332: 恋人は名無しさん 2006/05/08(月) 01:36:44
自分でも訳の分からない話なんですが、投下してもいいですか?
◇修羅場◇part22
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おk
それでは遠慮なく…
1年前の話。
私21歳
元彼(T)22歳
彼(K)20歳
私とTは同じ学科の先輩・後輩。私が2年生、彼が3年生の頃半年間付き合った。
Tは一見さわやかで人当たりがいいんだけど、
付き合ってみるとなんというか独りよがりで、
男の癖に悲劇のヒロイン気質でちょっと危ない人だった。
別れたときも泣いて縋られたり死んでやると騒がれたり大変だったけど、
一緒にいるとこっちまで駄目になると心を鬼にして無視。
それからしばらくしてTはアメリカに留学した(元々予定してた)。
留学から一ヶ月くらい経った頃、Tからのエアメールが届いた。
留学のことや将来のことで悩み精神状態が不安定だったこと、
離れ離れになる不安でちょっとおかしくなっていたこと、
今まで私にしてきた行為を本当に反省していることなどが書かれていた。(何故か英語で)
もう今更Tに対して怒りもないし、これで本当に終われたんだと思っていた。
語学を勉強しているので翻訳自体はそんなに苦になりませんでしたが、
何故に英語??とかなり引きました…
3年生の半ばから、学科は違うけど顔見知りだった後輩・Kと急激に親しくなり、
付き合うことになった。
それから何事もなく平和に過ごし、4年生の春。
Tが帰ってくる日がやってきた。
Tは4年生で留学したので、留年と言う形になっている。
私はTが留学している間に、Tのいた研究室に入っていた。
要するに同学年で同じ研究室ということだ。
Tが帰ってくるということで、研究室でおかえりパーティーが催されることになった。
パーティー当日。多少の気まずさは感じていたけど、
Tの様子に妙なとこは見られないし、もう昔のことだからTも忘れただろうと
普通に接するように心がけた。
Tも他の子と同じように冗談を交えながら話かけてきたりしたので、
私は安心しきっていた。
途中トイレに立ち、トイレから出ると何故かTが立っていた。
まぁ、Tもトイレなんだろうと思って、
軽く会釈して通り過ぎようとしたら、いきなり右腕を掴まれた。
びっくりして振りほどこうとしたら、掴む手に力を入れてくる。
Tの目線の先には、右手薬指にはめたKとのペアリングが。
Tと別れる別れないの言ってた頃、リングを贈られた事があった。
私は指輪は特別なものだと思ってるから、
こんな気持ちで受け取れないと付き返したのだった。
T「今の彼氏からの指輪だったら着けるんだ」
私「…彼氏のこと本気で好きですから」
T「俺とは遊びだったんだ?」
私「違います、ただ付き合うまであんな人だとはわからなかっただけです」
ここで、私達が遅いので友達が様子を見に来たので、とにかく研究室に戻った。
ある日の夜、私が研究室のパソコンを使ってると、Tが入ってきた。
密室に2人きりは正直危険な気がしたけど、
急に出て行くのも変なので、できるだけ意識しないように努めた。
しかし、気付けばTが私の横に。
私が立ちあがろうとすると、右手を押さえられてしまった。
T「どうして避けるの」
私「仲良くおしゃべりするような仲じゃないでしょう」
T「俺はやり直したい」
私「死んでも御免です」
T「俺の何が駄目なの?悪かったところは治したつもりだよ」
私「つもりだけじゃないですか、聞く耳持たないとことか全然変わってない」
そこでTはカッと来たようで、いきなり私の指から指輪を奪うと、
窓の方へ行き投げ捨ててしまった。真っ青になった私は
階段を駆け降り、泣きながら指輪を探しまくった。
でも4階から投げられた指輪がそう簡単に見つかるわけもなく、
涙でぐちゃぐちゃの顔で研究室に戻った。
もうTはいなかった。
KにはTのことは話していなかった。
今考えると当時の状況だけでも話しておくべきだったんだけど、
過去の恋愛の話をするのはルール違反だと思ってたし、
何よりKに心配をかけるのは嫌だった。
指輪のことは、不注意で失くしたと言って謝った。
その数日後。Kが、サークルのある日なのに何故か「今から会いたい」と。
珍しいことなので妙に思いつつ「いいよ」と返事して彼が来るのを待った。
しばらくしてやって来たKの様子が明らかにおかしい。
「どうしたの?」と尋ねると、Kがテーブルの上に何かを置いた。
それは捨てられたはずのあの指輪。
びっくりして「これどうしたの?!」と聞くと、
「Tさんって人から渡された」と。そして信じられない言葉が。
「お前、この指輪Tさんの家に忘れてたんだって?
Tさんがお前に返して欲しいって。
…Tさんの家では指輪外してるから忘れたんだろうって…」
血の気が引いていくのが分かった。
Tはあの時指輪を窓の外に投げる振りして隠し持ってたのだ。
そしてこうやって浮気の証拠としてKに渡したのだ。
私「絶対違う!信じて!」
K「僕だって信じたいよ!だけどじゃあ何でTさんがそれ持ってたんだよ!」
私は殆んどパニック状態で、うまくKに説明することも出来ず、
「絶対違う!信じて!」を繰り返すばかりだった。
Kも泣いた。
一睡もしないまま夜が明けた。
取りあえずKは授業もあるし朝ごはんを食べようということになった。
疲れ果てて逆に冷静になったのか、信じてもらえなくてもいいという気持で
事の顛末を全部Kに話した。Kは力なく「わかった。」とだけ言った。
Kが学校に言った後、Kからメールが来た。
「お前を信じようと思う」と書いてあった。
何かいろいろ期待されているみたいなのに、しょぼい展開ですみません
事実は小説よりも奇なり、とはなかなかいかないみたいです。
その後、Kの提案で、3人で話し合いの場を持つことに。
場所はTが暴れたり出来ないように人の多いファミレス。
私はかなりの修羅場を覚悟していたのだが、拍子抜けな事に
Tは始終泣きじゃくりながら延々と持論を展開するのみ…
曰く、私は親の愛が足りないから子どもだったから、
Kのように私を甘やかすタイプじゃなく、
厳しいことも言う自分のような存在が必要。
また、マイペースという言葉を隠れ蓑に、
人と本当の意味で交わろうとしない孤独な人間だから
自分の愛の力で救ってやる、ete…。
Kも私も「こりゃ病気だから口で言ってもどうしようもない」と判断し、
その場はうまく宥めて帰し、
担当教官(生徒のプライベートのことまでよく面倒を見てくれる先生だった)
にこれまでのことを報告。
基本的に世間体を大事にするTは、教官に釘をさされた後は、
ピタっと私達に付きまとうのをやめました。
同じ研究室に所属していたのですから
その後も顔を合わせる機会はありましたが、何事もなく卒業することが出来ました。
Tは今はうちの大学の院に残りながら他大学の院を受けるために勉強していると聞きます。
なんか尻すぼみですみません