中二病のせいで火だるまになった
スペック
俺 現在24歳
中二病のせいで火だるまになった
スペック
俺 現在24歳
中二の頃のスペック
長身 ガリ メガネ
中二当時は炎の精霊が俺に纏わり付いている
という設定で色々と痛い事をしてきた。
まずは中二病になった経緯
俺は小さい頃から何故か火が好きだったんだ
マッチやらライターやらをどこからか拾ってきては
部屋に置くのは小学生の頃からやっていたことだった
そして小学生の頃から集めていたマッチやライターなどは
押入れにしまっていて。中一の冬に、それがひょっこりと出てきたわけだ。
「懐かしいなー」とか思い出に浸りながら
マッチやライターなどを眺めていた
そのとき、ふとマッチとライターを
つけてみたが、新しいことに気が付いた。
ライターの火が不発だったときはマッチの火を近づけると
火がつくことを。
その瞬間、俺は、この現象は俺がやったのではなく
俺に憑いている炎の精霊のせいだと確信していたwwwwww
やべえわかるwwwwwwww
中一の冬にそのようなことが発覚したので俺は
痛い事をしまくった。
冬休み、雪が外にとても積もっていて、身動きが取れないほど
積もっているときに(俺は新潟)
「炎の精霊が憑いているから、絶対寒くない!!!」
とか言って半そで半ズボンで外に出て。
近所のババアにめちゃくちゃ怒られた。
とか、
水を張った風呂に入り(冷水)
「炎の精霊よ!今こそその力を我に!!!風呂の水を沸騰させよ!!!」
とか言ってたりした
炎の精霊wwwww
実際は暖かくならずに
風邪を引いた。 このときはまだ俺が未熟で
あまり力を出す事が出来ないと思っていて
今度からはそんな無茶はやめようと思った。
しかし今度は力ではなく、炎を見ようとしていた
火を見ると安心するんだなwwwwww
そんなことは飛ばしてくか。
そんなこんなで中二、ここで精霊が頭角を現し始めた
まずは俺がなんとなくTVを見ていると
「赤口の日は血や火などの赤いものに注意する日だそうです」
と言われたので
赤口の日は一切外に出なかったwwwww
「俺は精霊がいるから炎が人々に災いを齎す、家でゆっくりとしていよう……」
的なノリでwwwwww
理科の実験の時にも新しい発見が起きた
ガスバーナーで有機物を熱するとどうなるかという
実験でガスバーナーに火を着けた。
赤い火から青い火になった時にDQNが俺に言った
「おい、お前!火に触ってみろwwwwwwwwwwww」
ただのボケで言ったつもりだろうが俺には精霊が憑いている。
コレは行ける!!!!!
俺は炎を手刀で切った……焼けるかも知れない……と、思っていると。
「おお!!!焼けていない!!!!!コレはすげぇ!!!!」
思わず声に出してしまった
本題に入る
俺は炎の中に入っても大丈夫な特別な存在となり。
精霊の力をコントロール出来ることがわかった。
俺は壮大なことを考えるようになった。
巨大な炎の中を全力疾走して
炎に包まれたい、炎と一体化したい!!!
こんな馬鹿げた事を考える事を始めたのである。
まずはどうすれば炎の中に入れるかを考えた。
一番手っ取り早いのはドラマとかでよく見る
家に残された子供などを助けに
燃え盛る火の中に入っていく事だ。
しかしそんな都合のいいように火事は起きない。
そんな中、俺が深夜、部屋の中でアルコールランプの火を見つめていると
けたたましい音がなったのである。
どうやら歩いて五分くらいの所で火事があったようだ。
自分の家からでも分かる
「うっひょっひょおおおおおお!!!!」
意味の分からないほどハイテンションで外に飛び出し。
現場に走った。
現場に着くともう野次馬が十人くらい来ていた。
そして、その家の人が外にいたが、別段なかに人が取り残されてもいなかった
しかし俺の脚は止まらない
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!俺はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁくぁ!!!
炎に!!!!!入るぞ大オオ大尾おお!!!!!!!!」
叫びながら燃え盛る家に入ろうとした瞬間。
「おまえは死にたいのかあああああああ!!!!!」
鬼のような顔をした。消防の人に思いっきり殴られた
ほどなくして親に連れられ
朝までこってりと怒られた。
しかし中二病の俺は炎に入る方法を
模索していた。
そしてまた炎に包まれる方法を編み出したのだ
ガソリンに火を着け、その炎の中を全力疾走する
という方法だった。
その方法を編み出した瞬間から俺の精霊が
実行に移した。
ガソリンは非常時のための携行缶のを使うようにした
いきなりダイナミックになったなw
その携行缶を手に持ち、俺は河原に向かった
橋の下に十分なスペースがあったのでそこで炎に包まれようとした。
ガソリンを入れるようなプールのようなものを探しているとそいつはすぐに見つかった
工事現場などで砂などを運ぶ一輪車の荷台が転がっていた
穴などは無く。きちんとガソリンを貯められそうだった
「コレで……お前と一緒になれるな……へへへへへへへ!!!」
荷台の部分にガソリンを並々と入れた俺は
それに火を放った。
火を放った瞬間に巨大な火柱が立った
俺の身長を有に越す3mほどの火柱だった。
赤くゆらゆらと揺れる炎、その妖しい物はとても魅力的だった
西日も翳ってきて黄昏に染まる空、俺の前にはゆらゆら揺れる炎。
俺は炎と一体化するときが来たと確信した。
俺は一瞬でどのように一体化するかを考えたが、答えはすぐに出た、
思いっきり炎に走って行き、ジャンプする、そして炎の中に飛び込み、
一体化する!!!
と
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ガソリンを湛えた荷台に向かって俺は全力疾走をし、踏み切った!!!
見事に炎の中に入っている、長年の夢だった精霊と一体化したのだった
炎の中にいる時は一瞬だったが俺にはとても長く感じられ、とても幸せに
思うことができ、優越感に浸っていた。
しかし、大変な事が起きたのだった
俺は早く炎と一体化したかったからか、かなり前で踏み切ってしまった。
そのせいで俺の両脚はガソリンの海へと入ってしまった。
もう、どうなったかは……分かるよな
両足が火だるまになったwwwww
けどその状態でも俺は中二病を貫き通した
熱くないだろ、俺は精霊に守られているのだから、と
しかし現実はそんなに甘くなかった。
冬場で長袖長ズボンだったから良かったが
とても熱かった、焼けそうだった
俺は脚の炎を消そうとして必死にバタつかせた
しかしまた不幸は起こる、バタつかせすぎてガソリンを湛えた
荷台がダバぁしたのである
ガソリンは胸から下までかかり全身火だるまになった
身体が火だるまになり俺は何も出来なくなった
俺はもう精霊なんか考える余地も無く、
死にたくない一身で何とか火を消そうと頑張った
ここで救世主登場!!
「君!!!一体何を……ああ!!!!」
そこら辺を見回っていた警察の人が見つけてくれた
「待ってろ!!!!!」
警察の人は何故か消火器を持ってきて俺に思いっきりぶっかけた……
俺は今、こうやって生きている、あと少しでも遅れたら死んでたかも知れない
あの時助けてくれた警察の人、ありがとうございます
おしまい。
面白いのはこの後だろうが。
事後談と現在の身体うpは当然ありますよね?
聞きたい聞きたい
実際あの時は服だけが燃えたので火傷とか無いぞ?
なんだそうか
やっぱり精霊に護られてたんだな
後日談として俺はもう精霊なんかとは縁を切った
死にかけたからなwwwww
そして俺は精神科で精密な検査をした後、二ヶ月の通院を余儀なくされた。
中学で同じクラスのやつらに会うと。今でも
火だるまと言われる、もう今となっては黒歴史だけどなwwww
今はきちんと働けて、食えてますのでいい生活です。
焼身自殺を疑われてもおかしくないぞ…
なんか妙に優しくされなかったか
上手いなwwwww
>>57
実際あの後に精神科の先生に
焼身自殺にまで至った経緯は何ですか?
と聞かれて、戸惑ったぜwwwwwwww
話さないと隠してると思われるらしいのかしつこかったろ多分