俺は若いころ全然まったくモテなくて、30過ぎるまで彼女も出来なかった。
でも周りの友達もそんなもんだったから焦ってなかったし、
「結婚って人生の墓場だろ?」って考えで恋人作ろうとも思わなかった。
ところが35前後で、友達がバタバタと結婚しだした。
ずっと付き合ってたけど結婚する気無かった奴とか、見合いパーティに参加しだした奴とか、色々だったけど
友達だった奴らが急に家族を持って、俺から離れていって、幸せを築き始めた。子供が出来た奴もいた。
そしたら急に「友達は結婚して家族が出来たけど、俺はこの先一生独りで暮らして、寂しく死んでいくんだ」っていう
衝動って言えるような寂しさが押し寄せて、何だか知らないけど夜中に涙が出てきて寝れないような日が
続いた。ずっと独りで寂しかったことに、やっと気づいたような感じだった。それで急激に結婚したくなった。
俺はそれから、インターネットでお見合いパーティみたいの探して、全力で応募しまくった。
服も無茶苦茶いい物揃えたくて、貯金を大量にファッションにつぎ込んで、
アルマーニのジャケットと、ドルガバのワイシャツと、ブルガリのネクタイっていう、今考えると
無茶苦茶恥ずかしいファッションでパーティに行った。
パーティは若い子から年増までたくさんいるんだけど、おっさんだから若い娘はみんな可愛く見える。
片っ端から、脈のありそうな娘に声をかけて、「俺すぐにでも結婚したいんです」アピールをしまくった。
タイプな子に何回も何回も迫って、パーティの帰り送らせてもらえることになった。
駅までの帰り道、パーティ会場から離れて、周りに誰もいなくなった時、その娘がくるりと振り返って、
本当に気持ち悪そうな顔で、
「誰もいなくなったから言いますけど、あなたのファッション、すごくセンス無いです
ブランド品ばっかりだけど全然似合ってないし、服は高そうなのに靴が安くて、絶対変です!
そんなんじゃ結婚できませんよ、焦ってるのはわかるけど…」
って言われた。
自分より10も若い子からそんなこと言われて、その場はすごく腹が立って別れたんだけど、
帰ってから何かすごく空しくなって、ブランド品はその日で一切着なくなった。
その後色々あって結婚出来たんだけど、思い出す度に胸が締め付けられるような黒歴史…
>>645
ファッション目覚めたての頃はよくあることだよ
努力しててえらいじゃん
>>645
ほのぼのした
>>645
自分的に恥かしいかもしんないけど、聞いてる側では頑張ったんだね、うん。わかる。
というかんじ。
失敗してみなきゃわかんないことってあるよね。
とくにファッションは試行錯誤を重ねてわかっていくものだと思う。
>>645 指摘されて&結婚できてよかったな
奥さん大事にしろよ
>>645
確かに思い出すと死にたくなるかもしれないけど、
その時に恥ずかしい思いをしたから、今があるんだろうなーと
お幸せに、としか言いようがない。
奥さん大事にしやがって幸せに過ごせよ!
>>645
それでも結婚出来たから羨ましい。
つかその時言ってもらったからこそ、自分が変わって結婚出来たのかも。
相手もいい子だったんだろうなあ
帰りに言ってあげないとダメだこれは、って思ったんだろうね
またはもう我慢できずに言ってしまったかw
お目覚め乙ですた