神経わからんなのか衝撃なのか判断つかなかったからコッチに
だらだら長く書くよ
幼馴染みは毒親育ち
御近所なら誰もが知ってるくらい酷い家に縛り付けられていた
幼馴染み本人が学校や自治体に相談しても保護してもらえなかった
関係ないかもだけど、親御さんが教師だったり銀行員だったりして
外面が良かったせいもあるのかもしれない
不思議なもので幼馴染みがいざ結婚して家を出るとなった時、事故で親御さんが亡くなられた
同じ町内会だったから通夜に行ったんだけど、親戚を名乗る中年男に囲まれて幼馴染みが恫喝されててびっくり
葬儀社の方が理由をつけて幼馴染みを引き離していた
後から幼馴染みに聞いたところ、豪華な葬式にしなかったことに腹を立てた親戚が幼馴染みが金をケチッたんだと思い込んで因縁をつけていたんだとか
幼馴染み自身の給料は親に搾取されていたから貯金なんかできなかったし、
親は毎年家電や車をコロコロ買い換える派手な生活をしていたから家の金なんか無かったらしい
後から入るだろう生命保険を頭に入れても300万で通夜・葬式・戒名と位牌代を捻出しなければならない状態だったそうだ
いくら説明しても教師と銀行員の夫婦が金持ってないわけないだろと怒鳴られたとか
「無いものは無いのにね、それならお前が金借りてでも豪華にするのが親孝行だろって説教されたの」
若いんだから売れるものは体でも売って恩返ししろとか怖いよね、と言うのでしばらく私の実家に居候してもらった
そうでもしなければ死んでしまいそうな様子だったから
実際、葬式の後3ヶ月くらい親戚の人を名乗る人が近所をうろうろして危険だったし
すごい不思議なんだけど、100%善意みたいな口調で「若い女が資産もったら危ないと思うんですよ、だからね、こう、私たちみたいな血縁の年上の者が管理してですね、守ってあげた方が彼女のためなんです」とか言うの何なんだろうね
どこにいるか知りません?と言うんでとぼけておいた
すでに結婚するからというので有給消化に入っていた段階だったから、幼馴染みは周囲を警戒しつつ毎日実家の片付けをしていた
幼馴染みの実家の荷物が片付いていくのに比例して、幼馴染みも元気になっていった
元気になったというより、正気に戻っていったという感じが近いかな
変に謝ったり怯えたりすることが減っていった
四十九日を迎える頃には幼馴染みは我が家から出ていった
部屋はあるし気を使わなくていいと引き留めたんだけど、親戚のこともあるし悪いからと行ってしまった
枯れて消えてしまいそうな雰囲気も消えたし、何かあったら連絡してねと言い含めた
幼馴染みは自身の実家には戻らず、ウイークリー?みたいなところで生活していたらしい
一周忌を終えると幼馴染みは土地家屋を売って嫁いで行った
幼馴染みが結婚してからも細々と交流が続いていた
幼馴染みが嫁いでいって10年、彼女が大事な話があると連絡してくれた
嫁いだ家でも色々あったようで、彼女の葬式の時並にやつれていた
結婚直前から変だとは思っていたらしいんだけど、彼女はご両親がご両親だったから感覚が麻痺していたんだろうね
10年耐えてしまった
なぜか結婚指輪を姑と買いに行き、指輪は無駄だからと時計にさせられたエピソードからしてもうね
普通その時点で結婚を考え直すだろうと
まあ姑とは別居だったみたいだけど、月に1度は夫の実家に泊まりにいかなくてはならなかったそうで
妊娠が分かった時にはご先祖様に報告しろと炎天下の中山頂付近の墓まで挨拶に登らされたらしい
そんなん拒否しそうなもんだけど、彼女は耐えてしまったんだね
「実家でも似たような扱いを受けていたし、どこの家も同じなんだなと思っていた」そうだ
幼馴染みが覚醒したのは子供をとられかけたから
幼馴染みの義実家が、反抗期で言うことをきかなくなった幼馴染み長男を養子に出そうとした
姑の知り合いの子供がいない夫婦のところにやられそうになった
当然長男は泣いて拒否、言うこと聞くから!いい子にするから!と幼馴染みにすがり付いて助けを求めてきて発覚
幼馴染みが夫に抗議すると、「養子の話にまぜてもらえなかったから寂しかったの?」やら「子供に灸をすえるための冗談じゃん」やらで話にならなかったと
「実際反省したみたいだしいいじゃん」という夫に猛攻義したら「実家に帰ればwwwもうないけどwww」
聞いてる私も他人事ながら腹が立って腹が立っていられなかった
「だからね、出てきちゃったの」と幼馴染みは笑う
「お金もぎっちり夫が管理してたし、実家もない女が子供連れて逃げるとは思ってなかったみたい」
私には実家の土地家屋を売ったお金がある、それを夫も知ってるはずなのになぜ逃げられないと思ってるのかしらねと笑う
幼馴染みは毒親育ちで感覚はだいぶズレているけど頭がいい
お子さん達を連れて逃げ切って欲しい