1: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2012/04/07(土) 13:19:44.69 ID:OwYATxQo0
ストーカー捕まえたら最終的に友達になったwwww
立ったら書く
じゃあゆっくり書いてく
事の始まりは俺の彼女と友達の彼女からの相談だった。
自室でまったりしてたら突然電話で友達の家に呼び出される。
友だちの家に上がって部屋に入ると彼女と友達カップルが神妙な顔して俺を睨んだ。
何か悪い事したっけなーとか考えながらとりあえずその場に座る。
俺「みなさん、どったの?ww」
友「悪いね、突然呼び出して」
俺「まあ、それは良いけど」
友彼女「ちょっと相談があるんだ」
これもしかして友、友彼女とかよりA、Bとか記号のが分かりやすい?
>>4
んじゃ
友=A
友の彼女=B
俺の彼女=C
でいく
俺「はいはい、何でございましょ」
B「私の友達にDっているじゃん?○○高校の」
Dは別の高校に通っているBの親友の名前。
今でもたまに遊んでいるらしい。
で、Bの説明を要約するとこういう事。
Dの家に変な手紙が届く
↓
気味が悪かったのでDは封も切らずに捨てた
↓
それから5日くらいして変な視線を感じるようになる
↓
変な視線を感じるようになった次の日、Dの学校のスリッパに悪戯書きが
内容は何で返事くれないの?みたいなのがびっしりと
↓
それから家の前に毎晩、フードで顔を隠した変な男が現れるようになる
↓
堪らなくなってDはBに相談
↓
Bは警察に行ったものの証拠がスリッパだけだったので余り相手にされず
それどころか悪戯とまで疑われる
↓
そして、AとCに相談
↓
Cが俺を呼ぶ←今ここ
俺「で、どうすんの?」
全員沈黙。
暫く誰も口を開かなかったけど意を決したようにBが口を開く。
B「私達でそのストーカーを捕まえれば良いと思う」
A「はぁ?」
B「だって警察には悪戯とまで言われたんだよ?
もう私達で捕まえるしか無いじゃん」
俺「でも、相手はキチガイかもしれないんだぞ?」
B「・・・だからって友達を放っておけないじゃん!!」
Bは真剣そのものだったけどぶっちゃけ俺は半信半疑だった。
Dの言っている事だってどこまで本当か分かったものじゃなかったし。
でも、Bが叫んでからすぐに泣きだしちゃったので半強制的に俺達でストーカーを捕まえる事になってしまった
上にも書いたようにD宅にはストーカーは毎晩出没するらしいので、翌日の晩にD宅前で張り込みをする事になった。
俺とAはアンパンと竹刀袋に入れた木刀を持ってD宅前を監視できる位置に隠れた。
BとCはDの家から監視してヤバくなったら警察呼ぶ手筈になってた。
俺「アンパンうめー」
A「牛乳買ってこようか?ww」
みたいな感じの結構軽いノリでゲームとかしながらストーカーが来るのを待ってた。
それから3時間ほど待ったが、ストーカーが来る様子はない。
そろそろ帰りたいと思っていたAと俺の前にようやくそれらしい人影が現れた。
俺「あれか?」
A「・・・多分」
俺とAがその人影と接触する!!
Dを心配して見に来てくれた近所のおっさんだった
思いもよらないフェイクを掴まされた俺とAはキレ気味で再び隠れた。
Aに至ってはBに抗議の電話までした。
前の泣き叫び事件からAとBの関係は悪かった。
しかし、おっさんが帰ってすぐにその人影は現れた。
俺「おい、あれじゃねーの?」
A「また近所のおっさんじゃ・・・」
今度のはガチだと俺もAも確信した。
そいつはぼーっとDの家の2階の窓を見つめていた。
Dの部屋の位置である。
一応Cにも電話をしてみる。
俺「もしもし?」
C「あいつだってさ」
俺「了解、任せておきなさい」
その時の俺とAは変なテンションだったんだと思う。
A「おい、こいつ着けて驚かしてやろうぜwww」
Aが俺に渡したのはジェイソンのお面だった。
Aは既にエヴァンゲリオンの初号機のお面を着けていた。
俺「うはwwwお前最高wwwww」
こうして初号機とジェイソンという訳のわからないコンビが結成された。
そして、俺とAはストーカーの背後に忍び寄る。
今思えばどっちが不審者か分からなくなってた。
俺「ちょっと君」
ストーカー「?・・・・・・うわあああああああああっ!!」
A「ウオオォォォッ!!」
俺「ふぉおおおおおおっ!!」
住宅街に響く悲鳴等。
次々と家から出てくる近隣住民。
今にも泣き出しそうなストーカー。
ようやく騒ぎの大きさに気づく俺とA
このままだと俺とAが社会的に死ぬ。
俺「逃げるぞ」
A「ラジャー」
俺とAは住宅の少ない山の方へと走り出す。
何故かストーカーまで走って着いてきた。
俺とAは振り切ろうとしたが、ストーカーは意外と足が速く、追いつかれた。
山の麓にあるちょっとしたベンチみたいなところに俺達は座った。
疲れたので誰も口を開かずに暫く黙ってた。
一番に口を開いたのは意外にもストーカーだった。
ストーカー「驚きました・・・仲間がいたなんて・・・」
俺「」
A「」
ストーカー「?」
とりあえず何で俺とAが同業者と思ったのか聞いてみた。
ストーカー「だってそんな格好してDちゃんの家の前にいるから・・・。
え?てか違うんですか?」
俺とAはDの友達の恋人で、お前を捕まえようとしてたんだよ!!ってことを説明する。
ストーカー「」
俺とAはこの時になってようやくお面を取った。
そして、ストーカーの顔をきちんと見る。
A「・・・あ、俺こいつ見た事あるわ」
>>21
Aはもう少し遠いけど俺はその辺りに住んでたから
バレたら家から出れなくなるwww
A「お前Eだろ?」
ストーカー改めE「・・・はい」
何でもEは県内ではそこそこ有名な陸上の選手らしく、Aは見かけた事があったらしい。
ちなみにAは陸上部だ。
俺「とりあえず本題に戻るけど、何であんな事したんだ?」
E「だって・・・Dちゃんが返事くれないから」
A「じゃあD本人に返事を聞きにいけばいいんじゃね」
E「恥ずかしいじゃないですか!」
その時、俺の携帯が鳴った。
EXILEの「Never Lose」が鳴り響く。
深刻な顔をしているEをAに任せて俺は電話に出た。
俺「もしもしー」
C「大丈夫?」
俺「おー、何とか。それとストーカーなんだけどさ・・・取り逃がしちゃった。テヘペロ」
C「そっか、まあ無事なら良かったよ」
俺「そっちは大丈夫?」
C「不良が騒いでたって事にしておいた」
俺「何で隠したしwww」
C「だってストーカー取り逃がしちゃったんでしょ?」
この時ばかりはガチでこいつと結婚したいと思ったwww
サイキックかよwwww
とりあえずBをうまくなだめておくように頼んでからDに電話した。
それからEを無理矢理連れてきた。
E「え、な、な、何すか?」
俺「ほら、言いたい事あるなら言え」
そう言って電話をEに手渡した。
我ながら
決まった!!
って思ってやったのでドヤ顔になってなかったかだけが心配。
それからEは泣き、どもりながらもDと通話していたようだった。
E「・・・振られました」
A「ちゃんとDに謝ったか?」
E「はい・・・許してくれました」
A「じゃあ、お菓子持って土下座に行くぞ」
翌日、Aと俺はEを連れてデパートに行って饅頭買ってD宅へと向かった。
そこでEは土下座して饅頭を差し出した。
E「嫌な思いをさせてしまってすいませんでした!!」
そしたらDは慌てふためきながら自分まで土下座した。
D「こっちこそ手紙捨てちゃってゴメン!」
D、マジで良い子。
ちょっと萌えた。
それからは2人の土下座合戦だった。
俺とAはPSPで鉄拳やりながらそれを見てた。
さて、彼女達にどう説明したのか
何だかんだでDとEの間にはわだかまりがなくなったようだった。
すると、今度は俺とAに2人で土下座してきた。
E「ストーカー扱いしちゃってすいません!!」
D「色々迷惑かけちゃってごめん!!」
俺「あ、うん」
A「え、はい」
その後、Eは俺やAだけでなくCとも仲良くなった。
ちなみにBは結局Eの顔を見ていない。
AがそれからすぐにBと別れたからだ。
別れる時もかなりBには泣かれたらしい。
とりあえずこれで終わりだけど何か質問ある?
Cには全部話したよ
Bは多分真相を知らない
ちょうど13日ぢゃないか…
本当だ
待てばよかった・・・
乙!
久々に面白かった