A:♀。身長150ぐらいのぽやーんという感じの子。童顔でよく高校生ぐらいに見られる。
B:♂。身長180で空手と柔道の有段者。ターミネーターみたいに無口&無表情。
聞こえてくる言葉から察するに、爺さんが女の靴を踏んづけて汚した、高かったのにどうしてくれる弁償しろ、ということらしい。
爺さんの方は怖いのか、膝をガクガク震わせてる。DQN男はそれが楽しいのかどんどんヒートアップして、DQN女はその様子をニヤニヤ鑑賞。
今時こんなステレオタイプなチンピラがおるんやなあ、と思ってたら、Aがその三人の前にツカツカと歩み出て、
「何があったか知りませんけど、お爺さん怖がってますよ?もうそのぐらいにしたらどうですか?」
と、真剣な顔つきでピシャリ。
よもやこんな子供みたいな外見の子がそんなこと言うと思ってなかったから、周囲は俺もDQNも含めてポカーン。
しかしDQNはすぐさま気を取り直し、
「あ?関係ねーだろ、お子様はすっこんでろよ(プ」
とあからさまに見下した感じだったけども、Aは一向に怯まず、
「あなたは体の弱いお年寄りを、反撃してこないと思って好き放題脅してます。これは立派な弱いものいじめですね。
ましてここは電車の中です。公衆の面前でそんな恥ずかしいことを堂々とできるなんて、一体どういう育ち方をしてきたんですか?
踏まれて靴を汚されたと仰ってましたが、靴を履いて日常生活を送っていれば、踏まれなくてなくてもいずれ汚れます。
それが嫌なら最初から履いて外に出なければいいでしょう。その程度のこともわかりませんか?」
と、はっきりよく通る声で淀みなくかつ容赦なくお説教。
周囲は更にポカーン。DQNはよほど頭にきたのか、二人とも顔真っ赤にして肩をプルプル。
このまま二人とも凹んで別の車両に移ってくれるかなー、と思ってたら、
「うるせーんだよ何様だテメエ!」
と叫びながら、男が拳を振りかぶってAの顔面を殴りつけた。
…と思ったら、Bが当たる寸前でその拳を掌でキャッチ。
その瞬間、悲鳴をあげながら、土下座するみたく足元に跪くDQN。
後でBに聞いた話だと、拳を思い切り握り締めてやったらしい。(Bの握力は100キロ近くあるとのこと)
カンベンしてくださいと別人みたいにわめくDQN男、顔真っ青にしてオロオロするだけのDQN女。いつも通りの無口無表情でDQN男を見下ろすBと、それを顔色ひとつ変えずに眺めるA。
しばらくしてAがBの背中をポンと叩くと、BはDQNの手を離して、何事もなかったかのように着席。Aもその隣に寄り添うように着席。
DQNカップルは捨て台詞も残さず、次の駅で逃げるように降りてった。
爺さんは二人に何度もお礼を言ってたが、俺は何が起こったのかわからずやっぱりポカーン。他の人も多分そうだったと思う。
後になってこの時のことを二人にそれぞれ聞いたら、
B曰く「あいつはああ見えてかなり気が強いんだけど、外見があんなだから舐められるんだよな。だから俺が助けてやらないと」
A曰く「間違ったことやってるわけじゃないし、それにいざとなったらBが助けてくれるから大丈夫だよ」
周りから不思議がられるぐらい正反対な感じのカップルなんだけど、外からは気付かないだけでやっぱりお似合いなんだなあと実感。
武勇伝じゃないかもしれないけども、他に言う場所が思い浮かばないので、とりあえずここで。チラ裏スマソ。
その女の子が自分ひとりでやったんなら武勇伝だろうけど
後ろにご主人様がいるから他人にキャンキャン吠える躾の悪い犬にしか見えん。
正当防衛も暴力だ!って喚くキチガイと同じタイプだ。
最初からBが注意していれば
余計な暴力は生まれなかった。
Aはいらない子
DQNもたまには痛い目に遭わせてやらないと
暴力を受ける側の痛みが分からないからいいんだよ
その話は、暴力イクナイ! 平和が全て! と訴えて回る女と、それに付き添う男の話。
結果的に言うとだ、DQNや野蛮な連中に説得しても無駄なばかりか
目をつけられ狙われる女を付き添い男が女にバレない様に45口径の拳銃で
待ち伏せしてたり、夜襲をかけてくる連中を始末してしまう、と言う話だが。(笑)
「弱いものいじめ」と、爺さんの前で言ったら傷ついたんじゃないか?