書けた。修羅場吐き出ししますよろ。多少のフェイクありなのでつじつま合わないところが出てくるかもだけど許せ。
俺男…20歳(年齢はすべて当時)。専門学校卒業間近、就職内定済み。大阪から上京して一人暮らし。
カノ子…19歳。大学生で、東京の実家から一度も出たことがない箱入り。当時付き合って一年くらい。
カノ母…40代。パート。夫と死別。女手ひとつでカノ子と両親を養っている。少し天然と聞いていた。
従姉…23歳。契約社員。血の繋がりはほぼないが、関係上はいとこ。小さい頃は家が近所で仲が良かったが、小学生くらいで従妹家が引っ越してしまい疎遠に。大阪から上京してきていたが、東京では一度も会ったことがなかった。
従弟…18歳。高校卒業間近、東京の大学へ進学予定。上記従姉の弟で、姉と一緒に住む家を見るためにたまたまこちらに来ていた。
夢見がちでよく言えば箱入り娘のカノ子は、「早く結婚したいね」が口癖だった。俺も「そうなったらいいね」と相槌を打つ。まぁよくあるカップルのラブラブ会話だと思ってたから。
それが、俺の就職が決まってから少しずつおかしくなった。
「学生結婚に憧れてた」「結婚式はできなくても、写真だけは撮ろうね」「いつうちに挨拶来る?」など。
最初は「まぁまだ早いんじゃない? もう少しゆっくり考えようよ」とかわしていた俺だったけど、だんだん笑えなくなってきていた。
正直言ってカノ子は外見がよろしくない。でも頭はすごくよくて、何よりも俺のことをすごく好きでいてくれた。
俺は処女厨ではないけど、「結婚するまで清い関係でいようね」という言葉に真面目で純粋な子なんだと信じていた。
そしてカノ子は、周りにも「無理だ」と反対されてきた俺の夢を応援してくれていた。だから俺も好きになったんだし、尽くしてきた。
でも結婚となると少し違う。家事はまったくできないし、たまに見る我侭な一面がこの先どうなるのか心配だった。第一、二人ともまだ若すぎる。
就職と結婚が重なるのは重荷だったし、真面目で純粋なカノ子に学生結婚させるのはどうかと思った。
ある日待ち合わせて食事に行くと、その場になぜかカノ母が同席していた。
嫌な予感に固まる俺に、「俺男くんが恥ずかしがって挨拶に来てくれないからぁ」と照れたようなふてくされたようなカノ子。にこにこ顔のカノ母。
やばい、結婚させられる…と俺は頭の中が大パニックに。とにかくこちらも誰か大人を同席させないと、となぜかとっさに思った。
しかし、東京には頼れる大人の知り合いはいない。
…と、ふと従姉が浮かんだ。歳は近いが、ちゃんと働いているし、一度だけメールした時に「副店長をやらせてもらっている」と言っていたのでしっかりしていると思ったのだ。
失礼を承知でトイレから従姉に電話。従姉は突然のことに驚きながらも、「今ちょうど近くにいるからすぐ行く」と言ってくれた。
その電話で「俺男くんは結婚したくないんだよね?」と確認され、俺は「したくない」と即答していた。
機嫌の良いカノ子とカノ母をのらりくらりとかわして従姉を待った。その間の会話↓
カノ母「うちに息子ができるのね~嬉しいわ~。あ、息子になるならちょっとお願いしたいことがあるんだけど…」
カノ子「ちょっとママ、気が早いよぉ」
カノ母「いいのよ、カノ子の幸せが俺男くんの幸せなんだから。俺男くん…少しだけお金を貸してくれないかしら」
俺男「…へっ?」
カノ母「ほら、うちって母子家庭でしょ。何かとものいりなのよ…カノ子のためだと思って、ね? 生活費を少しだけ!」
俺男「いや、それは無理です」
カノ母「お願い!(ry
さて、従姉到着。弟(従弟)と一緒だったらしく、二人できてくれた。
十年ぶりくらいに二人に会った俺はすごく驚いた。昔の面影は残りまくってるけど、従姉はオシャレで可愛い癒し系タイプの女性に、従弟はジャ○ーズも真っ青なハイパーイケメンになっていた。
そして従姉も俺たちを見てびっくり。
従姉「カノ母さん!」
カノ母「従姉ちゃん!?」
かなり偶然なのだが、従姉の働く店でカノ母がパートとして働いていたらしい。
カノ母「従姉ちゃん、俺男くんの知り合い?」
従姉「いとこなんです。一応私が俺男くんこちらでの後見人というか…あ、こちらは弟です」
カノ母「あらーそうだったの! ならちょうどいいわ! ふつつかな娘ですがよろしくお願いします。カノ子、よかったわね。従姉ちゃんはすっごくいい子だからね、カノ子のお姉ちゃんになってくれるわね」
従姉「あの、そのことなんですが…」
あとはテンプレすぎるので割愛するけど、
従姉「結婚の話は学生同士の口約束というか…俺男くんに結婚の意思はありません」
カノ子「騙したのね! ひどい! 詐欺だ!」
カノ母「慰謝料払え!」
従姉「それは今はなんとも言えません。慰謝料を請求するなら、それなりの手順を踏んでください。こちらも弁護士と話し合います」
をしばらく繰り返した。
そしたら急にカノ子が従弟を指差し、「俺男くんとの結婚諦めてあげるから、この子を私の彼氏にしなさい!」
俺・従姉弟ポカーン。目ドコー状態。
カノ母は急に目を輝かせて「そうよそうよ! じゃないと慰謝料!」と援護。
従弟はしっかりしていたので、「絶対に嫌だ。無理だ。もし近付いたら記録を取ってストーカーとして警察に突き出す」と断固拒否。
従弟にふられた(?)カノ子は真っ赤になってワナワナしたかと思ったら、急にテーブルに突っ伏して
「俺男くんの子どもを妊娠してるのに!」
俺男、またもや目がぽぽぽぽーん。「そもそもそんな行為をしたことがない」と猛弁解。
「やった」「やってない」「慰謝料よこせ」の押し問答の末、従姉が「それはいつごろ分かった事実ですか? 病院は行きましたか? 証明はありますか? 今から産婦人科に行きましょう」と言いあっさり終了。
そうしたら今度はカノ母が「公衆の面前で恥をかいた! 慰謝料!」を始め、従姉がついにブチ切れた。
従姉「カノ母さん! いい加減にしてください! そんなに慰謝料を請求したいならしかるべき方法を取れと言っているでしょう!
大体あなたねぇ、そんなにお金がほしいですか? 借金があって大変なのはわかるけど、それも娘さんを甘やかして豪遊させた自業自得でしょう。
お店にまで借金取りが来たときも自分だけ逃げて、恥を知りなさい!」
カノ母「それはふじこふじこ…」
従姉「で、俺男くんはどうするの? カノ子ちゃんのこと」
俺男「もう別れよう。やっていけない。好きじゃなくなった」
カノ子「嫌だごめんなさい許して悪いところはすべて直す(ry
俺男「もう無理。俺とお前は今から他人です。付きまとったらストーカー認定します」
従姉「では金輪際、俺男くんと弟に近付かないでください。あとで弁護士を通じてお話させていただきます」
従姉は「ここの代金です」とテーブルにお金を置き、俺と従弟を連れて店を出た。誰よりもかっこよかった。俺情けないorz
その後はまぁテンプレ通りジュリメールとストーカーで警察介入。
その後従弟にもジュリ手紙(気付いたら鞄にひっかかってたらしい)とストーカーで警察アゲイン。
法的にゴルァ! して、カノ一家は田舎へ引っ越していった。
俺はその後別の彼女ができたけど破局。それから従姉と飲むようになり、交際、婚約←いまここ。
結婚式凸を恐れて万全の態勢で挑もうとしてるところです。
以上です。つまらない話にお付き合いありがとうございました。
ちなみに「頭がいい」というのは「勉強ができる」という意味です。
俺は勉強できなかったから、当時の尊敬ポイントだった。
そして俺はかなりのダメ男です。自他共に認めるヘタレ。
嫁さんには頭が上がりませんww
では、書き逃げですが名無しに戻ります。
そこがフェイクかもしれん。
本当は従姉弟の方なんだね
こんなこと目の前で言われた日には吐き気がおさまらんだろうな。
A男はひどい奴だよね