もう10年くらい前の話なんだけど
最終的にパトカーに消防車に物凄い量の野次馬もあつまってそこら付近ではなかなかの大事件になった話。
めっちゃ長いんだけど書きたくなったから書いてくね
奇跡的にそこいらに住んでた人いたら身バレするレベルで噂になった。
場所は大阪府大阪市東淀川区、神崎川沿いにあるマンションに俺は家族4人で住んでたんだよ。
そのマンションはA B C棟に別れてて、俺の住んでたB棟は、他の棟と違って管理人室が下の階にある4階建ての小さな棟だった。(他の棟は12~14階まである)
入居当初は管理人以外の住人は俺の家族だけで、すごい静かなところだった。
人がまったく入らないから俺たちが入居してなければ管理人室を移動して取り壊すつもりだったって言ってた。
俺たちが住みだして5年もしたころだったと思う、上の階に5人家族が引っ越してきた。
この家族は、大学生くらいの長男に中学3年の次男、小学生の長女と幼稚園の三男に、けばけばしくて年齢のよくわからない感じの母親といった構成だった。
ファーストコンタクト、季節は夏でちょうど夏休みに入った頃だったと思う、親がどっかいってたので、友達呼んで64に熱中してたときのこと、ピンポーンとチャイムがなったので、俺は玄関まで走ってドアあけたんだよ、そしたら上の階に越してきた母親がちっさい三男つれて立ってて、
「お母さんかお父さんいるかな?引越しの挨拶に来ましたって伝えてほしいんだけど」と言われた。
俺は「今はいないです」って答えると、「じゃあ上の階のTが挨拶来てたって伝えてね」と言いなんかお菓子をくれた。多分モナカだった。んで「この子は三男ちゃんっていうの、仲良くしてくれる?」と続けざまに言われたので、子供ながらに社交辞令的に「わかった」って言ったんだ。そしたらその母親が よし、いきな って三男の背中を押して俺の家に放り込んだ、俺は えっ?ってなったけど、母親はそのままどこかに行ってしまい、仕方なくその三男の面倒をみた。
その日から三男はほぼ毎日家にきた。
最初の頃は親も「シングルマザーで大変だから」と面倒をみてたが、俺たち兄弟も親も次第に嫌気がさしていた。
なんといっても、この三男は手癖が悪かった
小銭をすぐポケットに入れて持って帰る、冷蔵庫を無断で漁る、遊戯王カードをぱくる、64カセットをぱくる、貯金箱を持って帰ろうとする、レトルト食品も持って帰ろうとする、これらを見つけて叱ると幼稚園児とは思えない汚い言葉を吐き暴力的になり、帰っていく。
なにかある度、いつも母親が尋ねてきて、謝ってた。
母親は昼の仕事をする一方で 夜のお仕事もしてたらしく子供の面倒をなかなか見れないらしかった。
夏休みも終わりになろうかという頃には、長女も家に来るようになっていた、こちらは手癖は悪くないが、言葉がとことん汚くて礼儀が全くなってなかった。そのことで一度口論になったとき、その長女は奇声をあげた後、うちのベランダに出ると、何故かそこでおしっこして俺たちを驚かせた。
休みが明けて、学校がはじまりだすと、上の住人兄弟はだんだんと家にこなくなった、学校で友達でも出来たのだと安心していた。
色んなことがあったせいで俺たち兄弟も親も、俺の友達も上の階の住人と出来るだけ関わらないようにしようとし始めていた。
そんなある日、弟が、「兄ちゃん呼んで来いっていわれた」とベソかきながら家に帰ってきた、とりあえず俺は弟が指定した公園にいくと、上の階の次男が待ってて「お前下の階の子やろ?友達なろうや」と話しかけてきた、俺は極力関わりたくなかったけど、仕方なくokして、なぜかその次男と相撲をとった。
当時俺は小学6年か中1かだったのだが、身長がすでに167cmあり(その後まったく伸びなかったが…)、柔道をやってたこともあり次男にあっさり勝利した、それで火をつけてしまったのか50m走や懸垂の回数を競うなどつき合わされた。
運動系でほぼ勝利を収めたところで「じゃあ次は喧嘩しよか、これで決着な」と言われ俺は断った、断るということは負けを認めた事、という独自理論を展開され、その日は次男の完全勝利に終わった。
ここまでは、まだ可愛いものなのだが、問題はその年の冬に起きた。
俺と弟は、なにかと次男に付きまとわれるようになっていた、友達と遊ぶ予定がないときは必ず付き合わされていて、その日、初めて上の階の住人の部屋に連れて行かれた。
夕方の6時くらい、母親は仕事で出ていて、俺たちはリビングへと招かれた。
まず感じたのは異臭、なんとも形容しがたい異臭に満ちていた…あと何故か三男はベッドの下に入り込んでこちらをみていたのがすごい印象的だった、俺たちは次男とテレビゲームをして遊んで、次第に遅い時間になっていった、次男にそろそろ帰る、と伝えると
「最後に面白いものみしたるわ」
といわれ、玄関のすぐ隣にあった部屋に連れて行かれた、その部屋の扉を開けると部屋中が傷だらけでナイフがいっぱい飾られてた、あと物凄い不快な臭いがが立ち込めてて俺たちは鼻をつまんで中に入った、なんだか良く分からない気味悪いポスターが張ってあったり、あと壁からおっぱいが生えてた(シリコンのつくりもの?)
俺たちはなにここ?と聞くと ここは長男の部屋 きもいやろ?といい笑ってた 俺らはあっけにとられて部屋を見渡してたんだけど、その瞬間 布団の中から「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」っていいながら男が飛び出してきた、長男だった、原人みたいな髭をはやしてて、物凄い顔をしていた、弟はびっくりして悲鳴上げながら逃げてったんだけど、俺はもう長男と目があっててピクリとも動けなかった、長男は壁のナイフを一個とって、ふぅーふぅー言いながら、じりじりとこっちに寄ってきてて、俺も後ずさりしてたんだけど、次男に体を押さえつけられて動けなくなった。
長男が目の前まで迫ってきて、ナイフをほっぺたに押し当てたり首に押し当てたりしてきて、もう恐怖で金縛り状態になってた、長男は何故かナイフで俺のもみあげを切って これを食え と言ってきた、俺は言われるがままに 自分の髪の毛をもしゃもしゃと食った。
その後、このことを親には言うなよ と次男に念押しされて俺は解放された、しかし、どうやら俺の弟の方が帰ってきた親に報告したらしく、俺もことの事情とあったことを全部話して、その夜には親が警察に連絡していた。
ここまでが、きちがい行動の始まりの部分。
その事件のあった一週間後くらいから、上の住人による嫌がらせが始まった。
はじまりはピンポンダッシュだった。
朝、昼、晩、深夜 時間に関係なく行なわれた、ものすごい連打でピンポンピンポンピンポン!!!!!となり、覗き穴からのぞくと、家の部屋は長い廊下の一番奥の部屋なのだが、
その曲がり角のとこから顔を半分だしてこちらの様子を三男と長女が伺ってた。
またある時は、夜に廊下から金属をこするような音がずっとしてて、親が覗き穴から様子を伺うと、次男が金属バットを持って廊下をいったり来たりしてたり、しまいには、俺が帰ってきたら三男が家の前で大量のうんこをしてたこともあった、次男も何回かしょんべんしてた。
相手の親とも話し合ったり、警察だけは、と泣きつかれたらしいが、後に聞いたら何回かのケースのときは親父が警察に連絡していたらしい。
しかしながら、嫌がらせは一向に止まず、管理人とも話し合いの上、退去してもらうとの話が出てた頃
その日の夜も廊下からすごい笑い声がするので俺が覗き穴で廊下を覗いたら、次男に抱きかかえられた三男が廊下の窓から何かを投げてたんだ、でも何してるのか良く分からなくて、俺は母さんに 何かを窓から捨ててる、と報告した、母さんはしばらく覗き穴から見てたんだけど、血相変えて扉開けて、なにやってるの!!やめなさい!!!!!と叫んだ。
マンションの廊下の窓からは景色は見えなくて、木造一軒が隣接してて、窓開けたら、隣の家 みたいな感じなんだけど、なんとその兄弟はその木造一軒家に向けて、なにかよく燃える液体?オイル?かなんかを染み込ませた丸めた紙に火をつけて放り投げてた。
母さんがダッシュでやかんに水入れてマンションと一軒家の間に落ちた紙めがけて水ぶっかけてた、母さんは物凄い勢いで上の階兄弟を叱り付けてた、嫌がらせならまだいいけど、これは一つ間違えば人が死ぬ行為だ!!!って兄弟正座させて怒鳴ってた、管理人さんも騒ぎ声で駆けつけて、早急に本格的な話し合いをさせていただきますっていってた。
次の日の夜9時くらいだったと思う、親父は出張でいなかったので、ピザを頼んで弟と母さんと俺でテレビを見ていた時。
物凄い音が上の階からした、 ドスン!!!!ドスン!!!とすごい人数の人たちが飛んだりはねたりしてるような音、鉄のカキンッ!という音、とにかく尋常じゃない物音がして俺たちは怖くてじっとその音に耳を澄ましていた
30分立っても一向に鳴り止まず、ドスン!ドスン!!とかズドドドド!!と上で運動会でも開かれてんのか?というほどのすごい音が延々と鳴り響いた。
ふと母さんが立ち上がって、ベランダに出ると、下には物凄い人だかりが出来てたらしく、外に出たほうがいいかも、といい俺たちはあったかい服をきて外に出ようとした、そしたらなんと、廊下の窓から火がこれでもかというほど噴出していた。
あの光景は今まで見たなにより衝撃的だった、廊下は煙だらけで窓からは火が生き物のようにうねっていて、物凄く怖かった。
母さんが玄関の扉を閉めて、ベランダから下の階に降りるはしごを下ろし、管理人室のベランダへ移動、そこからはベランダから直にはしごを使って外に逃げた。
裏手の木造一軒家が燃えて、こっちまで火の手がきたらしい、その後、上の階の兄弟もベランダから降りてきた。
そのとき長男はいなかった。降りてきたのは次男と長女と三男、あと母親だった。
兄弟はキチガイだけど母親はまともってイメージだったから、母親がいたことに本当に驚いた、今思えばそんなわけないんだけど。
そのご警察だー消防車だーとすごい騒ぎになり、その晩は家族みんなで友達の家にとまった。
マンション自体は壁と廊下が焦げたのと階段の手すりがすこし溶けた程度だった、噂なので確かではないけど、木造一軒家にすんでたおじいさんは亡くなってしまったらしい。
俺たちは、そのあと、しばらくそこに住んだんだけど、大阪の違う町へ引っ越した。
あの事件の日以来、上の階の住人はいなくなった、火事が誰のせいだとか、大暴れはなんだったのかとかは全然わからない、謎のまま。
と こんな感じ、ほぼ脚色せずに書いたつもりです。
嫌がらせを受けたのはお前ら一家だけじゃなかったかもな
>>26捕まったかどうかはわからないんだ でも警察に事情はきかれたり
今までの事とか、火ついた紙投げてたのは話した。
でもそれで捕まったかまではわからないんだよな、ニュースになったらしいけど覚えてない
親父以外にも母親が水商売してるなら少なくても他人の関わりはあるだろうし
>>28母親はその時パトカーの中に連れて行かれてるのみた、捕まったのか事情聞かれただけかはわからない
でも下に集まった野次馬達は最初火事に気づいてなくて 物凄い音で集まっただけらしい、下にいた友達が言ってた
その後で 裏で火事が!!みたいなことになった
14歳未満の子供は罪に問えないってのがあるって事が一点
心神耗弱状態で物の善悪が判断出来ない人物は罪に問えないってのが一点
警察で絞られた可能性はあるな
>>32本当に怖かった でも何故かあのときのおれは、大人でも一人くらいなら倒せるっしょw
って思ってた勘違い格闘技少年だったからなんか反撃法とかを弟と考えててそれは楽しかったw
>>33可能性はあるね 続報はほとんど噂ばっかで確かなものがないんだよなぁ
>>34昨日久々に実家帰ってトーチャンカーチャンとこの話になった
噂程度だと、あの時長男が暴れててすごい音がしてたらしいって親父がいってたが
弟は次男と母親の喧嘩だって聞いたっていってたから 全部眉唾