もう20年近く前のことなんだけど、通勤途中で見かけた修羅場
住んでたアパートから最寄駅に向かう途中に小学校があって、フェンスの外から校庭を伺っている体格のいいおっさんが目に止まった
「何してんだろう?」と思いながら歩いて行くと、そのおっさんがバッと校庭の中に飛び込んで行った
あっけにとられつつも、通勤の途中だったので、そのまま小学校の方向に近づいて行ったら、さっきのおっさんが泣きながら女の子を抱きかかえて、こちらに向かって走って来た
抱きかかえられていた女の子も顔をぐちゃぐちゃにしていたから、泣いていたんだと思う
すれ違う時、女の子が「おろしてー」「やめてー」と言ってるのに気がついたけど、なすすべがなかった
おっさんは、路肩に停めてあったシルバーの車に女の子を押し込んで、車を急発進させた
呆然と見送っていたら、学校から先生が2人出て来て、1人は次の信号の辺りまで走って追いかけて行った(でも車はとっくに見えなくなってた)
もう1人は、何か私に話しかけたそうだったけど、校庭から出て来たもう1人の先生に呼ばれて急いで戻って行った
私が見ていたのはここまで
誘拐か?と、1日中ニュースを気にしていたけど、それらしい報道はなかった
でも好奇心が抑えられなくて、仕事帰りに小学校の正門前のコンビニに立ち寄ってみた
そこでバイトしたことがあって、オーナーとは気心が知れていたのと、確かオーナーのお子さんの1人が小学生くらいの筈だったから、もしかしたら何か知っているかもと、その日の朝目撃した出来事について話してみた
するとやっぱりオーナーの末っ子ちゃんが在校生で、しかもその事件を受けて、小学校では緊急保護者会があったそうだった
とゆーか、私が目撃した女の子のお母さんは、そのコンビニでバイトしてた
オーナーははじめは言いにくそうにしていたけれど、私の目撃談と情報交換?みたいな感じで色々話してくれた
オーナーによると、あのガタイのいいおっさんは女の子(小3)の別居中の父親だったらしい
おっさんは離婚係争中(おっさんが有責・不倫)で、おっさんの奥さんは子供達の誘拐を警戒して引っ越して来たばかりだったらしい
でも居所を突き止められて、恐れていたことが現実になってしまったということだった
女の子はその日のうちにおっさんの実家のある某離島に連れていかれたそうです
おっさんに横抱きにされて泣きじゃくってた女の子が忘れられません
今でも時々オーナーに教えて貰った名前で検索してみています
なんの情報も得られませんが…
チラ裏でしたね、お休みなさい
普通は誘拐と思って少なくとも車のナンバー覚えて警察に連絡する
相手の体格が良かったなら抵抗できないのは仕方ないにしても見送るって
いくら通勤途中とはいえ正義感の欠乏ぶりがサイコパスに思えるレベル
こうやって文字にした後からでは何とでも言える
その時は何故かおっさんの特徴(顔とか身長)の方に気が行ってしまって、車の色ももしかしたらグレーだったのかも?と言うくらいよく見てなかったです
ただ言い訳すると、追って来た先生達に気をとられた部分があるのと、誰が連れ去ったのかはわかっているような雰囲気があり、「誘拐?」というのは職場に着いてから出てきた考えでした
それでも傍観者的で好奇心丸出しなのは否定出来ないです私はこの時、子どもの誘拐というのは、起きてしまったら目撃者なんていてもどうにもならないと実感しました
だからその後結婚して娘が生まれると、ものすごく心配性な親になってしまい、小6まで登校に付き添っていました
あと、女の子のお母さんは、この出来事の直後にすぐに引っ越してしまったのですが(下の子の誘拐を避ける為)その前にコンビニのオーナーに色々相談していたみたいで、母子の引っ越しの後、オーナーはその相談内容を私を含む常連さんにあれこれ吹聴していました
それもあって私は、他人は信用してはダメだと肝に命じています
オーナーから聞いた話によると、女の子のお母さんも必死になって対策を練って実行していましたが(1年に4回引っ越した)相手の方の非常識さと狡猾さの方が上で、ことごとく居場所を突き止められて、ついに…ということだったそうです
5チャンでは仕返し出来た話の方が多いのですが、泣き寝入りみたいになってしまったケースも実際には多いのかな?と思います
セガールならその場で奪還出来ただろうけど
離島とか男尊女卑だろうし、女児を押し込めたって碌なことにならないよなあ
そこらへんがザルだと逃げても逃げても意味がなく、ただお金体力気力を消耗するだけだね
そこんとこの法改正を要請する市民活動もあるみたいだね
当時は今ほど個人情報が厳しく管理されてなかった時代なので、数万円程度の出費で、固定電話の移動とか郵便物の転送とかの情報を入手出来たみたいです
あと、夫婦の別居と同時に母方の祖母と同居を始めたそうなので、お祖母さんの個人情報から辿ったのかもしれないと、オーナーは言っていました
お母さん自体は警戒心がすごく強かったそうで、小学校の正門前のコンビニに勤めたのも、何かあった時にすぐに駆けつけることが出来るためだったようですし、携帯も家族契約のを捨ててプリペイド式に変えていて、情報が辿られることには神経質になってたそうです
でもお祖母さんは「そこまで警戒しなくてもいいんじゃない?」というスタンスだったそうなので、近所の人に引っ越し先を言ってしまってたかもしれません
今は当時と比べたら情報が守られているので、心配無いかもしれませんが…
おっさんの実家は資産家だったらしいので、お金の力だったのかな?と考えると気分が暗くなります
離島で幸せに暮らしてた子どもが都会でころされる事件もあったし
金持ちのお嬢様で幸せに生きてるかもよ
島民に一般常識が通じず島内ヒエラルキーに基づいた独特かつ堅固な団結があっていまだに司法の
介入が不可能な感じなんだろうか
誘拐された女の子は元々おばあちゃん子で、未就学の時は、両親が一緒でなくても、女の子だけで3~4ヶ月祖父母の家で過ごせるくらいじいじとばあばが大好きで、だからこそお母さんは誘拐を警戒していたようでした
コンビニ店長喋りすぎ
それなりに幸せに暮らしてるかもしれないよ
ここに書くのは自粛しますが、上に書き込んだことは店長が話していたことのほんの一部で、もっと色々な話をあのコービニの常連は聞かされています
正直言って、女の子のお母さんも喋りすぎだと思うのですが、知人のいない土地で、味方が欲しかったのかのかな?と考えるとせつないです
女の子はお祖母さんに懐いていたのかもしれませんし、リゾート地は楽しいかもしれませんが、躾とか教育とか、その後の人生を考えるとただただハンデにしか思えず、いつまでも忘れられない事件ですあと、ネタと思う方はそう思って貰っても構いません
私もこれを書きながら、やってることは店長と一緒だなと、後悔している部分もあるので、ウソだと思われるならそれはそれで女の子や女の子のお母さんにとってはいいことだろうという気もします
それでは失礼します
その時に何もしないわ延々と情報垂れ流すわ
しかも案外幸せかもねというレスがつくと全力否定に来るとか
もうこええよ