日付が変わって独身のまま40になってしまったおっさんの呟きを書く
糞長くなったが、こんな時間なので書かせてもらう
大学出て会社に入って25歳の時、居酒屋のバイトで美人の女子大生がいた
俺は彼女目当てに居酒屋の常連になった
彼女と毎回会話を交わすようになり、告白したらなんとOKが出た
前の彼氏と別れて落ち込んでる時に運よく落とせた
叩かれ覚悟で書くと、俺はケチだった
中小企業で給料も少なかったけど
何より他人の為に金を使うことが当時は嫌いだった
かといって節約はせず、家賃と生活費と車のローン以外の給料は
全部コンビニでの飲み食いで使ってた
甘党で酒飲みで痩せの大食いで、食糧全部コンビニで買ってたから
貯金は全くできなかった
話は戻るが彼女ができて、最初は車でデートに出かけていた
基本的に割り勘にしてた
それまでより出費が多くなり、飲み食いのペースはかわらなかったので
彼女ができてから給料日前は金がなくなるようになった
だから彼女に合い鍵を渡し、俺のアパートで食事を作ることを命じた
彼女は毎週末俺のアパートにやってきて、外出デートはしなくなった
彼女を送迎したことはほとんどなくて
女子大生の彼女は地下鉄と市バスを乗り継いで通ってた
近所のスーパーで食材を買ってきて、土日の朝昼晩の6食を作らせた
俺は土曜日はゆっくり寝ていて、
起きたら朝食ができてるように命じたら
従ったので起きるといつも朝食があり
食べたら昼食を作らせ、その後部屋の掃除と洗濯をさせて
夜も食事を作らせ、夜は泊まらせた
正に全て無料の体つき家政婦、しかもとびきり美人
俺は有難味がわかってなかったんだな
彼女はたまに外食したがったので、たまにファミレスに行った
支払いしたくなかったのでゴネたら彼女が払ってくれて
なぜかその後、支払いは全部彼女の担当になった
(後に判明したのが、俺がレジでケチる姿を見たくなかったので払っていたらしい)
そのうち、自宅の食事のレベルが落ちた
肉が減って野菜ばかりになった
彼女を問い詰めると、泣きだした
俺の部屋までの交通費と食材代がバイト代を上回っていると
足りなくなったので、子供の頃からお年玉を貯めていた貯金を切り崩したが
もう少しで底を尽きそうだと泣いた
当時の俺は完全にモラハラで、申し訳なさなど微塵もなく
「使えない女だ!」と罵った
「バイトを増やせ!」と言うと、彼女は泣きながら帰って行った
翌週彼女が来なかった
電話をしても出なかった
俺は怒り狂って留守電に伝言を残した
その翌週は彼女がやってきた
どこで金を工面したのか、またスーパーで食材を買ってきた
何もなかったかのように、以前と同じように豪華な食事になったし
外食しても相変わらず彼女が払った
俺は「わかればいいんだ」と言った
食事作り以外にも俺は自覚もなくモラハラをしまくっていた
彼女は美人でモデル級のスタイルで、連れて歩いて鼻が高かった
細くて背が高くて脚が長くて胸もあって
大袈裟じゃなくて本当にセーラームーンみたいな体だった
でもたまに他の男が彼女を見ていると
自分の所有物を他人が勝手に堪能しているように感じて
たまに体の線が出ない服を着ろと命令したり、化粧を禁じたり
でもやっぱり良い女を連れて歩きたいので
ミニスカートを履けとか胸の目立つ服を着ろとか
気分でコロコロを言うことを変えて彼女に強制した
足が痛いという彼女を無視して、ハイヒールも強要していた
外食して文句も言わず黙って代金を払う彼女だったので
俺の誕生日プレゼントに高級時計を要求した
「もうちょっと値段の安い物にできない?」と言ったので
口をきいてやらなかった
そしたら彼女はその高級時計を買ってきた
金はどうやって工面したのだろう?と疑問に思ったが
あえて聞かないことにした
彼女の誕生日はダイエーで買った3千円のバッグしかやらなかった
クリスマスも俺へのプレゼントはフェラガモの靴を買わせたが
彼女には何も買ってやらなかった
彼女の携帯をいつもチェックしていたが、怪しい変化があった
発信履歴が49件
明らかに1件消している
証拠を掴むべくチェックを続けたら、とんでもないことが判明した
彼女、キャバクラでバイトしてやがった
大喧嘩をしたが、
俺の飯の食材代とプレゼント代を工面する為仕方なかったと泣かれた
俺はムカついて殴ろうかと思ったが
彼女は金蔓だったので、そこは我慢するという選択をした
そして俺のブランドのスーツを作らせたり
車のタイヤのアルミホイールなど、高い物を買わせた
彼女が大学4年になり、就活が始まった
今思えば、平日は毎日大学に通い
毎日キャバに出勤してたので、体力的にキツかったと思う
就活で疲れていたらしく、初めて彼女が夜を拒否した
俺は激昂して半裸の彼女をアパートから蹴りだし
服と荷物を彼女に投げつけた
一時間くらいしてドアを開けると彼女はいなかった
ちなみに靴は部屋の中側にあったのに、どうやって帰ったかわからなかった
彼女から謝罪があるはずだったのだが連絡はなかった
謝らせてやろうと電話をしても出なかった
ムカついて毎日鬼電をしていたら電話番号を変えられた
ムカついて彼女の実家のマンションに行ったが
セキュリティがガチガチで、部屋まで辿り着けなかった
あ、終わったんだなと思った
バカな俺は、新しい彼女を作って
彼女の家の周りをうろついて見せつけてやろうと思った
しかし合コンに行きまくったが、次の彼女ができない
ブスどもに「なんでそんなに上から目線なの?」
と言われたり、「明治時代の人みたい」と言われたり
気分の悪い合コンが続いた
4年くらい次の彼女ができなかったが
俺も30になったので相手のレベルを落としてみたら彼女ができた
内心「こいつブスだなー」と思っだけど付き合ってみた
そしたらブスのくせに
「家まで送って」とぬかす
外食の会計では「割り勘なの?」とぬかす
部屋で飯を作らせようと一緒にスーパーに行ったら支払いは俺だと言う
「そっちが払うもんだろ?前の彼女はずっと払ってた」
と言ったら、ブスは不貞腐れて帰って行ってそのまま別れた
また合コンに通い、たまに彼女ができたが
上記と同じようなことが続き、続かない
俺は当時はまだ「図々しいブスが増えた」と怒り狂っていた
彼女もできず、結婚もできないまま、俺は38歳になった
車を買い替える時、買う国産車は決まっていたのだが
いろんなディーラーを回ると粗品がもらえるので
俺はディーラー巡りをしてみた
買う気はないが、冷やかしで○ナセに行ってみた
ソファもテーブルも出てくる飲み物も高級だった
置いてある雑誌の中に、○ナセの会報のような冊子があった
パラパラとめくると高級車ばかりで
その高級車オーナー達の生活ぶりを紹介するページがあった
プリウスが10台くらい買える、某外車のオーナーの紹介で
実業家の旦那、美人の奥さん、そして美少女が3人微笑んでいた
その奥さんに目が止まった
俺が金蔓にしていた、あの彼女だった
絵に描いたようなセレブな生活ぶりが紹介されていた
豪邸の前に停まった車の前で微笑む家族の写真があった
俺の周りだけ時間が止まった
彼女の結婚後の名前を記憶し、俺は調べまくった
彼女は若くして実業家になっていた
2ちゃんにもいろいろ書かれていたが
キャバですぐにナンバーワンになり
在学在学中に事業を立ち上げ
いろんな事業を次々と成功させていったらしい
ファッション雑誌の取材もたまに受けているようで
いろいろな記事がヒットして
俺と別れてからの彼女の半生が全部わかるほどの情報があったし
何より美人実業家として有名人になっていた
俺はこの時初めてウォーターしたんだ
恐らく彼女はもっと早く
多分俺がアパートから蹴り出した時にウォーターしたんだろう
彼女は元々、俺なんかが付き合えるような女じゃなかったんだ
本来手の届かない高根の花が、運よく一時的に俺の手元にあった
しかし俺はその花を大事にしなかったどころか踏みにじった
俺には分不相応な女だったのに、
俺は何てもったいないことをしたんだと
未だに立ち直れない
ネットでいろいろ読んで、当時の自分がいかにモラハラで
とんでもない男だったか気付いた
でも勘違いしたままもう40になってしまい
残念なことにハゲてしまった
そしてコンビニで食い物をドカ買いして食いまくる生活を続けたので
みっともないメタボの中年というか、老けてみえるので初老に見える
彼女レベルはおろか、中の下くらいの女ですら落とせない
優しいのは飲み屋の女だけなのに、
プライベートの休日デートや旅行に誘うと悉く断られる
高根の花を手に入れて、大切にしなかった代償は大きい
あんなに若い美人の彼女が居て、尽くしてくれた一年間
あの一年は間違いなく俺の人生で一番幸せな一年だったのに
俺は彼女との時間を楽しむこともなく
文句ばかり言っていちゃもん付けては彼女に金を使わせていたんだ
自分の彼女にあんまり優しくしてない男達、俺みたいになるなよ
>>218
月に代わっておしおきされてるんだな
>>218
クズ乙