俺が同棲していた彼女に振られた時の話。
付き合って5年目、携帯をこそこそいじる、不自然に実家に帰るなど様子がおかしかったので、ある晩問い詰めてみると、他に好きな人ができたので別れたいとの事。
すでに相手とは気持ちも確認しお泊まりもすませ、後は俺に言い出す機会を見ていただけらしい。
少なくとも2ヶ月は二股状態だったようだ。
話しあった結果、もう一緒のベッドで寝るわけにはいかないと、当面必要な荷物だけ持ちその場で彼女は新彼の家へ(一人暮らし)
最後は俺は冷たいという話と、新彼は貧乏だけど(俺と違って)心が優しいといことを彼女はやたら喋っていた。
二股の謝罪はなかった。
ようやく新彼のもとへ行けると心なしか嬉しそうに出ていった。
多少予感はあったとはいえ、長年一緒に過ごしてきた彼女の喪失、また束縛のひどかった彼女の方のまさかの裏切りに、俺は悲しみ失望し、泣いた。
とはいえここまではただ振られたというだけのよくある話。
本題はこれから。
続き
一週間ほど連絡がなかったので、「荷物はどうする?住所教えてくれたら送るけど」とメールした。
2DKの部屋にある荷物の7割は彼女のだった。
(家賃光熱費は原則俺が払い、彼女は毎月3万円ほど俺に渡すルールだった)
しかし返事がない。
それから一週間後にようやく電話がきたが、要件は荷物とは別にあった。
「ねえ、あの動画ちゃんと消してよね」
「あの動画?」
「エッチなやつ、何回か撮ったでしょ?」
すっかり忘れていたが、何度か撮ったハメ撮りのことを言っているようだ。
「ああ、パソコンに保存してあるのかな、消しとくよ」
「絶対見ないで消して、荷物は待って、ここワンルームだから送られてもこまるし」
「じゃあ実家に送る?」
「それもダメ、別れたとか言ってないし、また連絡する」
それだけ言われほぼ一方的に切られた。
長年好きで付き合ってたはずの彼女の他人行儀でかつ身勝手な態度に少々傷つき少々イラついたが、まあ仕方ないと次の連絡を待つことにした。
続き
しばらくしてまた電話があった。
荷物の件かと思ったが、要件はまたもハメ撮りのことだった。
「ねえ、やっぱり信用できない、今度そっち行ってちゃんと消したか確認したい」
「ちゃんと消したよ、それより荷物は?俺も心の整理をつけたいんだよ。いつまでも部屋がこんな状態だと困るんだ」
「そんなこと言われても私だって困る、荷物はもうちょっと待ってって言ってるでしょ、それより明日そっちいくから」
このあたりで彼女の身勝手ぶりに我慢ができなくなってきた。
「消したって言ってるだろ、それにパソコンから消えてたって、もしすでにUSBで外部に出してたら?隠そうと思えばいくらでも隠せるのにどうやって確認するの?」
「それはそうだけど」
「あとは俺の良心を信じるしかないじゃん、何年も付き合ってきたんだから、俺が信用できる人間かどうかわからない?
それとも俺に対してひどい態度だったっていう後ろめたさがあるから、それで心配なの?」
「じゃあやっぱり消してないってことじゃん」
「なんでそうなるんだよ、ちゃんと消したよ、とにかく明日はいないしこられてもこまるよ、荷物は来週までには答えだしてくれ」
「別れるときに本性がでるってホントだね」
どっちがだよ、と思いつつ今度は俺から切った。
綺麗には別れられないもんだなと思ったものだ。
続き
数日後、知らない番号から電話があった。
話してみると彼女の新彼だった。
やたら喧嘩腰だ。
「今からそっちにいくから、誓約書を書いてもらう」
最初意味がわからなかったが、話を聞くとどうやら、写真を全部消す、もし消したといって残していた場合は慰謝料を払う、といった内容の誓約書を書かせようとしてるようだ。
なぜ動画ではなく写真なのか気になったが、俺はすでに消したし、これは俺と彼女の問題だからお前と話すつもりはない、金輪際かけてくるなと最後は怒鳴って切った。
数時間後、チャイムがなり新彼と彼女がきた。
誓約書がどうとか言っていたが、オートロックなのでインターホンごしに帰れと怒鳴り切る。
すると今度は彼女の携帯から電話がきて、出ると新彼が誓約書書け、書かないなら弁護士に相談すると騒いでる。
じゃあ次は弁護士を通して話し合いましょうと言って切った。
それ以上粘るようなら警察を呼ぼうと思ったが、とりあえずは帰ったようだ。
続き
それから数日間、何度か彼女や新彼から着信があったが無視。
こちらから何日までに連絡がなければ実家に荷物を送りますとメールだけした。
数日後のある晩、帰宅するとマンションの前で男に名前を呼ばれ、振り向くといきなり胸ぐらを捕まれた。新彼だ。
「散々無視しやがって、今日は話つくまで返さねぇぞ」
今日は一人できたようだ。
よく見ると俺より10は年上だった。
「話ってなんだよ」
振り払ってそう聞くと、そいつは紙を取り出して俺に見せた。
手書きの汚い字で書かれた誓約書だ。
「なんだそれ、そんなもん書かないよ、早く弁護士に相談してそれからこいよ」
「本人の意志を無視してワイセツな写真を保管しているのは犯罪だからな、誓約書を書かないなら警察に通報する」
「勝手にしろ、そして喜んで一緒に撮ったハメ撮り動画消してくれませんって泣きつけよ、相手にされねーから」
「あ?ハメ撮りってなんだよ」
「それできたんじゃねーのかよ」
いってる途中に気がついた。
彼女はさすがにハメ撮りとは言えず、でもそんな動画が俺の手元にあると思うと不安で、エッチな写真程度に濁してこいつに相談したんだろう。
前回も写真がどうのと言っていた。
そして今日はこいつが独断て一人で来たのだ。
続き
「写真写真言ってるけど、撮ったのは写真じゃないからな、ハメ撮りだぞ」
そういって俺はカメラを構えたポーズで腰をへこへこふった。
新彼は露骨に動揺している。
「裸の写真を無理やり撮られたって言ってたぞ」
「そんなの撮ってないよ、ハメ撮りだってあいつもノリノリだったんだからな、なにが無理矢理だよふざけやがって、自分から大股広げて撮ってって言ってたくせに(誇張)」
「ウソをつくな」
「信じないなら好きにしろ、あいつも今は猫被ってるだろうしな、ほんとは生もフェラも自分からねだってくるような女だけど(だいぶ誇張)、
言えばアナルだろうがなんでもやらせてくれるし(ほぼウソ)
それにもう消したんだからどうでもいいだろ、何百回と抱いた、しかもいい年した女のハメ撮り映像なんて見たくもねーよ、さっさと捨てたよ」
「喧嘩売ってんのかコラ」
「売ってねーしとりあえずあいつに事実確認してこいよ、それから警察でも弁護士にでも相談しろ、あとこれ以上騒ぐならこっちが警察呼ぶぞ」
悪態をつきながらもそいつは帰った。
俺は人生でほぼ初の修羅場に、終わってから足ががくがくした。
最後
翌日彼女からメールがきた。
「私の幸せを壊してなにが楽しいの、死ね最低クズ野郎」
的なことが書かれていた。
あれからハメ撮りについて追及され、揉めたんだろう。
俺は
「お伝えした期日がすぎたので荷物は実家に送ります、着払いにしますので、事情はそちらで説明しておいて下さい」
と返事をしておいた。
まあ大人げないかなと思い、実際は送料はこっちで払ったけど。
以上、たいした話じゃないですが、俺が今まで経験した一番の修羅場でした。
長くなってすみません。
何百回も抱いた女とのハメ撮り動画も、意外に抜けたりして?
ちょっとDQN返し要素もあってワラタw
乙
>事情はそちらで説明しておいて下さい
自分に都合の良い嘘で固めそうだな
ちなみに元彼女は妊娠とかしてなかったんだよね?
昔、付き合って2ヵ月の彼女が妊娠3ヶ月だった修羅場をちょっと思い出したよw
新彼氏が俺と同じ思いをしなくてよかった
いや結果的には悪かったんだろうけどw
付き合って2か月で妊娠3か月でも何の問題もないけど…?生理予定日が一日でも過ぎたら妊娠2か月だよ?
おいダルビッシュじゃないか 元気にしてるか