妻との馴れ初め。
ゲーセンが24時間営業だった時。
翌日が休日の場合、仕事終わりからそのままゲーセンへ行き、入り浸ってました。
大体休日は平日が多かったので客数が少なくて何かと気が楽でした。
その日もがっつりプレイしておりました。
100円硬貨が無くなりかけたので両替機へ行きたっぷり両替て筐体へ戻った時、妻がいました。
とてもゲーセンに来るような方ではない印象でしたし、時刻はもう深夜2時を回っていました。
筐体を見て首をかしげていたので、何か問題があったのかと思い、声を掛けました。
……今考えると、よく高嶺の花っぽい人に声かけたなとおもいます。
自分「どうかしましたか?店員呼んできましょうか?」
妻「あっ…、いえ…えっと…遊び方がわからなくて…」
自分「…良ければ教えますが……?」
妻「あ…、お願いします」
てな事でプレイするのに必要なモノの購入とそれを使用しての登録方法。
ゲームの操作方法を簡単に。
「後は、ゲームやっていればチュートリアルがあるので…」と妻の筐体から離れ、
自分は自分で別の筐体へ行きプレイしていました。
プレイ後の整理等していると妻からお礼との事で飲み物を頂きました。
そのまま世間話になり…来る頻度とか別のゲームもやってるの?とか…
一番驚いた話が妻がゲーセンに来た理由
妻「彼氏がゲーセンのこのゲームにハマってるので私も一緒にやってみたいな…って」
ふわりと笑う妻は楽しそうに話しました。
もうやってるって驚かせてやるんだーっ!とも言い、微笑んでしました。
おー、すごい人だな、そんだけ彼氏の事好きなんだなーと関心しました。
続き。
半年くらい…だったかな?
妻とたまにゲーセン内で会ってゲームの事、彼氏の事とかの話をしていたんだけど…。
この半年の期間段々と妻と会う機会が減っていった。
彼氏に教えてもらってるか忙しくなってきたか、彼氏と結婚でもしたかなー、と思ってた。
それから1年半後、自分は転職したこともあり忙しく、妻の事はすっかり忘れていた。
実家の母から「忙しくても休まないとな、気分転換にどうだ、一度帰ってこない?」と言われ実家に帰る事に。
久しぶりに母の料理食べられるし、父とも酒飲みかわしたいとも思っていたので、ちょうどいいと思っていた。
なんでも、自分が帰る時にずっと開催してなかったお祭りが復刻もするとの事でより楽しみに。
実家に帰宅し、父と母に近況報告をし、ゆっくり過ごしていた。
楽しみにしていたお祭りの日になり、向かうとき…。
呼び鈴が鳴り訪問者が…「ハイハイ、今出ますよー…っと」出かける直後だったのでそのまま自分が玄関へ。
玄関開けたら妻が居た。
自分「は…?」
妻「あ…っ!」
どうやら妻は母が務める病院の女医で、ゲーセンに来なくなった理由が彼氏が浮気をして別れたのが原因。
暫くは彼氏の事を思い出すので仕事に集中して、ゲーセンのモノは処分したとの事。
で、落ち着いてきた時、母が冗談で「ウチの子と見合いでもするぅ~?」とか言ったらしい。
妻もその冗談に冗談で「見合い…いいですね~」と返して、母が携帯内の自分の写真を妻に見せたら…
妻「……えっ!?あっ、あのっ!!本当に本気でお見合いっ!お願いしたいです!!」
と、すごい勢いで母に迫った。
ちょうどお祭りがあるし、まったく知らないってワケでもないのなら、そこでデートでも…って話が両親と妻の間で進んでた。
で、何故自分が蚊帳の外だったのかというと、2度見合いから逃げてたからである…。
特に彼女が居たわけでもなく、ただ単に結婚って時期じゃないと反発していたからである…。
妻とは確かに知らない仲でもなので、その後1年程付き合い、結婚した。
という、誤植みたいな面白味も何もない馴れ初めだったよ。
おい、女医さんとお医者さんごっこをした話が抜けてるぞ?