646： 名無しさん＠おーぷん 2018/05/26(土)10:08:42 ID:bbn
だけど彼女には夢があって、着実に実績を残してる
その界隈（海外）では期待の新人としてそこそこ有名でもあるし、
スカウトなんかされても毎回即座にお断りをしてた
そんな彼女を狙う男性も多くて、あるとき大学の先輩が他大学のパリピな男を友達に一方的に紹介した
だけど友達はパリピ男が近づいた瞬間、強い拒絶を示した
「あなたとはお友達どころかお知り合いになるのもお断りです」って
あまりに強烈な拒絶に驚いて周りが理由を求めたら
「あなた喫煙者でしょう？タバコの匂いが染み付いてるわ。
私は一生喫煙者とはお近づきになれないのです」と述べた
あんまりな嫌煙家発言に周りがフリーズする中、
私達の隣を歩きタバコをしたスーツ姿の男性二人が取引先の愚痴をこぼしながら通り過ぎた
そしてその内の一人が、火のついたままのタバコを他人の家の生け垣に投げ入れた
友達はそのタバコを拾い上げて火を消すと、
「私はあのような喫煙者が嫌いなのです。あなたがそうでないと
見抜く目が私にはありませんから」と告げて、
友達は先輩の面目も気にせず背を向けて歩き去ってしまった
私も他の友達も、「変な男だったら逆恨みされて危ないよ。
素性がわからないうちは穏便に対応しないと」と伝えたけれど
友達は「喫煙者だけはどうしても無理なの」と頑なだった
少ししてその理由がわかった
不幸なことに友達が道中、男から白い汚物をかけられた
もしかしたら知ってる人もいるかもしれないけれど、数年前東京のとある地域で有名な変質者だった
同じ学内に私が知るだけでも被害者が3人もいた
友達もその被害者の一人で、座っているところ、ほんの一瞬で汚物をかけられてしまった
幸いなことに私はその日、厚手のパーカーを着ていたので、
友達に服を脱がせて私のパーカーを着せることにした
しかし、友達は私よりなで肩だったため、パーカーがだぶだぶ、綺麗な鎖骨は丸見えになっていた
そしてその鎖骨のところに、ひどいケロイドを見てしまった
友達は私に絆創膏がないかを尋ね、私は絆創膏を数枚渡した
三枚でやっと見えている部分のケロイドは隠れた
友達はケロイドの理由を教えてくれた
小さくてまだベビーカーに乗っていた頃、偶然歩きタバコをした若い青年が通りかかったそうで
青年は何も考えずにそのタバコを空中に捨て去ったそうだ
そのタバコは風に乗り、不幸なことにベビーカーで母親を待っていた友達の上に落ちてしまった
タバコは服に引っかかり、鎖骨の近くをひどく焼いてしまった
友達の母親は公園のトイレに兄を連れて行ったところで、泣き叫ぶ友達の声を聞いて慌てて助けに行ったけれど、火傷はどうしようもない状態だったそうだ
公園だったので歩きタバコをしていた男性の姿は複数の人が目撃していたけれど、
結局加害者は見つけられなかった
友達はその時の痛みを強く記憶していて、時たま治ったはずの火傷に強い痛みを感じることがあるらしく
同時にタバコを吸う人に強く恐怖と嫌悪感を抱くようになってしまったらしい
友達は「タバコはとても危険なものなのよ。だけどこの傷跡を見せても、どれだけ危険性を語っても、歩きタバコもポイ捨ても少しも無くならない。だから私は喫煙者が怖くて嫌いなの」と話してくれた
この話から数年して、私もタバコの被害にあった
母のために植えたカーネーションの手入れをしていた時、通りすがりの歩きタバコの主が火のついたままのタバコを投げ捨てた
それが風にのって転がってきたことに気づかず、尻もちを付きそうになった私は、転がってきたタバコに手をついてしまった
体重のかかった手は痛みを感じてもすぐにはのけられなくて、数秒で手に大やけどをしてしまった
すぐに流水で冷やして病院に行ったけれど、痛みが一向に引かないし、確実にタバコ跡とわかるような傷が残ると言われてしまった
捨てた男性はもう遠くに行ってしまって責任も問えない、手の傷のおかげで仕事もできないし、私生活も差し支えている
歩きタバコをする人、火のついたままのタバコを捨てる人、その人は他人の心身に一生残る傷を負わせることもあるということを理解して捨てているのだろうか
友達の話は本人に許可を得て書き込んでいます
一人でも歩きタバコをする人、火をつけたままのタバコを捨てる人、タバコの被害者が減りますように
