娘が怪我をしたら、聞いていた血液型と違ったため
不審に思った夫が娘の合意を得てDNA鑑定を行ったところ
血縁が否定されたため
はとこ本人は言を左右し何とか離婚だけは回避したがったのだが
「黙れ詐欺師」と一蹴された
回避したがった最大の理由は、その娘が中3で受験を控えていたため
元夫は「俺の子じゃないんだろ?」と再び一蹴したが、情は残っていたようで
「娘が現役で合格したなら学費は貸す」と話がついた
これが8月くらいのこと
はとこと娘は実家に戻ったが、はとこは意地になって娘に勉強させた
元の住所でも地元でもなく、県庁所在地にある進学塾に通わせたが
通うにも片道1時間半はかかる
そこではとこは、中学校に保健室登校させたいと申し入れた
正確には「こんなレベルの低い学校の授業なんか受けてらんないから
保健室でも空き教室でもいいから娘はそこで塾の勉強だけをやらせろ」と強弁した
受け入れた担任も担任に思えるが、ともあれ娘は塾での成績を上げていき
10月には特進コースに昇進できた
ところが11月の三者面談で、担任(音楽担当のお局)から
「進学を諦めるか、隣の市にある支援学校を目指すように」と通達された
何しろ授業を一切受けていない
中間テストこそ受けて学年トップだったが出席日数がまったく足りず、
体育なんかは9月の転校後の出席実績が皆無
これではまっとうな高校への願書など許可できない、というのが中学校の主張だった
「許可したのアンタでしょ!」とはとこは吼えたが
「レベルの低い生徒には相応の扱いしかできませんわ」と担任は鼻で笑っていたとか
おそらく担任が塾にもこれをリークし、娘は特進から一般コースに落ちた
「現役合格できないなら一般コースで充分」と扱いがあからさまに悪くなったらしい
慌ててはとこは各方面に陳情して回ったが
「授業に出ずに塾の課題ばかりしていた」という所業は、教育委員会も議員さんもフォローしてくれなかった
しかし、その途中でおかしな女に
「県名高校への裏口入学の伝手があります。300万用意してください」と声をかけられたらしい
慰謝料と娘の学費で困窮していたはとこは、この辺りでようやく私たち親族に助けを求めて来た
ここまでの事情をグダグダ愚痴ってから「お金貸して!」と訴えてきたが
私も他の親族も「それ絶対詐欺だから」と諫める
これがまずかったようで、元夫から詐欺師呼ばわりされたのを根に持っていたはとこは
親御さんの貯金に手を付けてまで、女から指定された口座に合計600万を振り込み
もちろん、そのあとで女とは連絡がつかなくなった
呆れ果てた親御さんが改めて元夫に連絡を取ったが、都合よく住所は隣の市
「元娘はこっちで引き取って支援学校に通わせ、大学を目指させる。元妻は知らん」と話がついた
…はずが、ここにきて娘が妊娠していることが発覚
そういえば、娘の実の父親を、はとこは結局白状しなかったとか
親権移譲の話は立ち消え、元夫は手を引き
「こっちで何とかするから、はとこや娘から接触があっても相手しないでください」と連絡があった
頼まれてもクビ突っ込みたくはないけど、年の瀬に何してんのだろう