豪快と野蛮を絵に描いたような人物で、例えるなら両津勘吉をヤクザにしたような破天荒。
自分の代で会社を興してバブルまではえらく景気が良かったオッサン。
英雄色を好むじゃないけど色んな女に手を出した挙句、女房の姪に手を出して囲ってしまった。
女房は当然出ていって、子供はこれを機に自立。
姪は正式(?)な愛人になり会社の事務も任されていたが、何度妊娠しても産ませてもらえなかった。
それどころか他にも女を作って、その女にも会社の手伝いをさせていた。
従業員も世間もそりゃあ冷たい目で見てたけど、オッサンはどこ吹く風。
神経の太さが計り知れないオッサンは、子供の結婚式に愛人と元妻を同同席させる無神経さ。
そうしてるうちに不景気の波が押し寄せ、オッサンは従業員への給料をちゃんと払わなくなった。
姪以外の愛人がオッサンの会社で大怪我をし、見た目でわかる大きな障害だったため、さすがのオッサンも、ただ捨てるだけではなく慰謝料を払った。
(続く)
不景気の上に慰謝料の支払いで、オッサンはあちこちに借金したが追いつかず、とうとう破産した。
姪はこんなオッサンの為に色んな仕事をしてオッサンを支えた。
数年後、地元が大きな公共事業を始めるため従業員を募集すると、オッサンが応募してきた。
この時オッサン60歳。
不景気時にオッサンの連帯保証人になった人は今でも借金を返し続けてるというのに、その隣で
「高い給料もらって年金もらって左うちわじゃハッハッハ!」と高笑い。
(連帯保証人になった人はオッサンの借金を返し続けてるけど、破産したオッサンは返さなくていいらしい)
そして生活が落ち着いたオッサン、結婚することになった。
相手は長年連れ添った姪 (元嫁の姪)。
ではなく、他で孕ませた20代の女。
姪には産ませなかったのに、この女の生んだ子はえらく可愛がたっそうだ。
会う人会う人に見せびらかして自慢していた。
(次で最後)
ところが近所のオバチャンが
「どれどれ私にも見せてみぃな。おーうんうん、こりゃ間違いねぇ。
オメの子じゃねぇ!」と言ってしまい、若い女房に詰め寄ったら本当だった。
そしてオッサンは独り身になり、それでも姪とは結婚してないという。
信じられないことに、もうすぐ70であろうこのオッサンは今も元気で豪快に堂々と暮らしてる。
こんな奴がいるんだなぁと半ば感心した、修羅場だらけの他人の人生。
>>9
それ、本人は修羅場と思ってね~よ
近所のオバチャンは霊能者だったのか、それともサ○コみたいに人種が違うほど
あからさまに似てなかったのか、クソ嫁の行状を密かに見張っていたのか
どれなんだろう
お、レスついてる。
托卵を見抜いた近所のオバチャンは霊能者でも何でもない、ただのでしゃばり。
田舎なので、ひとつの家系には一つの顔というか、一族が同じ顔なんだよね。
その赤ん坊がその血筋で似るはずの顔じゃなかったってこと。
そのオバチャンじゃなくても皆そう思ってたかもしれない。
そうだな。
オッサンは何があっても堂々としてるよ。
本人は平然としてるけど、本人以外は修羅場だったと思う。