889: おさかなくわえた名無しさん ID:xywrCx0t
衝撃的、と言うほどでもないかもしれないけど。ちょっと長い。
うちから車で30分ぐらいの所に旦那の実家があった。
そこが空き家になって1年ぐらい経った頃のこと。
偶数月は私、奇数月は義妹で交代で空き家になった家に隔週で風を通しにいってたんだ。
どちらかが住めばいいんだけど、地下鉄の駅からバスで40分、そこから徒歩20分と
通勤に不便だったから、いずれどうにかするにしてもその時は保留状態だった。
ある日のこと。実家に行ってきた義妹がうちに来て「実家が何か変なの!」って。
義妹が言うには、はっきりこうだ!ってのは無いんだけど、
この前行って玄関に入った時に、いつもは無い臭いがしたらしい。
空き家って言っても毎月2~3回は天気のいい日を選んで行って
全部の窓を開けて空気を入れ替えてるし、消臭芳香剤も部屋ごとに置いてる。
だから今まで玄関に入って不快な臭いがしたことなんてなかったのに
なんだろうと思って家中調べたけど、原因が分からなかったらしいのね。
それでまさかと思うけど浮浪者が棲みついてたりしないよな・・・と思って
(近所の空き家で実際にあったから)
玄関から廊下を通ってリビングに入る扉の上部に
トイレットペーパーの小さな切れ端を挟んで帰ってきたらしいんだ。
でその日、やっぱり玄関を入ると仄かに異臭がしたので
注意して確認してみたら、トイレットペーパーの切れ端が無くなってたらしい。
それで今度はふたりで義実家に向かった。
ふたりで離れないようにして、一部屋ずつ窓を開けて
明るくしてから目を皿のようにして細かく確認したら確かにおかしい。
ソファーカバーに私でも義妹でも互いの旦那でもない長さの髪の毛がついてて
そこのカバーだけが明らかに臭い。
義妹の想像が当たってたのかもと思って旦那に相談して小型の監視カメラを付けた。
そして近くの派出所に事情を話し、何かあったら即対応してもらうように頼んでおいた。
それから一週間ぐらい経って侵入者が逮捕された。
どうやら義父が痴呆初期だった頃に、玄関の鍵穴に鍵をさしっぱなしにしてた事があったみたい。
それを抜いてスペアキーを作って元に戻しておいたらしいんだ。
逮捕された男は40代の浮浪者で、その頃はまだ浮浪者ビギナーだったそうな。
痴呆の独居老人が住んでるのはわかってたし、いずれ空き家になると踏んで様子を見てたらしく、
案の定予想通り空き家になってからは、雨の日の夜だけ侵入して寝てたらしいんだ。
時々私たちが天気の良い日に風通しに来てた事も知ってて、かち合わないように気を付けてたらしい。
最初の頃は、見つからないように寝る所にはできるだけきれいな新聞紙を敷いてたらしいけど
ついつい慣れてきてソファで眠っちゃったって。
その事があってから、義妹たちと相談して中の物を整理し賃貸に出すことにしたんだ。
実は風通しだけでなく、時々義父の衣替えの服を取りに行ったり
実家に確かあったはず・・・なんて言って、大工道具とか色々取りに行ったことがあって
それは雨の日や夜だったこともあったんだよね。
もしかしたら40代の浮浪者男性と女ひとりで対峙することもあったかも知れないと思うとゾッとした。
逮捕されてよかったね
でも浮浪者でよかったかも ヘタに近所のキチガイとかに
目をつけられて住み着かれたりホテル代わりにされたりとか
されてたら後々後処理面倒だったかも
家のない浮浪者だからもう帰ってこないだろうし
ありがとう。
そうなのよ。
良くないことなんだけど、不幸中の幸いというか。
火でもつけられたら大変だったしね。
早目に気が付いて良かったわ。
義妹の頭の良さにも感心しちゃったわw
連投スマン
>義妹の頭の良さにも感心しちゃったわw
ココもツボった 仲がいいのが伺えてトラブル話だけど
和んだというかなんというか
不仲だったら変に邪推したりモメたりする場合もあるしね
とにかく乙
>>892
本当に鉢合わせしなくてよかった~!
想像してゾッとしたよ
うちも所有の空き家が中高生のたまり場になってしまって、
火事や犯罪の発生が心配だから取り壊したよ
しかし侵入経路は不明
空き家の近所の人から聞いて侵入者たちは中高生(ヤンキー)だとわかったけど
窓やドアをこじ開けた形跡はなかったから知りたかったんだ
それっぽいヤンキーの子と空き家の前で会ったけどダッシュで逃げられてしまった
鍵を失くしたこともないからピッキングかねえ
たてつけにも寄るが、ボロ屋だと、窓なんかは上下にガタガタ揺らしてると鍵が下りることがある。
一旦外してから、中入って鍵開けてはめ直せば全く気付かん。
よく学校に忘れ物して教室開けたわ。