中学の同窓会で先生に人殺しと言われたこと。
先生は15歳年上のいとこと同窓生で親友だったんだが、それがわかったのは
私が高校生になったばかりの時、いとこの通夜での席だった。
当時はいとこの死因は
「もとから心臓が悪く薬を飲んでいたが、突然の発作で薬を過剰に摂取してしまったことが原因」
と説明されていたが、よくよく考えるといとこの心臓が悪いなんて話は聞いたことないし、
たしかスキーのお土産とかもくれたはず。
今までにあった修羅場を語れ 12
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なによりいとこは医療従事者だった。いくら慌てていたとはいえ仮にも専門家がそんな死に方をするのか?
とおかしな感じはしたが誰に尋ねるわけにもいかず、なるべく気にしないようにしていた。
それから4年後、成人式の後に中学の同窓会を開くことになり、
当時の先生方も参加してくださることになった。
当日用事があり少し遅れて会場に入り、友人とあいさつしていのだが、
いきなり背後からビールをかけられた。
びっくりして振り返ったら先生がすごい形相で立っていて、
「この人殺し!」「阿婆擦れ!」「おまえのせいでいとこちゃんは死んだんだ!」と罵られた。
私も含めその場にいた全員突然のことで固まってしまってたが、先生がグラスを持った手を振り上げたとき
男性陣が先生を後ろから羽交い絞めにして抑えてくれた。
それでも私は固まったままで、友人と騒ぎをきいて駆けつけてくれた店員さんに連れられて
他の座敷に避難したところでようやく我に返った。
とりあえず両親に連絡して迎えに来てもらったが、待っている間ずっと先生の怒鳴り声が聞こえてきた。
次の日、その場にいたもう一人の先生から謝罪の場を設けたいと連絡があり、
両親と一緒にその場に赴くと本人はいなかったが連絡をくれた先生、先生のご両親、同窓会の幹事がいた。
幹事も先生に呼ばれたらしい。
ご両親は「娘が申し訳ない」というんだが理由を尋ねると口ごもる。
知らないという感じではなく、言いにくいみたいな感じで先生と幹事を何回も見て。
それに気づいた先生が幹事を連れて席を移ってくれてようやく理由を話してくれた。
どうやら先生はいとこの三回忌の後形見分けとしていとこの手帳をもらっていたらしく、そこには
「いとこ恋人がしきりに私を紹介しろという、恋人が私に心変わりした、
私が好きだから別れろ、そして恋人と私を仲介しろといってきた、私が憎い、いとこは私のせいで死ぬ」
といったことが書いてあったらしい。
それを見た先生は私さえいなければいとこは死ななかった、という思いと
いや私は悪くないという思いの板挟みになっていたらしいんだが、
お酒が入っていたことと私を見たことで感情が爆発したらしい。
自殺かもとは思っていたが、こんな理由だったとは思わなかった。
私も両親も頭を殴られたような気分だった。
両親ととりあえずその場はお開きにしてもらって叔父夫婦に連絡を取って確認したら、
初めは口ごもっていたが事情を説明したらみとめた。
手帳の内容も知っていて渡したらしい。
遺書の内容も上記のようなもので自殺と説明するわけにもいかず、
だけど本当の理由を誰かに知ってほしくて手帳を渡したといった。
とりあえず先生には台無しになった同窓会の費用を負担してもらうこと、参加した全員に謝ってもらうこと、
あと私の洋服代を払ってもらうことになったんだが、その後も先生からのごめんなさいから始まって
最後には私が死ねばよかったで終わる手紙が何通か来たので警察に相談と教育委員会にコピーを送っといた。
正直先生よりも怖いのは顔も名前も知らないいとこの恋人。
私も両親もあった記憶はないし、どう考えてもその恋人とやらが私を知りいとこに紹介しろと
迫ったのは私がまだ中学生の時。
もし先生が接触して実家の住所やらを吹き込んだらと考えると背筋が寒くなる。
今でも親戚中が詰め寄ってもその恋人の写真も名前も住んでるところも忘れた、
いとこの物は形見分けの時処分したと言い張る叔父夫妻は、きっと私を心底恨んでるんだろうとは思う。
叔父夫婦は気の毒だけど姪を恨むのはまったくのお門違いだし
先生だって逆恨みに間違いないし、自殺した従姉もその元恋人も皆おかしい
狂ってるようにしか思えない
15上ってことは、中学生の私に対して30歳前後ってことだよね。
30のがけっぷちの女が恋人に捨てられて、それもイトコの若い女に心変わりされて、
それを仲介しろと命令されて、心が砕けてしまったんだろうな。
イトコの恋人男はクソ最低のクズ野郎だねー 30で中学生に欲情か。ドスケベじじいだな。
たとえ自殺の理由が遺書や手帳に記されたものとは違っても本人がいない以上確かめる術はないし、
いとこの恋人がいとこを別れるために「私に心移りした」と言ったのか、本当に心移りしたのかもわからない。
でも少なくとも叔父夫婦と先生の中では
「恋人が私に心移りしたせいでいとこは自殺した、私さえいなければいとこは死ななかった。
私がいとこ恋人をたぶらかし、いとこを殺した張本人」
だし、私はいとこ恋人の存在に何かにつけ怯えることになる。
件の恋人へ憎しみの感情がいかないのが何故なのか私にもわからない。
その恋人がひょっとしたら私に付きまとうなりなんなりして、
その結果私をどうにかしてくれるかもとか思ってるかもしれない。
それか単純によく聞く「女は浮気されると恋人ではなく浮気相手が憎くなる」みたいな心理と同じかもしれない。
ひょっとしたらよほどいとこが遺書や手帳以外では生前恋人を褒めていて、
それほどの好青年がそんな非常識なことをするのは私がたぶらかしたから、って思われてるのかもね。
ただ、先生に関しては騒ぎになってしまってもう後には退けなくなって、徹底的に私を悪者にしておかないと
いけないところまで追いつめられていたのか、単に開き直ってしまったのかなと思う。
こっちが誘惑したでも奪おうとしたでもないのに。
20には何一つ悪いところがないのは確かなのに。
気味悪いと思うわ、本当にお気の毒。
でも忘れちゃえとも言い切れない、
ズレまくった悪意に、用心し続けないといけないのも、
しんどいだろうし忌々しいね。