884: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/08/18(日) 14:08:44.53 ID:Y9yKk0ly0
後、何かオカルトっぽいけどここで話しても大丈夫ですかね?
じゃあ簡潔に。
親が早くに亡くなったので中学から田舎の祖母ちゃんと暮らす。
入学早々にいじめに会う。
二年の夏に耐え切れなくて飛び降り自殺、だけど失敗。
意識不明の重体中に数少ない友人が祖母ちゃんにすべてを語る。
意識が戻った時、祖母ちゃんに泣きながら謝られる。
退院後は一度も田舎に帰る事無く母方の親戚のアパートを借りて最寄の中学に転校。
転校前に祖母ちゃんにいじめに気付けなかった事を謝られ、その時に今まで見た事のないような般若の様な顔で「お前を苦しめた奴は祖母ちゃんが懲らしめてやる」発言。
長いと怒られたので分けてます。
そのまま数年祖母ちゃんと会う事無し。三年前に祖母ちゃんが亡くなったと連絡を貰うも、祖母ちゃんの遺言で行けなかった。
去年の夏、親戚に無理言って祖母ちゃんの墓参りをする事を許して貰った。
田舎に行ったら丁度、唯一の友人に出くわしてちょっと話した。
この時にいじめられていた時にもっと早く祖母ちゃんに話せなくてごめんって謝られた。
そのままそいつと一緒に墓参りに行って、帰ろうとしたらもう遅いから泊まっていけと言われてお言葉に甘える。
その夜、中学の同級の代表を名乗る奴が俺の所に来た。しかも友人が買出しに行ってる時に。
ちょっと昔の同級生に会って欲しいって。無論断った。でもそれを告げると、玄関前で土下座で頼まれた。玄関閉めても戸をガンガン叩いて懇願してきた。
外に向かって警察呼ぶぞって言うとそいつはがっくり肩落として帰っていった。
その後少したってから友人が帰ってきたのでさっきの事を告げると、ポツポツと妙な事語りだした。
祖母ちゃんが亡くなってから直ぐに、クラスの関係者の家族に不幸が起きたと。
私怨ありです。
兄弟が妙な病気になったり、親が事故で後遺症負ったり家業が急激に傾いたり、本人達も原因不明の事故に巻き込まれたりしたらしい。
最初は偶然かと思ってたけどそれが毎日の様に小さな事故が増えて行って最終的には連続して病死や事故死があったって。
その時はまだ大した事無かったいじめの中心人物(Bとする)の父親が田舎の神社にお払い頼んで、クラスの関係者連れて寺に行った。(友人含む)
で、神社に着いて敷地内に入ろうとした瞬間に境内で待っていた神主さんが「無理です!入らないで下さい!」って怒鳴りあげたと。
そのままそこで頼んでも二進も三進も行かないのでその日は諦めて帰って、後日他の所に頼もうって事になった。
その夜、Bの父親が急性くも膜下出血で倒れた。
発見が遅かったが、運が良いのか悪いのか下半身不随含む他の障害で済んだらしい。
Bの父親は性根は悪いが体力だけはあって、今まで健康診断以外病院に通ったことが無いのが自慢だったらしい。
田舎ではこれまでの不幸はうちの祖母ちゃんの呪いじゃないかと言われてるって友人が話してくれた。
現に俺をいじめてたクラスの奴らばかりが不幸に見舞われてるらしい。
そんな馬鹿なと笑いながら話してたら、夜遅いにも関わらずまたAが他の十数名引き連れてやってきた。その中には何となく見覚えのある顔もあった。
その顔を見たせいか中学の頃のトラウマが蘇って来て涙が止まらなくなった。それを見た友人が俺を部屋の奥に押しやってそいつらと話をしに行った。
10分もしない内に友人が帰ってきて、事の顛末を教えてくれた。
AはBの取り巻きの奴だった。そして他の十数名は同じクラスの奴とその家族だと。
そして奴らは俺に謝りに来たという事らしい。
奴らはB父が倒れた後、怖くなって自分たちで別個にお払いしてくれる所や霊能力者を頼んだらしい。
そこである除霊師にかかった奴が言うには、そいつに対して強い怨念が感じると。
強すぎて払おうとした自分たちがやられるかもしれないから申し訳ないけどって断られたって。
の奴らも大体そんな感じだったって。自称見える霊能力者が言うには、鬼の様な顔した老婆が見えるとか言ってたらしい。
まあ、それは流石にテキトウ言ってると思うけど。
で、最後の手段としてもしかしたら俺に心の底から謝ったら怨念が消えるかもしれないと思って探していたらしい。
一応奴らも探偵や興信所使ったらしいけど、途中でその探偵や興信所の人間が怪我や病気になるという不幸に苛まれてままならなかったと。
そんな時に、俺がこの田舎に墓参りにやってきた。それで呼べるやつ全員掻き集めて俺に謝罪をしに来た、という事だった。
友人は会わなくていいって怒りながら言っていた。どうせ心の底から謝りたいって思ってる奴らじゃないからと。
でも俺はこの時出ていった。勿論、奴らの謝罪を聞くためじゃない。
俺が玄関から出てくると、奴らは俺に近づいて思い思いに謝罪の言葉を述べてた。でも俺は言ったよ。
「俺はお前らを絶対許さない。断言してやる、お前らはこれから一生幸せになんてなれない」
それから直ぐに部屋に入って寝たよ。何か外からむせび泣く声が聞こえたけど布団かぶって寝た。
次の日、せっかく泊まったから祖母ちゃん家に行こうと思ってたけど奴らに会うと面倒だからタクシー呼んで奴らに見つからないように帰った。
その一ヶ月後に友人から手紙があった。BとAが首を吊った、でも死に切れなかったって。
他にも家が小火になったり、酷い怪我負ったり、と色々出たって。
で、今年も祖母ちゃんの墓参りに行き、今年は祖母ちゃんの家に行く事も出来た。
これでラストです。
俗称祖母ちゃんの呪いは相変わらず、いや勢いを増してた。
一年ぶりに会った友人が言うには、去年だけでいじめっ子家族が10人近く死んでると。
他にも家業だけじゃなくて親類の家業も傾き、夜逃げした奴もいる。
今まで健康だったけど突然の怪我や病気で日常生活を送るのも厳しい状態になった奴もいるらしい。
BとAは檻のある病院にいるらしい。何か見えないものが見えるとかで暴れてそのまま入院だとさ。
乙
ばあちゃんの供養しっかりとな!
世のいじめっ子もみんな同じ末路だったら被害者も生きやすくなるだろうになあ
故郷に戻って来るな、かな?
そこまで凄まじい想い、当時のばっちゃんの心境を思うとこちらも悲しくなるな…
いじめ野郎共は滅消しろ!
トラウマみたいなもので田舎に来ると調子が悪くなるから、どうか自分が死んでも来させないでやってくれ。
もし自分から心から望んで行きたいって言えるようになったらその時は行かせてやってくれ。
って親戚の人から聞きました。
ばあちゃんはいつかトラウマを乗り越えて、会いに(御参りに)来てくれる事を望んでたのかな?
家族にも報いが来てるし
当人たちは死ぬより辛い一生檻の中
あとお前さんが出来る事は、墓参りをして祖母ちゃんに安心の想いを伝えることだ。