スレ立て初心者ですすみません。
どちらかというと活発な方
わいわいするの好き
でも見た目はデブス
デブスだと気付いたのは小学生の時くらい
うちの学校に珍しい植物があって、とある雑誌の記者がその取材に来た
たまたまその場にいた私含めた4人がその植物と一緒に写真を載せたいからと言われて写真を撮られたんだけど、その原稿が出来上がったら、私だけ見事に切りとられてて、友人3人だけ載ってた
それを見て改めて自分はデブスなんだって泣いた。
そのまま中学校にあがり、デブさは増す一方
当時マックス78キロくらいまでいったかな…
身長157センチなのに…
いま思えば本当に醜いけど、みんなの優しさと自分の活発な性格もあったからか、そこまでひどいことは言われずに普通に生きてきた
たまに通りすがりにデブとか言われてたけどね
その後中学2年で初めて携帯を買ってもらった
周りがぼちぼち持ち始めてたのもあって、必死で何度も何度もお願いして買ってもらった
もちろんガラケーだし画質も今と全然違う、まだカメラなんて付いてない時代
着メロも手入力の雑誌買って頑張ってつくったよ
待ち受けは当時大好きだったラルクのハイド
画像っていうより画質悪いからイラストみたいなハイドだったけど大満足してた
デ とはなんでしょうか
このブームは高校1年の終わりぐらいまで続いたと思う。
私の周りはほとんどの人がやってた。
もちろん私も。
いま思うと本当に相手がかわいそうだよね。
写メとかない時代だったから、さぞ可愛い相手とメールしてるって思っただろうな。
こんなデブスなのに・・・
当時の私は多少の負い目を感じつつも、別に会うわけでもなければましてや付き合うわけでもないというわけで気楽に楽しんでた。
女の子ともよくメールした。
その日は熱を出して学校を休んでいたためかなり暇だった
携帯に手を伸ばしサクッと星の浜辺に接続。
そん時テレビを見てたんだよね私。
あの有名なキング・オブ・ポップの特番。
なんとなーくそれを投稿した。
見てる人いますかって。
投稿した瞬間にけたたましく鳴り出す携帯。
適当に見てった中に、
見てるよ~
って一言だけ書いたメールがあって、これもまたなんとなーく返した。
いろいろメールしてって分かったのは隣の市に住む1個下の男の子。
以下俺。
周りの友達はヤンキーぽい感じなんだと。
でも俺は口数が少なめのおちゃらけタイプじゃない感じの子って印象だった。
うまく言えんけど。
ヤンキーグループにいるよね、一人は。
おとなしい人。なんかそんなイメージ。
勝手に。
そっから毎日メールのやり取りが始まった。
当時洋楽なんて全然聞かなかったけど俺の影響で洋楽を聞き始めていろんな洋楽教えてもらった。
おはようからおやすみまで毎日メールするようになって、電話もするようになって、俺との連絡は生活の一部になった。
そうこうしてるうちにカメラ付き携帯がついに発売された。
お互いカメラ付き携帯に変えて、写メ交換の話がでる。
デブス、バレてまう、と思った。
ずっと関係を続けたいと思ってたから、ものすんごい頑張って詐欺写メ撮って送った。
まぁはっきり言ってブスだけどさ、デブには見えなかったと思う。
ちなみにこのとき普通に70キロ超え。
もう返事待ってる時間、変な汗いっぱいでた。
どきどき。
俺からの返事はたた一言。
色白いねー
だけだった。
こりゃあ嫌われたかなぁ・・・
悲しい・・・
とかなんとか考えてたらすぐに俺からのメール。
写メつき。
もう開くのドキドキで手が震えた。
俺もブサメンだったらいいのに、そしたらお互い様だし!
なんて思いながら意を決して開いた俺の顔は私の好みだった。
私デブスだしなんだかいろいろ申し訳ないわ!
俺との関係終わっちゃうわ!
ってとにかく悲しい気持ちだった。
なのに。
なのに。それからも俺は今までと変わらず普通に連絡してきてくれた。
しばらくは写メを見て連絡取るのやめるなんて失礼だから気を遣ってくれてるんだろうなー
いつ終わるんだろ、なんて不安な気持ちを抱えたまま連絡取ってた。
でもあまりにも今まで通り連絡がくるもんだから、そのうち私も受け入れてもらえたんだといつもの調子で連絡取るようになった。
俺に会ってみたい
という想い。
でも会えない、なぜならばそう。
私はデブスだからだ。
俺は私がデブだという事実は知らない。
そんなとき、私はついに決意する。
すでに高校1年生になっていた。
すっ飛ばして結論から書くと、25キロのダイエットに成功した。
25キロやせたとき、すでに19歳になっていた。
俺とは中2の15歳から始まり、19歳になった今でも、たまに連絡を取っていた。
俺と連絡を取り始めてからの4年間。
俺から何度も会ってみたいという話がでた。
でもその度に断ってた。
だってまだまだデブなんだもの。痩せるまで待ってよ。
なんて言えない。デブだという事実を隠したいから。
嫌われたくない、関係を終わらせたくない、その一心でありとあらゆる理由をつけて断り続けた。
挙句親父を入院させる嘘までついた。ごめん親父。
そうしていると俺も会うことを次第にあきらめだし、徐々に連絡頻度は落ちてった。
すっごく悲しかったけど、会ったところで嫌われちゃうし、連絡終わっちゃうから、このままの関係のほうがましだと思った。
なんか断り続けて申し訳なかったから、こっちからの連絡も減らした。
なんだかんだいって半年以上連絡があくことはなかったけど
俺に彼女ができたり、私も好きな人いたりで、ふと思い出したときにお互い連絡をとりあう
そんな感じだった。
でもまだまだすんごい長いんですよ・・・
できるだけ簡潔にいきますね
私が通う大学は俺が住む市にあったのでいままでに比べ物理的な距離は縮まった。
ある日の電話
私「引っ越してきて都会でびっくりした!いろいろ遊びに行きたいけど遊ぶ友達がこっちにいない」
俺「大学の友達は?」
私「まだそんな中じゃないんですよ」
俺「じゃー俺とあそぼ」
私「・・・・・・」
俺「いやもう5年経つよ!?そろそろあってくれてもいいでしょ!wまだだめ?」
なんの前触れもなく一週間後に突然会うことが決まった。
テンパって女子っぽい服買いに行こうとかいろいろ思ったけど結局いつもの私で会うことに。
「ヒェッ・・・あれだ・・・」
とぅるるるるr
俺「はい」
私「着いたんだけどもういるよね?あの車でしょ?車で初めましてとか無理だよ1回外出てきてお願いします」
俺「なんでw別いーけどw」
緊張でどうにかなりそうだった
案の定その車から彼らしき人物が
私「わーわーわー!俺!?初めまして!ふふふ!わたしだよ!ふふふ!」
俺「声でけーよ」
私「ねぇ緊張しない!?私くちから心臓でそう!そもそも出会い系で出会うなんてうんたらかんたら」
俺「深呼吸して」
俺は明るい髪色、長めのパーマ、超しお顔。
私とは無縁の今風男子。
私緊張するとずっとわらってるんだけどこの日はずっとわらってた。
俺「とりあえず車のろー」
私「おじゃましまーすふふふ」
俺「まだ緊張してる?」
私「いやだいぶ落ち着いたふふふ」
それから俺は海に連れてってくれた。
砂浜があるような海じゃなくて工場地帯みたいな釣り人が集まる方の海ね。
その気取ってなさが気持ちよかった。
つづき
気付いたら私は俺に向かってこう言っていた。
『あのさ、俺はいろいろと私にとって初めてなんよ。
こういうメールから始まって、会うのも初めてだし、こんなにメール続くのも初めて。
いろいろ音楽も教えてくれて、影響たくさん受けたよ。
うまく言えんけど。
初めて会ってこんな気持ちになるとは思わんかったんやけど
なんか、会ってみて、あの、わたし俺のこと好き!』
俺「・・・・・」
私『え、わたしいま告白した?』
俺「告白ってとっていい?」
私『・・・うん』
正直自分で話してて本当にびっくりした。
何言ってんだって思った。
でも俺は驚いた顔もせずに
いつもの私が好きな笑い方をしながら
「フフッ、別信じるよ。
でもまだ初めて会ったばっかりやし
これから2人でいろいろ遊びに行って
まずはもっと仲良くなろ?」
いま思えばこの時の彼の笑い方と表情
これで完全に恋に落ちたと思う。
ひとまずありがとうの連絡をしてその後はいつも通り連絡していいかどうか迷った。
でもあの返事からして自分に自信がない私は、俺的にはナシだったんだろうなって思って連絡を控えてた。
俺の反応が分からないまま、なんとも言えない連絡頻度だった。
初めて会ってから1ヶ月もたたないくらい。
俺から電話がきた。
その電話に出れなかった私は、俺から連絡が来たことを喜びながら折り返した。
上手くいってほしい
俺「………」
私『もしもし?』
俺?「…………もしもし」(すごい可愛い女の子の声)
!?!?
私『……もしもし…?』
?「……誰?」
私『…えっと、どちら様でしょうか…?』
?「いや、そっちが誰?」キレ気味
私『私 と言います。俺くんの携帯じゃないんですか?』
?「はあ!?お前まじ誰や!!なんで電話してきた!?」
突然怒鳴られた。
まだまだ続きます…
私『!?えっと…あの、俺くんいま近くにいますか?』
?「いるけど何!?なんの用事!?お前なんで電話してきたわけ!?」
突然、すっごい怒鳴られてムカついた。
私『………なんの用事って、そちらから電話してきましたよね!?意味わからないからとりあえず俺くんにかわってくれますか!?』
「………ガサゴソ…(かわれって)」
俺に電話をかわる音がする。
俺「………もしもし…」
最初の第一声を聞いてなんかもう全てを悟った。
本当に気まずそうに、申し訳なさそうに、俺はもしもしって言った。
胸が締め付けられた。現実だ。
ワイファイだからか
私『…彼女いたの?』
俺「…いや、違う」
私『じゃあ、出来たの?』
俺「…………うん」
私『もう二度と連絡しないでさようなら』
電話切ったあと泣く…ことはなく、無表情で俺の連絡先を携帯から抹消。
友達に連絡してソッコーで遊びに行った。
俺との5年間。
本当にたくさんの話をして、お互いいろいろ相談しあったり、仲を築いてきたつもりだったけど、それは本当にあっけなく終わった。
まあ仕方がない。
所詮彼との関係はほぼ電波上だったのだから。
彼ははなから私はデブスで付き合うなんてあり得ないと思い、フェードアウトしようとしてたのか。
彼には実は隠してただけでもともと彼女がいたのか。
彼は実は女癖が悪くて期待を持たせるような事を私にも言い、その女とも同時進行してたのか。
いろいろ考えたけど真実は分からないし、そんなことはもうどうでもいい。
彼との電波上での関係はこうしてあっけなく終わったのである。
読んでくれてる方、本当にありがとう
俺とあっけなく終わった後。
俺との事は悲しいけど、なんだか、もう自分が惨めすぎて記憶から消してしまいたい気持ちでいっぱいだった。
とにかく友達みんなでワイワイ朝まで大学生らしい生活をしていた頃、本当に大好きな彼氏が出来た。
この時20歳。
この彼氏とは本当にいろいろあって今となっちゃ恋愛初心者すぎて笑えるけど、トータル9ヶ月で終わりを迎えた。
この9ヶ月、幸せだったかは思い出せないけど、本当に大好きだった。
つらすぎる程の失恋を経験する事になってしまった私。
本当にツラくてわろた
毎日毎日毎日泣いた
体重は減っ…たりはしなかった
そんなある日登録していない番号から電話がかかる。
?「あ、もしもし」
すぐに誰だか分かった。
私『あ……え、俺?久しぶり』
俺「あ、うん、久しぶり。」
私『どうしたの?』
俺「いや…元気かなって」
私『元気だよ!俺は元気だった?』
俺「うん、元気、あの…あの時は本当にごめん。謝っても許してくれないと思うけど、あの時ろくに謝れなかったから、伝えたくて」
私『私ガチャ切りしたもんねwあの時は私もゴメンwもう大丈夫だよ、気にしてないよ!』
これは本心で、この時はあの大好きな彼氏と別れたばかりだったから、俺のことは正直どうでも良かったw
俺「少し前に別れたよ」
私『あらあら~』
俺「私は?彼氏いないの?」
私『ついこないだまでいたけど、私が大好きすぎてうまくいかなかった。』
俺「え、別れたの?」
とにかく慰めてもらいたい私。
待ってましたと言わんばかりにうざい女に成り下がり、つらいよーという話を延々とした。
ごめん俺。
そんな話をしているととりあえず久しぶりに会おうかってなった。
この時はもう、会うのはまだ2回目だけど緊張なんて全然なかった。
俺と会って、別れた元彼の相談にのってもらったり(僅かな可能性を信じて復縁したかったから)、ヤンキー元カノのこと聞いたり、たわいもない話をしてバイバイ。
そしてこれを機に、俺とは全く連絡を取らなくなる。
この時21歳くらい。
ちなみに体重は56キロ…
お店のスタッフはすごく優しくて私とは仲良くしてくれた。
よく遊んでくれる友達も職場つながりで出来た。
働き出して数年、店のスタッフと一緒に合コンに行ったり、彼氏が何年も出来ない私に紹介してくれたり、男性との関わりもあった
この時はすでに25歳。
今までにも何度か俺の事を思い出す事はあった。
そういや俺元気かなー懐かしいなーってくらい。
でも、携帯変えたりなんだしてるうちに俺の連絡先わかんなくなって、私からは連絡の取りようがないから特に何もないまま月日が過ぎてった。
ある時、合コンで知り合ったメンバーとみんなで集まって飲み会してた時。
知らない番号から電話がきた。
誰だ、なんて思いながらもとりあえず出た。
私『もっしもーし!』
?「……フフッwテンションたか、久しぶり。誰かわかる?」
私『……えー!分かんない!誰?誰?』
?「やっぱ分かんないかー」
私『……うそ!分かるに決まってるやん!何回声聞いてきたと思ってんの!〇〇〇〇くん!』
俺「フルネームやめろw」
そう、俺だった。
俺「あ、ごめん、うんいいよ、待ってるね」
電話切った後は久しぶりの友達から電話きた感覚。
懐かしくて、元気してるかなーって、嬉しかった。
その日は無理だったから、次の日の夜に電話した。
私『久しぶり、俺元気にしてた?』
俺「うーん、あんま元気じゃない」
私『え、何かあったん?』
俺「まあいろいろと」
私『ちょっと待って。先に確認させて、いま彼女は?』
俺「いないwあれからいないよ。だから私に女から電話が来ることはないw」
私『それが聞けて良かったwていうか番号!よくわかったね?まだ登録してくれてたん?ゴメン、私俺の連絡先もう分かんなかったから』
俺「いや、連絡とってた当時から、私の電話番号は紙にメモしてたよ」
私『え?』
俺「携帯のデータ飛んだりしたら困るから、私の番号はメモに書いてんの、昔から。でも良かった私の番号変わってなくて」
私『そっかw』
ってあっさりめに返事したけど、内心少しドキドキした。
というか、嬉しかった。
仕事はこんなことしてる、あの大失恋から彼氏できない、数年であった話をたくさんした。
彼も、仕事のこと、最近はこんな音楽聞いてる、とか、またいろんな話をしてくれた。
そして、また会う事になった。
3回目。
私『私いま県外いるけど、どこで会う?』
俺「俺がそっち行く」
私『えーいいの?遠くない?』
俺「全然大丈夫、車で2時間ぐらいでしょ」
私『ありがとう、楽しみ!』
会うことが決まってからはドキドキした。
ワクワクじゃなくてドキドキ。
最後に俺に会ってから、約5年。
知り合ってからは約10年。
そして会う当日、その日は私の仕事の関係で、夜から会う事になってて、夜の21時頃に俺は私の家に来てくれた。
そしてその日はもう最初から私の家に泊める予定だった。25歳だもの。そんなもんよね。
着いたと連絡をもらってマンションの駐車場に行くと、俺の車が停まってた。
すごく緊張したけど頑張って車のドアを開けた。
私『俺!久しぶりー!ねえ私髪切ったんだけどプチトマトみたいじゃない!?久しぶりなのにプチトマトですごく恥ずかしい!ふふふ!』
俺「その感じ相変わらずw」
私『とりあえずDVDでも借り行こう、一緒に映画見よう!』
俺「いいよ、道案内よろしくー」
長くてすみません。
明日待ってるぞ
>>1です。
また少しだけ書いて落ちます。ごめんなさい。
見てくれてる方、本当にありがとうございます。
つづき
俺は黒髪短髪で昔と雰囲気が違った。
いろいろあった話を聞いてて、気付けば彼はvipperになってた事にもわらった。
そしてそろそろ寝るよってなった時
私『ゴメン、布団なくて、俺ソファで大丈夫?』
俺「いいよ!」
私『ありがとう、じゃあおやすみ』
ガサゴソ…ガサガサ…モゾモゾ…ソワソワ…
私『いや、俺、大丈夫?w寝れる?w』
俺「ゴメンww」
私『いやいいけどwキツくなったら言って、かわるから』
俺「大丈夫ー」
ガサガサ…モゾモゾ…モゾモゾ…
私『俺!wちょっと!w』
俺「いや、ほんとゴメンw」
しばし沈黙…
俺「………………隣で寝てもいい?」
私『いいよ、手出したらぶっ飛ばす』
俺「wwww」
すっっっごくドキドキした。
めっちゃ近くて、仮にも昔好きだった人が隣にいる。
今はなんとも思ってなかったけど、そもそも男の人とベッドに入るのなんて何年ぶり?
心臓の音聞こえるかと思った。
俺「ねえ私。寝た?」
私『いや、起きてるよ、どした?』
俺「ねえねえ」
俺に背中を向けて寝てたから、俺に向き直したらなんだか変な空気になった。
そして気づいたら俺にキスされてた。
俺「いや、ごめん、つい」
私『いや、ついじゃねえよw私と俺は、そんな関係じゃないでしょ、ここの2人は、そうなったらダメ、関係崩したくない』
セフレなんて勘弁だよほんとに。
都合の良い女になんてなってやるもんか。
俺「ごめん、ごめん、おとなしくする」
………………
私『ねえ俺?起きてる?』
俺「起きてるよ」
私『あの…ごめん……もっかいチューしたい』
自分から言ってもうた。
俺「wwこっち向いて」
俺はキスしてくれた。
気付けば俺の手は私のぺちゃんこにつぶれたおっぱいに伸びて来た。
私『ちょ、ちょ、俺ゴメン、それはなし』
俺「え、なんで?」
私『チューがしたいだけ、やりたいわけじゃない』
俺「どういう事?」
私『そういう事!』
遅くなっても書き上げます。
なんかよく納得してなかった俺だけど、私は俺とセフレになるのだけは絶対に嫌だった。
関係が崩れるのも嫌だし、なんとなくまた好きになりそうだったから、欲だけの関係は本当に避けたかった。
それは言わなかったけど。
俺「隣にノーブラの女が寝てて手出さねえ男は男じゃねぇ!」
私『良かった、女として見てくれたんやw』
その日はそれで2人とも寝た。
次の日は観光する予定だったけど結局ダラダラしてご飯食べてDVD見て、チュッチュッして終わった。
帰りの時間が近付いてきて無性に寂しくなる。
私『もうそろそろ帰らんとやね、寂しー』
俺「楽しかったよ、ありがとう」
なんか分からないけどまたねが言えず。
手出されたって事は、次がないと思ってたから。
彼女候補じゃない、セフレって言われてる気がして。
私『帰ったら、無事に着いたか気になるからそれだけは連絡してね、ついた、とかひとことでいいから』
俺「わかった」
私はと言えば俺が帰ってからすごく寂しくてまた遊びたいなとかでも無理かもなとか思ってた。
その日の20時頃電話がなった。
俺からだった。
私『もしもし』
俺「やばい、もう家着いた!めっちゃ早くない!?」
私『いや早過ぎw飛ばした?』
俺「うんまあぼちぼち」
とかやりとりしてたら急に恥ずかしくなった。
昨日のキスしたこととかいろいろ思い出してしまって。
私『あ、あ、あの…ゴメン、なんか、恥ずかしいわ…もう切っていい?』
俺「え?なんで?」
私『いい、いや、とりあえず恥ずかしいから切るわ!』
俺「?分かった」
もっとたくさん遊びたいって思った。
でもやっぱり自分に自信がないから、私がまた好きになったら俺は迷惑かなとか考えて受け身でいるしかなかった。
俺からの連絡を待つしかできない。
俺はどう思ってるか出方を見たかった。
そしたら思いの外、俺から次の日の朝メールが届く。
俺「私おはよう。昨日はありがとう!楽しかったよ、仕事行ってきます」
おはようメールを俺からもらったのは本当に数年ぶりだった。
もしかして、また会いたいって思ってくれた?
とりあえず、すぐ返事するとがっついてるみたいだから、しばらく置いとくか!とかいう意味のない駆け引きをしてみた。
ちなみにこの時は58キロはありました。
ちょっと落ちます。
すみません。
私『お疲れ様!いま仕事終わったよ。わたしも楽しかった!ありがとう』
と俺に返信。
すぐに俺から返事がきた。
俺『お疲れ!俺も仕事終わって飯食った!』
そこからまた、俺と毎日連絡を取る日が始まった。
もしかして、ここから発展できる?とか少し期待した。
でもその反面、どうしても自分に自信がなくて、期待するな!と言い聞かせながら毎日連絡とってた。
そんなある日、友達と飲みに行ってくると言っていた俺から、当然深夜にメールがきた。
そのメールにはたった一言
俺「やっぱり好き」
そう書かれていた。
当然深夜に、ではなく突然深夜に、です。
一瞬、俺はなんのことを言ってるのか?
え、まさかわたしのこと…?とかいろいろ考えた。
でも違ったら恥ずかしいやん。
ここは無難に、
私『え、なにが?』
俺「んーん、なんでもなーい」
私『え、なによ、気になる!』
俺「気にせんでよろし!」
私「えー気になる!」
そこから彼の返事は途絶えた。
なんだったのか、モヤモヤしたけど所詮酔っ払いの戯言かと思ってそれ以上突っ込むのはやめた。
次の日からはまたいつも通りのメールが届く。
そして再会の日から1ヶ月がたち、俺と電話してた時、勇気をだして聞いてみた。
私『あのさー。会いたい。今度は私が、そっち、行ってもいい?』
俺「え、来てくれるの?」
私『え、行ってもいいの?』
俺「もちろんだよー」
私『本当に会ってくれるの?』
俺「だから会うってばw」
心なしか、俺も楽しみにしてくれているような気がした。
ていねーーーーいにお化粧をし、俺との待ち合わせ場所に向かった。
俺は実家に住んでいたので、2人で話して手は出さない約束で、もうラブホに泊まる予定だったw
25歳だもの。そんなもんよね。
待ち合わせ場所について、俺と会う。
もう何をしたか覚えてないけど、ご飯を食べに行ってラブホでゆっくりすることになってコンビニでお酒とおつまみを買って早々とラブホに行ったw
お酒を飲みながらいろいろ話した。
私『考えたらさ、おかしな関係よね。ラブホってさw』
俺「それwでもゆっくり話出来るし、私といると楽しい」
ここにきて、初めて実感した。
あれ、もしかしてこれ、脈あり?
私『私も俺といるの楽しいよ。知り合って10年、やばいよね!出会い系なのにさ!こんな続くとは思ってなかった!』
俺「……」
私『?』
俺「あのさ…私のことやっぱり好きなんやけど。迷惑かけたりしたけど、私が良かったら、俺と付き合ってくれん?」
戸惑う俺。
俺「あ、え、え!?大丈夫!?どうした?」
私「分からんwお酒入ってるからだと思うwいやーごめん!涙止まらんわぁ!ふふふ!」
と泣き笑い。
困惑する俺。
私「…俺、私でいいん?ブスだし、太ってるし、本当に私でいいん?」
俺「ふふ、何言ってんの、私がいい」
私「付き合ううううううう大好きいいいいエエエーーン!!!」
俺「いやwなんで泣くw」
こうして、晴れて俺と付き合うことになった私。
この時の感情は、嬉しい、切ない、大好きの三拍子。
その後は体も結ばれました。
そういえば昨日パンツ脱いでくれた方いましたよね?
今更ですが履いてください。
それからはもう毎日がまさにバラ色。
楽しくて、俺が大好きで、毎日スカイプで連絡を取り合ってた。
こんなブスなのに
俺「顔がみたい!カメラつーけーて」
ってスカイプする度に俺は必ず言ってくれた。
カメラをつけると
俺「ふふ、私だ。可愛い」
って言ってくれた。
本気で心配したので眼科をすすめておいた。
順調にお付き合いをすすめていき、わたしに襲いかかった試練。
物理的な距離だった。
車で2時間の距離、休みも合わない私達は、会う日を作ることに一生懸命だった。
月に2回会えればいい方。
そして1回会う度にぶっ飛んでいくお金。
付き合いたてのカップルには色々としんどかった。
俺「そうなんよ、ほんとに。俺たち、何にこんな使ってるの?」
実際本当にそうだった。
8割は家でいちゃいちゃするだけ、なんでこんなにお金が減っていくのか、謎でしょうがなかった。
私「あーあ。そっちに私も住みたいなあ」
俺「住めばいい」
私「え、無理でしょ、仕事も探さないといけないし」
俺「いや、2人でお金だし合えば、余裕で生活できるよ!大丈夫!」
私「…ん?一緒に住むってこと…?」
俺「え?そりゃそうでしょ…じゃないとわざわざ引っ越す意味ある?」
当然のように同棲を提案してきた俺にびっくりした。この時付き合ってまだ半年も経っていない時。
私「え、同棲よ!?意味わかってます!?」
俺「いやわかるってばw私は一緒に住みたくない?」
私「それはもちろん住めたらいいなぁとは思うよ!」
俺「じゃあ決まり!仕事の関係もあると思うから、いつにするかは私が決めて。楽しみやね!まずは私の両親に許可をとろう!」
俺の未来に当然のように私がいること、同棲するために両親に自ら会おうとしてくれたこと、とても嬉しかった。
恋愛経験がほぼなかったから、こんなにトントン拍子でうまくいっていいのか不安になるほど幸せだった。
当日はガチガチに緊張している俺が面白かった。うちの親父はど天然それに加えてこんなデブスな娘をなぜか溺愛してたから、どんな対面になるかとても不安だった。
でも反対されることは絶対にないだろうなとは思っていた。
俺「はじめまして。俺と申します。私さんと同棲をさせていただきたいと思って、許可をいただきに来ました。」
私は俺のまた新しい一面を知った。
すごーい真面目な俺だー。
私「というわけで、俺と同棲致しますので!」
親父(俺に向かって)「あのさ、それってさ、どういうつもりで同棲するん?」
私「なにそれやめてよ!そんな言葉を言いたいだけやろ!」
そしたら俺は怯むこともなく食い気味に
俺「それはもちろん結婚前提です」
私「!?!?」
動揺したけどとりあえず冷静を装った。
私「ね!というわけで!堅苦しい挨拶は終わろう!!」
と早々に挨拶を切り上げた。
親父は何か言いたそうだったけど、スルーして家を後にした。
帰りの車の中で、
私「俺、ごめんね。お父さんがあんなこと言ってさ。攻めるつもりはなかったと思うから、許してあげて欲しい」
俺「いや、何も気にしてないよ!むしろ普通の父親の反応じゃない?同棲の挨拶とか初めてしたから、普通の父親がどんなのかは知らんけどさw」
どんな時も俺は優しくて、私のことを大切にしてくれた。
結婚を前提にって言葉に突っ込みまくりたかったけど、なんだか聞くのも怖くて突っ込むのはやめておいた。
そして数日後に俺のご両親に挨拶をしに行った。
俺の母親は聖母マリアみたいに優しい人で、父親は背が180超えですらっとしてて、かっこよかった。
俺のご両親とは挨拶がてらご飯に連れて行ってもらった。それだけでは終わらず、父親が雑貨が好きらしく、お洒落な雑貨屋さん巡りまで連れてってくれた。
センスがいい人たちだな。と思った。
この2人が、私の大好きな俺を育てたのかと思うと、2人のことも大好きになった。
それからすぐに同棲が始まった。
何もかも順調に見えたが、仕事を辞めて自分が納得のいく新しい仕事がなかなか無く、ニートになった私は次第に病んでいった。
もともと仕事をしていないとダメなわたし。
ずーっと家にいて俺の帰りを待つ毎日。
どんどん減っていく貯金残高。
私を病ませるには十分だった。
支援!
意味もわからず何も悲しくないのに、泣いた。
困惑する俺。
最初は優しく慰めてくれてた俺も、メソメソシクシク泣く私に呆れたような顔をし、慰める事も次第に無くなっていった。
しょっちゅう喧嘩をする日々が1年くらい続いた時、私は楽しいと思える仕事に就くことができた。同棲して1年経つと、お互いの親が言ってくる
あなたたち、いつ結婚するの?
私も正直思っていた。
あの挨拶での結婚前提ってなんだったんだろ?
俺はとりあえず言ってみただけ?
とか思ってたから、勇気を出して聞いた。
私「ねえ俺。親も結婚しろって言ってるけど、俺はどう思ってるん?」
俺「…ごめん。正直今はまだする気はない…」
私「そっか。それはなんで?私がすぐ泣いたり怒ったりとかするから?」
常に誰かといるのがすごく苦手な私。
同棲できっとストレス溜まってたんだろうなーと今なら思う。
それはもうよく怒ってた。
俺「うん…それはある。」
私「私がもしかわったら、する気になる?」
俺「…分からない」
わからんのかい!
とてもショックだった。
私「え、じゃあなんで今一緒に住んでるん?無意味じゃない?」
俺「…」
私「私いま27歳やん。将来子供も欲しいし、タイムリミットとかいろいろあるやん。」
俺「…わかった。期限決めようか。私が30歳になるまでに結婚しなかったら、別れよう。」
案の定私は泣いた。
俺は困ったような、呆れたような、なんとも言えない表情をしていた。
結婚してくれないからとかじゃなくて、俺の気持ちが離れて行っているように思ったから。
ずっと俺と一緒にいたいのに!
その日から私は自分の性格を変えるべく奮闘した。
しかし人はそうすぐには変われません。
回数こそ減ったが俺との喧嘩がおさまることはなく、そのまま2年が過ぎた。
気づけば29歳。
もともと結婚願望もそんなにないし、俺とずっと一緒にいれればいいや!
ただ両親に孫は見せたかったなぁなんて思いながら日々を過ごしていた。
CMになったとき、突然俺が言った。
俺「あのさ、俺たちそろそろ結婚しようか。」
!?!?
私「え?なに?結婚?」
俺「そう、結婚。え、もしかしていや…?」
私「いや、いやとかじゃなくてさ、突然すぎて言葉がでらん。突然する気になったん?」
俺「俺は別突然のつもりなかったんだけど…やっぱり私とこの先ずっと一緒にいたいって思うから、結婚したい。
というより、ずっと一緒にいるなら、結婚してもしなくても変わらないでしょ。
だったらお互いの両親を安心させてあげようと思う。あと、私のことも」
私、大号泣…かと思いきや、涙は1滴もでず、俺らしい結論の出し方で笑った。
私「私プロポーズされたんだ、家のソファでw」
俺「俺が花束とかもってロマンチックにプロポーズすると思う?w」
私「いやまったくw私でよければ嫁にしてください。」
俺「私がいいの!」
こうして、知り合って15年が経った秋に私は俺の嫁になった。
おしまい。
見てくれた方、乱文長文ですみませんでした。
本当にありがとうございました!
何が言いたかったかって言うと、まさか出会い系で知り合った男が夫になるとは思っていませんでしたということです。
ありがとうございました。
幸せにお過ごしください
いつまでもふたりらしく幸せを歩んでね
いっち楽しかったよ
末永くお幸せに
お子さんは?
2人ともにね
いままでもこれからも
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