丁度、忘年会シーズンが過ぎて新年会シーズンの時、
朝刊配る為に暗い夜道をいつも通り自転車に乗って配達していたら、
何かに乗り上げて次の瞬間思いっきり横に倒れた。無論、新聞もバラけた。手をついちゃって、イテェと思いながら何に躓いたんだ?と思って見てみたら
オッサンだった。この時点で、血の気が引いてくのを感じた。
自転車に乗り上げられたのに「イテェ」も何も言わない。黙ってひっくり返ってる。
怖くなってオッサンの鼻の所に指をあててみるが、呼吸をしている様子が無い。
ここで俺、大パニック!まだ携帯が出始めの時代だったので、一般的ではなく
ポケベルじゃ何も出来ないから配達先のビルの警備員さんに事情を話して警察に連絡してもらった。
警察が来て大事になった。第一目撃者なので、現場を離れられる事が出来ず、半分程残ってる
配達をどうしよう、所長にヤキいれられるのかなぁ、というのが最初の修羅場。
次の修羅場は、もし金田一耕助シリーズに出てくる冤罪刑事みたいなのに
「よし、お前が犯人だ!」と決めつけられて、前科がついて刑務所に入れられたら
親泣くだろうなー、人生終わったなー、大学除籍かなー、と気が気じゃなかった事。