を経験して、辛いことに対する感情のコントロールが、
他の子よりも出来たのかも知れない。
そのとき再び警察官が来た。男の家族が来て、男の素性が分かったことを告げられた。
男は、妻の前夫で、子供の実の父親だった。離婚後は独身のまま。
離婚原因は男の家族と、妻との折り合いが悪かったということらしい。
それだけではないだろと思うが。
なぜ2人が一緒に車に乗っていたのか。
男の財布からホテルのレシートやらサービス券が出てきて、
ほぼ間違いなく不倫関係にあったのだろうという結論。
後日調べてみると、少なくとも1年近く前から同じホテルを何度も使っていたことが分かった。
実際にどのくらい前からだったのかは分からない。
妻のほうからは、そういう関係を示すような証拠の類は出てこなかった。
慎重だったんだろう。余計に裏切られた感じを受けた。
その日は子供を連れて一旦家に帰り、葬儀の支度や、
各方面への連絡などしたが、殆ど眠れなかった。
翌日、病院に行くと、男も早朝に息を引き取ったという。
男の親や親族も病院に来ていた。向こうも、こちらも、何とも言い難い、変な対面だった。
葬儀は当然別々に行い、こちらは遺骨を自宅に置いて四十九日に納骨した。
その際に、男の両親が来て、納骨に立ち会いたい、話もしたい、とのこと。
相手両親は、取り敢えず今回のことをお詫びしたいと、結構な額の現金を包んで来た。
それと、子供に会わせて欲しい、出来れば年に1度でも良いから定期的に会わせて欲しいという。
離婚後、一度も会っていなかったのに勝手な話だと思えたりしたが、
病院で久しぶりに会って、唯一の孫だという思いが湧いてきたということか。
両親は基本的に悪い人ではないが、強引なところもあって、
いつも一緒に居るには、ちょっとキツイかなという印象を受けた。
結局お金は受け取ることにした。慰謝料のつもりだったのだろうが、
子供が将来必要になったときに使わせてもらいますと伝えた。
近年、学費がキツイかなというときがあったが、何とか使わずに済んだ。
まだ手付かずに銀行に置いてある。いずれ子供にやろうと思う。
毎年夏に相手両親が墓参りに来るので、そのときに子供と一緒に食事などしながら話などしている。
今年から子供は進学で家を離れ、家の中は俺1人になった。
血の繋がってない子供で、お互いに微妙な遠慮があったりしたが、いなくなると、やはり寂しい。
夏休みで先週まで帰って来ていたが、バイトだのサークルだので色々忙しいとかで昨日戻って行った。まぁ、まともに育って良かった。
ただ、死んだ妻に対しては、今もわだかまりがある。
前夫に対しても。あんな形で露見しなかったら、その後も続いていたんだろうと思える。
選んだ相手が悪かった、としか言いようがないが、離婚後も関係を続けているような人間っていうのは、それ以前に、もともと根本的な何かが抜け落ちてるんじゃないだろうか。
そういうのを見極めるための要素っていうのは、どうなんだろう、やっぱり、離婚歴もその一つじゃないかっていうのが、どちらかと言えば喪男の俺の全く個人的かつ正直な結論。
長々とクダラナイ話、失礼しました。
連れ子がまともに育ってよかったね、
>>182
大変な思いされましたね
私ならどうだろうか、ちょっと耐えられないと思うな
あなたには愛があったんだと思います
乗り越えられる器量があったのかもしれませんね
再婚は考えてないのでしょうか
>>182
離婚はハードルが下がってるのも原因だと思う
離婚し辛い世の中ならその不倫元夫婦はそもそも生まず夫婦のままな訳だし
周りに感化されてバツイチに憧れたバカ元嫁
子供の事を何も考えてない、自分さえ良ければ、自分の幸せ、自分の自由…
子供が成人しての離婚なら別にいいんだけど、次を次をって考えは馬鹿なの?と思う
>>182
まだまだこれからきっといいことがありますよ