708: 長文です。 2008/08/28(木) 01:22:20 0
それは本人の希望でしたし、私が結婚してしまって介護が大変になってしまったから。
簡単に介護って言っても、認知症は言い尽くせないほど大変なのですよ。
私は施設に偏見をかなり持っていましたが、実際見に行くと「あれっ」って感じでした。
明るいし、清潔だし、何より利用者が全員笑っているんです。
祖母もニコニコ笑ってて、何と無く私は寂しいですが、本人が本当に幸せそうなんです。
家にいたときは、世話をしている母との衝突もありました。
母が介護疲れで倒れてしまい、私が泣きながら祖母の下の世話をしたこともありました。
でも、あの時は祖母はだんだん笑うことを忘れていきました。
けど、施設だと皆優しいし、私も母も極力時間が出来たら会いに言ってますので、
幸せそうにニコニコ笑っていて、本当に良かったとは私たちは思うのです。
これは色んな意見はありますでしょうが、これが私たちが取った最良であろう選択です。
トメは、やはり偏見の持ち主。
「おばあちゃんがかわいそうだね!」「虐待じゃないの?」「施設なんて牢獄!」
と、ニタニタ笑いながらいわれますが、夫がカバー。
私は、結構気が強い方なので言い返してたんです。
「そうですね!トメさんは介護なんて私に頼まないでください!
これだけ言って介護されようなんてずうずうしい!」
とか言って、トメをキーキー怒らせていました。
絶縁は夫も考えてくれたんですが、夫と腐っても親子。
盆と正月だけは付き合うことにしていました。
去年、母から連絡があり、私の実家へいって来ました。
そこには、何束の手帳。
中身は、祖母の日記帳でした。
最初の日記は昭和から始まり、私が生まれた日のこと、学校へ上がった日のこと。
祖父が亡くなった当時、どんなに祖父の事を愛していたかということ。
反抗期に私が祖母へ何気なく言い放った暴言に「悲しい」とつづられていたこと。
全部読んで、涙をダラダラ流してしまいました。
最後の日記は、とても驚きました。
認知症が発覚してしばらくした頃、祖母が一人で電車に乗ってお寺へいったんですが。
その時、まだ家族も「認知症って…どういうの?」ってレベルであまり判らなかったんです。
が、甘かった!祖母は迷子になってしまいました。
その時の事が書いてあり、「不安だった。○○(私)には特に心配かけた」とありました。
文章も、凄く綺麗な字を書く人だったのに、小学生みたいな字。
感じもめっちゃくちゃで、「何語なんだよ…」って言うような字やらミミズのような字。
でも、一番最後に読み取れたのが「私がもっとしっかりしなきゃいけない。」でした。
それを見たとたん、母と抱き合って泣きました。
不安だったんだ!怖かったんだ!と、今更ながら本人の気持ちを察することが出来ました。
母に、「お前、一番おばあちゃんと仲が良かったからこれ持ってけ。」と、手帳をもらいました。
その手帳は、大事に大事に、寝室のタンスの上の引き出しに入れておきました。
で、お盆に偽実家(近距離)へ行く予定だったんですが、その前にTELでトメに呼び出されました。
私だけ一人で来いと。一応夫に相談しましたが、「辞めとけ。」との事。
でも、「いいもの見せるわ」って何か含みのある事言ってたので、夫同伴でいって来ました。
「これ!見たわよ!見たわよ!」
と、トメに嬉々として出されたのが、なんと祖母の手帳!
「え?なんで?どうして?誰にも取れない場所に入れたはずっ!!!」
って思い、何故か足が痙攣して振るえてガクガク震えてしまいました。
トメの話を纏めると、家の鍵は大屋さんに「親です」って言うと簡単に貸してくれたって事。
私の弱みを何か探してたら、タンスを見つけたとの事。
タンス=昔から大事なものやへそくりを隠すと相場が決まってるそうで、それで見つけたとの事。
情けないことに、全然判りませんでした、トメの進入。
って言うか犯罪です!
「それじゃあ泥棒ですよ?嫌だなトメさん泥棒にまで成り下がったんですか?さ、返してください。」
っていうと、
「あらぁ~?何時もキツーく言い返すアンタがこんなに弱弱しくなるって?じゃあこれすごい大事なんだ?」
って、スゴイ嫌な顔で、もうこの世のものとは思えないほど憎憎しく笑うんですよ。
ここで、夫に「何かあったら直ぐ呼べ!」っていわれていたので、携帯にTEL。
車から直ぐに駆けつける夫。
「え?何で夫君が?アンタ一人で来いっていったでしょう!」
って激怒するトメ。そのトメの手に持っているものを見て、夫も激怒。
私は、情けないことに、「返してくださいってば」って叫んで泣くしか出来ませんでした。
トメは、ニタニタ笑って、ページをめくって声を上げて読み始める。もう中学生の苛めですよ。
祖母が認知症になったあたりは、もう本当に楽しそうに読み上げるんですよ。
「返せよ!」って夫がつかみかかろうとした時、
「あら、ウッカリ手が滑っちゃったぁ!」
って言って、トメの野郎、ボトボトと手帳をなべの中につっこみやがったんですよ!
絶対わざとです!許せません!夫は何かギャーギャー言ってましたが、私はもう冷静じゃなかったです。
兎に角、高級そうなもの。トメの好みが判らないけど、貴金属とか。
トメは、「えーちょっとまって!」って追いかけるけど、体力には到底叶うわけありません。
思いつく限り、高級そうなものを両手いっぱい抱え込みました。
確か今思い出せるのでは、ネックレスや指輪や化粧品や毛皮っぽい洋服。
そいつを一気に、庭に放り出してぐっちょぐちょにしてやりました。(当日雨)
それでも怒りが収まらず、鍋をひっつかんで、トメにぶちまけました。
中身はクリームシチューでした。火を止めてすこしたってるから冷めてるけどちょっと熱いかな?
でも知らない!
手帳を回収しましたが、半分ぐらいはぐちょぐちょになっていました。
それを見て、もうわけが判らなくなって、泣き叫びながら冷蔵庫の中のものぶちまけたような。
兎に角、ありとあらゆる方法で、大暴れしてきました。
ちょっと落ち着いたときに
「トメさん。殺されなくて良かったですよね?ああ。今から両腕両足切り刻んで、介護必要な
体にしましょうか?それがいいですねー。介護?しませんよー。孤独死してください。
あーでも介護楽しそうかなー?何してもいいのよね?あーそうしましょそうしましょ。」
って言って、夫いわくじっとりと笑っていたようです。
トメ、ひぃひぃあわあわ言いながら、カエルみたいにグエグエと這い回っていましたよ。
夫は、気の強い嫁だとはわかっていたけど、キレるとこんなんなっちゃうのははじめてで。
暴れてる最中、止めることも出来ず、見てたそうですが途中
「あーなんか気の済むまでやらせるか」って事で、放置状態にしちゃったそうです。
ご近所さんに警察呼ばれたら、まあそれはそれで説明してなんとかなるかーって考えたそうです。
トメなんでそんなひどい事ができるの?
台所だったみたいだし、ニタニタ日記読み上げてるときに
素早く包丁掴んで刺せたらよかったんだけどね。
いやマジで。
なんかもうさ、ホントに。
夫は「さ、もういいだろ」と、私を引きずるように車へ連れて行きました。
トメはそれを勘違いして
「夫君!私の味方よね!見たでしょう暴力!なんて怖い!おおっ!」
とすがり付いてきましたが、夫はパッと振り払って
「汚い触るな!もう俺、母さんを人間的に嫌いだ。」と、バッサリ。
私は車に押し込められ、放心状態でグチャグチャの手帳を抱えていました。
本気で全身の震えと涙が止まらなくて、「なんだこれ?人間どうなるの?」って状態でした。
で、吐き気を催したんですが、間に合わず…。
窓を開けて、ギャーギャー言ってるトメの体にゲロぶちまけちゃいました。
ゲロまみれで「ヒィィィ!もうアンタなんて!!ヒィィィ!謝っても許さないよ!」って叫ぶ
トメに、夫は「謝らないし!てか母さんが謝ってもあわん!」って言ってくれていました。
それを聞いて、「あ、会わなくていいんだ!」って考えて。
サーッと目の前が晴れる気がしました。
手帳は、拭いて乾かしたらなんとかなりましたが、やはり殆どダメ…。
それでも、無事だった手帳もあるので(全部放り込まれたわけじゃない)それを大事にします。
虚無感は正直ありますが、夫が結構優しくなってくれたので、今は甘えてしまうことにします。
所で、大屋さんに確認しつつ軽く「メッ!」って言いに言ったら。
トメが進入したの、今年の春~初夏ぐらいらしいのですよ。
全然気がつかなかった!手帳も出さないで大事に大事にしてたから滅多に見ないし。
トメ、空き巣の才能マジでありますよ。
夫は、その話を聞いて「空き巣かよ」って本気で家で泣いていました。
ちょっと可愛そうですが、夫から「もう会わない!葬式くらいだ!」って言ってますので甘えることにします。
根性悪のボケは、壮絶だよ。心の習慣がモロ出しになるからね。
普通はここまで堕ちない、ってレベルまで堕ちるパターンが多いらしい。
報復されることはないと信じてられるんだろ。
因果応報ってことば、知ってるはずなんだがなあ。
後出しですみません。ウトは生きてますが、空気状態です。
トメが気性が荒く、何を言っても聞かないので諦めてしまっているようです。
モメると、後でボソッと「ゴメンなー嫁さん」って言ってくれる人ではありますが…。
強くトメに言うことができず、悪く言えば小さい人です。
思い出してしまった…トメはメモ帳読むときに、最後やっぱり何かいてるかわからなかったみたいで。
「なぁにこれ?小学生でもかける字よねぇ!?プッ!アンタの所のおばあちゃんって、本当にバカなの?
それとも病気のせい?あーやだやだ!行いが悪いからなるのよね、ああいう脳の病気って。」
って、本当に見下してたんですよ!
私と勝負したければ、そんなもの持ち出さずにいつでも受けて立ったのに。
弱みを握ってなんて、本当に卑劣だと思いました。
今は、悪いんだけど大家さんに黙って、もう一個鍵つけちゃっています。
>>708にはGJ!と言うよりも背中をさすってやりたい気分だ
びっくりだな。
大家も締め上げた方が良いよ
鍵渡すなんて有りえない
とりあえず、引っ越すことを考えてみてはどうだろうか・・・
もう一度後だしすみません。
引越しは?とか言われるかなーって思ったんですが、引越しは視野に入れています。
なにぶん、今夫の会社が忙しいので一緒に不動産屋さん回れないんです。
今は、鍵を増やすとか、振動でブザーがなる防犯装置を買ってきて対処しています。
玄関には、ダミーカメラ。家の中には1台だけ本物のカメラが出かけるときだけ回っています。
たかだか、賃貸アパートなのに、周りの人がヒクぐらいの防犯です。
なんか、あの日以来私の胃がキリキリ痛み続けてしまっているので、病院も行く予定です。
その状態を見て、夫は「いらんね?これ」って言って、家の電話を撤去してくれました。
(電話の相手は殆どがトメだったし、実母には携帯を教えてますので問題はないです)
これ以上書いちゃうと、本当に泣き言&すれ違いばかりになっちゃうので失礼します。
長々とすみませんでした。
消えるといって出てきてごめんなさい。
最後に一言だけ言われてください。
皆さん、本当にありがとうございます!
なんか、優しい方々ばかりで涙がホロホロ出ちゃいました。
おばあちゃんが言ってた
「辛い辛いって言って生きてちゃ本当に辛くなっちゃうし辛いことしか起こらない。
逆に楽しい楽しいって言ってれば、楽しいって奴があっちから来てくれるんだよ。」
って言葉をちょっと思い出しました。
よーし!明日から、住宅情報誌と防犯グッズ抱えて頑張るぞ!!!
>>728
でも、今夜だけは…Dカップの胸で泣き崩させてください…。
そんなクソ人間の葬式なんか、出なくていいよ。
今日はDカップ住人の胸を借りて泣いて、ゆっくりお休み。
うちも今旦那と2人で良大トメ介護中なので身につまされたよ。
頑張ってね。無事引っ越して楽しく暮らせますように。
おはようございます。昨日の長文です。
消えるとか言ってたのに、とりあえずご報告を。
私はウトメの件はあの日から全て夫に任せてしまっています。
夫は、私の実家に土下座して謝りたいと言ってましたが、実家にはまだメモのこと言ってませんし、
余計な事言って心配させるのも嫌なので、それはよそうと話をしました。
「その代わり、私を幸せにして?」って言ったら、男泣きされましたよ。
夫に、朝食の時に少し大屋さんとウトメの話を聞いたのですが。
(あの日から私はその話を聞く気はないという気分だったので、避けていたんです)
大屋さんには、あの後夫が単独でかなりキツーく言ったらしいです。
訴えるまではいってませんが、引越しに当たっては大屋さんの過失なので、色々と援助が出るそうです。
それと、それまでの間防犯グッズや防犯のための家の改造はやむをえないので全面的にバックアップだそうです。
(鍵を付け替えたのは、私だけ大家さんに内緒にしてるのだと思い込んでました…)
トメは、あの後夫の携帯にジャンジャカ電話をしてきてるそうで。
私が大暴れした日、ウトはキーキー叫んでるトメをつれて、病院へ行ったそうです。
ウトなりに、自分の妻がこれはおかしいとやっと思ったそうで。
医者からはまだ「これっ!」っていう診断はいただいてないそうですが、どうも空の巣症候群(?)らしいのです。
今まで一生懸命育て上げた息子が、何処か知らない娘に盗られたと言う感覚になってるそうで。
家の中は空っぽで、親鳥は虚無感に襲われるっていう奴らしいのです。
今の所対処法は、現実を受け入れさせるとしかないそうでうs。
なんだかそれを聞いてかわいそうとは思いましたが、夫に
「お前さ、仏心出そうとしてないか?だからこの話するのはもう少し後が良かったんだけど。
病気でもなんでも、今まで何度仏心出して辛い目にあった?な?もういいよゴメンな。」
と、いわれました。夫のほうが実は私より凄く怒ってるようです。
しかし、急にこの話をしようといった私に夫もちょっと不思議に思ってるフシがあるみたいです。
2chで書き込んで~とか言えないので(言ってもいいけど、なんか暴言かいてるから恥ずかしい)
「そろそろ私も現実を知ろうと思って!」っで通しちゃっています。
ごめんなさい、補足です。
夫がウトメの所へいった時、トメにまたすがりつかれたそうです。
凄く哀れで凄く小さく見えたそうですが、その口からは私の悪口ばかり。
「離婚して」「あんな嫁と別れて帰ってくるよね?」って状態で。
ウトに、
「申し訳ないが、俺はもうこの人とは会いたくないんだ。この人のこと頼むよ。
この人を幸せにするのは、オヤジの責任だろう?それと同じ風に嫁を幸せにするのは俺の責任なんだ。」
って言ったら、ウトは
「今まですまなかった。」
と小声で言って、トメを引き剥がしたそうですよ。
帰るときも、今でペッタリ座り込んで、ワーワーと泣いてたそうですよ。
かわいそうとは思いますが、ウトがしっかりとトメを幸せにすればそれでいいと思います。
トメは私の大切なもの(手帳)と引き換えに、自分の大切な人(私の夫)を失ったんですね。
大きい代償です。
でも、近くにいる一番大切な人(ウト)に気づければ、トメは幸せになれると私も思います。
仏心かもしれませんが、その時はもう一度だけトメにあってみてもいいと思ってはいます。
その日が来ないかもしれませんが、夫の親ですからやはり幸せは願っては止まないものですよね。
が、今は本当に勘弁です、殴りそうなので…。
優しいダンナ様で本当に良かった。
初めて聞く病名だ。
ちょっとクグってくるノシ
>>814は旦那と幸せにな!