1: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2015/10/28(水) 02:59:25.50 ID:qOAFh52E0.net
別に全然怖くもないし、どっちかというと笑って流せるレベルの話ばかりで、むしろもっと怖い体験したことある人いるかもしれん。
ただ当の本人としては後で思い返してカナリ肝を冷やしたし、きっとおまいらも、一度くらいは「もしその筋の人間にあんなことやこんなこと言ったりやったりしてみたらどうなるんだろう」とか考えた事あるだろ?
これから話す体験談はそんな些細な好奇心を満たす事が出来るんじゃないか、と思う。
俺が体験したヤ○ザ絡みの怖い話をする。
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1445968765/
1 某国マフィアのAさん
2 某歓楽街の大物に絡む
今回は書き溜めてあるぜ!リクエストあるか?
当時高校2年生だった俺は週末になると毎週の様に行きつけのクラブへ繰り出していた。
この店は一応クラブではあるものの、かなり小規模のアットホームな店で毎週毎週ほぼ同じメンツしか来ない。
なんというか踊りや音楽を楽しみに来ている、というよりはそこに集まるメンツと楽しく飲むオフ会みたいなノリだった。
年齢層もカナリ高かったので(平均20台後半~40台くらい)、10台だった俺はそれはもう我が子の様に可愛がられた。
そんな俺を暖かく迎えてくれたメンバーの内の一人で、某国のマフィアとして紹介されたのがAさんだった訳だが(もちろん本人の前でマフィアだよ、と言われた訳ではなく、紹介してくれた人に後ほどコッソリ耳打ちされた 。)、俺は全く信じてなかった。
何故かと言うとまずそもそも893とかマフィアとか、そういう浮世離れした世界の人間が、こんな身近にいる、という実感が湧かなかったから、というのが理由として大きい。
そこにいる人達は皆イイ意味で庶民的な人ばかりだったし、自分自身庶民的な高校生だったので(庶民的な高校生が日常的にクラブに行くのか、という事は置いといて)尚のこと信じ難かった。
普通に気さくで優しいおじさんくらいにしか思ってなかったのだが今にして思えば、そもそもまず外見から一目見てそれとわかる装いだったのに何故信じられなかったのか不思議で仕方がない。
当時の俺はあまりにも純粋すぎたのだ。
サングラスの奥から覗く、柔和な笑顔とは対照的な、鋭い眼光。
タートルネックのセーターに年齢不相応なピアスや金のネックレス。
そして何より不自然なくらいの羽振りの良さ。
一緒に食事に行ったら待ち合わせ場所に黒塗りのセンチュリーが迎えに来たなんていう話もあった。
もう説明の余地あるか?っていうレベルなんだが、本人が決して自称しないものだから(する訳ない)そうではないのだと思い込んでいた。
事の真相が知りたくてならなかった俺はある日、遂にとんでもない決断を下したのである。
「そうだ、本人に聞いてみればいいじゃないか。」と。。。
あくる日の夜、例のクラブへと足を運ぶ。
Aさんはいつもの様にニコニコ楽しそうに酒を飲んでいた。
俺はAさんに歩み寄って話しかけた。
俺「やぁ、Aさん」
Aさん「ん?おう!おめぇか!元気か?ちゃんと学校行ってんのか?」
俺「うん。ところでさ、前から聞こうと思ってたんだけど」
Aさん「おう!なんだ?」
俺「Aさんってさ。
仕 事 な に し て ん の ?」
とうとう聞いてしまった!
パンドラの箱はいざ開かれん!!!
しかし、意外な事にAさんはいつもの飄々とした調子を一切崩さず、あっけらかんと答えたのだ。
Aさん「おう!俺な!プロレスの興行やってんだよ!」
俺「へぇーそうなんだぁーすごいね!じゃああのハッスルハッスル!とかいうのもやってんの?」
Aさん「おうおうそうだよ!良く知ってんなおめぇ!おい!マスター!こいつに一杯ワイン出してやってくれ!お前も今度見に来いよ!なっ!」
俺「うん。ありがとう!」
俺が当時流行りの小川直也のネタを知っている事に気を良くしたのかAさんはワインまで奢ってくれた。
プロレスの興行がその世界の人間のシノギの一つであることはもう周知の事実であろう。
俺はAさんが「何なのか」ではなく「何の仕事をしているのか」を聞いた訳だが、その返答に対して彼は職務の内の一つである「プロレスの興行をしている」と答えた。
これ以上完璧な回答はないのではないだろうか。
無邪気な少年の純粋な疑問に対し、自分の素性を悟らせまいと配慮しつつも、尚且つ嘘も付かない、という見事な対応である。
しかしプロレスの興行が彼らの主たる収入源の一つである事を知らなかった当時の俺は「なんだ、皆脅かしてくれるな。
まともな仕事に就いてる立派な社会人じゃないか。大体もしホンモノだったら職業の話題についてもっと敏感なハズだ。あんなにあっけらかんとしていられる訳がない。」と1人納得し、かくしてAさんカタギ説の信憑性はますます揺るぎないものへと変わっていったのである。
完
んじゃ2番行こう
2 某歓楽街の大物に絡んだ時の話
まず前提として話しておきたいことがある。
俺は別に酒は強い方ではないのだが(スグにベロベロ)量だけは結構飲めてしまうのだ。
酒のせいで色々な失敗はしたが、失敗するのが怖くて酒が飲めるか、というスタンスだったし、とにかく酔っ払うのが好きなので飲む時は浴びる様に飲んでいた。
そんな俺も飲んでる時の自分への約束事として酔った勢いで人に喧嘩を売ったりだけはしないと決めていた。
格闘技をやっていたので1対1なら喧嘩になってもそうそう負けない自信はあるが、喧嘩なんてしなくていいならしない方がいいに決まってるし、まぁそもそも俺は今までの人生の中で喧嘩なんかほとんどと言っていい程したこともない。
じゃあ何でわざわざ、こんなDQNアピールじみた能書きを垂れているかというと、たまに酔うと気がデカくなってケンカ腰で一般人に絡み出すヤツっているだろ?
俺も酔っ払うと気がデカくなるのだが喧嘩っ早くなるのではなく、人見知りをしなくなるタイプの方だ。
この出来事をもって自分は前者のタイプじゃなくて本当に、本当に良かったと改めて実感したので、敢えてここの部分を掘り下げて説明しておく必要があった。
それじゃ行くぞ。
0.5割くらいフェイク入ってる。
友人(B)の友人(Cさん)が経営するバーで楽しく飲んでいた時のこと。
店内のカラオケ機で誰かがSMAPのオレンジを歌い始めたのだ。
この曲には色々な思い出があるので俺も加勢せずにはいられなかった。
辺りを見回すとカウンターの端で若いB系のお兄さんが歌っていた。
その左隣には割と落ち着いた感じの、大人しそうな青年が座って静かに飲んでいた。
例によって例の如し。
酔っ払って気分が良くなった俺は臆することなく、二人の間に割り込み肩を組んで一緒に歌い始めた。
B系のお兄さんの方は結構ノリノリで「おっ!?一緒に歌う?」とか言ってマイクを渡してくれた。
青年の方はちょっと困った様子で「しょうがないなぁ」といった感じの苦笑いを浮かべていた。
3人で肩を組み、横に揺れながらオレンジを歌い終えた後も俺はあっちこっち行ったり来たり、適当にお兄さん達に絡みつつも、楽しいひと時を過ごした。
翌日、友達の家で昼頃目を覚ました俺は当然仕事に間に合わず、バレバレの体調不良を装い、欠勤連絡を入れ、しばらく休憩してから当時掛け持ちしていた夜の仕事へ向かった。
そう、昨日大騒ぎしたあの街にまた繰り出したのだ。
街の入り口付近に辿り着いたところでBからめちゃくちゃ長文でしかもかなり慌てた様子のLINEメッセージが届いた。
噛み砕いて話すと
・昨日俺が絡んだ2人は日本で5本の指に入る大規模なその筋の組織のお偉いさんでその街の半分くらいの人、店がその2人に世話になっているくらいの超大物だった。
・俺は全く気付かなかったが、店の外に車が停まっていて、付き人の若い衆(?)が見張っていたそうなのだが、俺が彼らに絡む度にCさんに「なんか変な兄ちゃんがウチの人に絡んでるけど大丈夫なのか?」と確認の連絡が入っていたらしい。
幸い、Cさんが「◯◯さんも彼の事を気に入ってるみたいなので大丈夫です。」とフォローしてくれたお陰で危うく難を逃れた。。。
それならそうとその時言ってくれれば良かったのにと思ったのだが、
Cさんにしても俺が彼らに対して急によそよそしくなってしまったら逆に感じ悪くなるし、
恐らく俺が変な絡み方をする事(ギリギリのラインではあると思うが、、、)はないだろうと判断して放っておいてくれたのかもしれない。
そんな経緯があり、今日になってCさんから「俺くん他のお客さんに絡むのは勘弁して笑」 みたいな感じでBに連絡が入っていたらしい。
それだけ偉い人間ともなると俺が働いていた夜の店の人間とも当然繋がりがあるはずなので、内心ビクビクしていたが特にお呼び出しがかかる事もなく今に至るので、多分当の本人達からしたら取るに足らない事だったのだろう。
まぁ結果的には全然大した話じゃなくて申し訳ないのだが、冒頭の話の通り、もし俺が酔うと喧嘩っ早くなる様な体質で、例えば誰かの制止とかが入る前に罵声を浴びせ、胸ぐらの一つでも掴んでいたらどうなっていたのだろう、と後になって考えるとゾッとする。
おわり
普通の構成員だったらキレられてたかもね。
俺の遭遇したヤクザもすごく優しかったわ
チンピラは論外だが