1年前の話。
当時付き合ってた彼女と同棲していて、彼女は×1だった。
子どもが1人いて、俺になついていたし婚約もしていた。
その彼女に浮気されて別れたのが1年前。
それからの1年間、元彼女への復讐を続けてきた。
本日やっと全ての復讐が完了したので、その経緯を話していく。
暇だったら見てってよ。
自分:28歳(当時27歳)
婚約者(M):23歳(当時22歳)
元彼女への復讐に1年を費やした話
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310411619/
婚約者の浮気が発覚。
婚約者のPCで、ある掲示板サイト(婚約者もよく利用する)を見たら名前欄にハンドルネームとトリップがオートコンプリートで表示されていた。
そのトリップキーが、自分も知り合いの男の名前だったので、そこから発覚してその日のうちに破局。
自宅は婚約者の名義だったので、俺はすぐに同棲中の家を飛び出た。
夜中の3時頃で、ダンボール2個の荷物を分速2メートルくらいの速さでコンビニまで運び、実家に送る手続きを終えた頃には朝方になっていた。
その後飲み物を購入して、コンビニの駐車場で朝日が昇るまで時間を潰し、始発の新幹線で地元まで帰った。
仕事は辞めた。
女の子
三歳
とりあえず書きためてるので質問はその都度答える
元彼女から電話があった。
悩んだ末に電話を取って話をした。
浮気や別れたことは無かったかのように彼女は近況や子どもの話をした。
30分ほど会話をして、子どもの話を聞くのが辛くなったので「明日も早いしもう切るね」と切り出すと、「また電話してもいい?」と返ってきたので、「あぁ・・・うん」と曖昧な返事をして電話を切った。
その後次の日も仕事だったが、朝まで胸が苦しく眠れなかった。
そして、「また電話をしてもいい?」と聞かれた時にはっきり断れなかったこと、その理不尽な行為に抗議することもできなかったことが悔やまれた。
そのうちに朝がきて、出勤前にメールで「もう連絡はしてくれるな」ということ。
「あなたのおかげでずいぶんと苦しんだし、それに追い打ちをかけるように電話をかけてくる」行為に対してずいぶんと語気強く抗議したメールを送った。
女は若いのに自宅持ち?
自分は当時27歳。
自宅は賃貸だが彼女の名義だった。
持ち家では無い。
しかしまだ精神的には立ち直ることはできず、酒量が増えて眠れない日が続く。
ある日に深酒をしてインターネットをやっていた時、ふとMがネット上で書いていた日記のことを思い出した。
未練がなかったと言えば嘘になるし、また別れてその後にどんなことを書いているのか気になったので覗いてしまった。
今思えばこれをみなかったらこの後に続く復讐も無かったし、もう少し早く立ち直れたんじゃないかと思う。
俺の?
それは話の核心に触れるので後でもいいかな
それを見て、正直ほっとした。
少し残っていた未練も消え去り、心が楽になったからだ。
しかし、最後に書かれていた言葉を読んだ時、少しの間訪れた心の平穏は怒りに変わって、その後に続く長い復讐を決意させた。
「ほんとに、死ねよ」
逆に言えば、この一文がなければ心は平穏を取り戻し、その後早い段階で精神的に立ち直れたし、自分がMに復讐しMは自分に復讐されてあんな目にあわずに済んだのだ。
俺はこの「死ねよ」という言葉を見て、復讐を決意し、次の日からすぐに行動を移した。
まずは婚約不履行の判例を調べて、損害賠償請求できるか模索を開始した。
①婚約が成立していること。
②婚約の解消に正当な事由が無いこと。
この2点が婚約不履行の成立条件。
そして婚約不履行が成立すると、損害賠償請求権が発生する。
彼女の契約で家借りてたってことね
浮気相手は32歳
これ地味にへこむな
自分か相手と同じ年くらいが一番傷浅いけど
相手がおっさんとか単純にセクロス目的にしか思えない
でもイケメン美容師
美容師かよ
元カノはそいつの客か?
美容師が元カノの客だった
これも今後の話に譲る
①Mが第三者に送ったメール。
このメールには俺のことを「婚約者」と表現している文言があり、Mと自分が婚約関係にあったことを立証する。
②Mから自分に送られた手紙。
別れたあと実家に送られてきた手紙で、内容は自分の浮気を謝罪したもの。
婚約の解消に正当な事由が無いことを立証する。
仮にこの手紙の真贋を争った場合のため、Mが署名捺印している書類も切り札に取っておいた。
筆跡鑑定するためだ。
勝てる算段が着いたので、訴状の作成にかかった。
訴訟で請求する価格は120万円。
9月の下旬に裁判所へ訴状を提出し無事受理されて、後は第一回口頭弁論の出頭を知らせる特別送達が送られるのを待つだけだった。
10月に入って、自宅へ裁判所からの特別送達が送られてきた。
特別送達は直接本人が受け取らなくてはならず、また訴訟を提起するには原告、被告が共に送達を受け取らなければ訴訟は開始しない。
案の定後日裁判所から「被告に送達をできなかった」と連絡があった。
居留守をつかったのか、もうすでにその家にはいないのかは定かでは無いが、とにかく訴状が送達しない以上裁判は開かれない。
これは骨がおれることになるかも、と思いながら次の手を打った。
遠い未来も今とたいして変わらないんだな
失礼したwww
訴状や事件番号・管轄裁判所の情報と共に請求すれば(その他の第三者請求の正当な事由をクリアしていれば)、第三者でも住民票を取得することができる。
ちなみに、虚偽の申請によって第三者が他人の住民票を取得すれば、有印私文書偽造罪及び同行使罪となる。
住民票は、住所が異動しても数年間は除票が保管されて、その除票には異動先の住所が記載されている。
このように住民票を辿っていけば現在の住所を割り出すことができる。
さらに異動先の住民票を取得し住民票の住所を確定させ、再度その住所に送達するよう裁判所へ上申書を提出した.
住民票上の住所を確定させ、再度送達をしたが結果は不達だった。
こういうことはよくあることで、確信的に受け取らない被告も多い。
しかしそれで逃げられるようでは訴訟なんて誰でも逃げれてしまうし、またそれほど甘くも無い。
順序として次の手は、職場へ特別送達を送る方法だ。
後にこの職場とも対立して争うことになるのだが、それは先の話。
とにかくMの職場へ送達するように再度上申書を提出。
結果不達。
Mの職場へ「裁判所書記官による送達」。
郵便局による送達では無く、裁判所書記官が直接送達を持っていく方法。
職場へも不達がどういう理由によるものなのかを直接調査しつつ送達する方法。
この送達はべらぼうに高く、しかも確実に従業員がいるのが夜(水商売)でさらに割増の印紙代が必要となる。郵券も合わせればこの一回の送達で6000千円ほどかかる。
その結果、どうやら従業員が「その人物はすでに辞めた」と説明したとのこと。
嘘だ。当日にはそのクラブの出勤ホステスとしてMの源氏名がHPに載っていたのを確認したからだ。
しかしその送達があった翌日、そのHPからはMのプロフィール写真と名前は消されていた。
会社が匿い隠蔽したのだろう。
書記官スゲー
あーまた誤字だwww
6000円の間違いです。
全ての手段を尽くして送達したが、Mに送達はできなかった。
最終手段として、「公示送達」と「付郵便送達」という方法がある。
前者は行方が知れない被告への最終手段。
後者は行方は分かるが被告が送達を確信的に受け取らない場合の最終手段。
どちらかは調査しないと分からないので、興信所に依頼して住民票の最終住所地の調査を依頼した。
結果、どうやら住所地に住んでいるということが判明したので、付郵便送達で送達することに。
この時点でいくらくらいかかってたの?
本人訴訟
>>155
印紙代が1万5千ちょっと
郵券が1万ちょっと
調査会社に4万
してたの知ってたの?
知ってた
恋は盲目
もう訴状書いちゃってね?
後で追加すんのかな
訴状に「訴訟費用は被告の負担とする」と請求する文言が入ってる
このように非常に強力な手段なので、被告が住所地に住んでいると判断できる報告書(今回は興信所に作成して貰った)と他の送達方法を全て行ったが不達だったという「結果」が必要になる。
両方とも条件はクリアしているので、裁判所へ書留郵便に付する送達の上申書を提出。
受理されてようやく裁判開始の目処がついた。
興信所に調査を依頼するのは安くない金額だったが、この時にはどれだけの金と時間を掛けようともトコトン追い詰める気持ちになっていた。
裁判所から連絡があり、第一回口頭弁論の期日について調整。
3月に決定して送達を行った。
数日後自宅へ5回目の特別送達が送られてきた。
毎回自分のところにも送達されるので、郵券代も馬鹿にならない。
第一回口頭弁論の期日がきた。
まず99%Mは欠席するだろう。
開廷の10分前に今回の事件を担当する法廷の前へ行き、ファミレスの座席予約表のような書類の、自分の事件欄へ原告として名前をサインした。
被告の欄は空白だった。
開廷五分前になったので、傍聴席に入って待機した。
ちょうど前の事件が閉廷して、自分の事件番号が呼ばれたので法廷に入る。
傍聴席から見て左側の原告席へ着席し、開廷時間になった。
裁判官「えー平成22年(エ)第○○○○号損害賠償事件」
裁判官「付郵便送達だね?(俺の方を向いて)」
自分「はい」
裁判官「被告は欠席、原告は訴状の通り陳述しますか?」
自分「はい、陳述します」
裁判官「判決は追って送達します。はい閉廷」
裁判所を出たあと、自宅へ戻る前に比較的うまい魚が食べれる回転すしに入って、ランチタイムを過ぎたガラガラの店内でビールを飲んだ。
判決が送達された。
主文
1 被告は,原告に対して,金100万円及びこれに対する平成22年○月×日から支払い済みまで年5パーセントの金員を支払え。
2 原告のその余の請求を棄却する。
3 訴訟費用は,これを5分し,その3を被告の負担とし,その余は原告の負担とする。
4 この判決は,第1項に限り,仮に執行できる。
5分にて3だから、5分の3ってことだね
こればっかりは裁判所の判決だからどうしようもない
5分して10には絶対できない
裁判所へ差し押さえに必要な書類の請求をした。
差し押さえの前に、この判決の債務を払う気があるかを通知書としてMの自宅へとMの実家へ送った。
Mへは、100万を一気に払えないならば分割でもいいこと。
誠意を見せて謝罪し、支払いの計画を提示するならば債務を減額してもいいことを通知した。
Mの実家へは請求では無く事実と自分の連絡先を通知し、任意に代理弁済を促すように交渉する為に。
債務者以外の第三者(この場合は親)へ債務の請求をするのは違法となるので注意が必要。
その後Mからメールがきた。
「一切払うつもりは無い」
「ほんとに迷惑で気持ち悪いからやめて」
と言った内容だった。
親からも一切連絡が無いので、払う気が無いことを確認できた。
ならば取る手段は明確。差し押さえを決意した。
① 債権差押
② 動産差押
③ 不動産差押
不動産は無いので論外。
なので、①及び②の差押をすることになる。
① は、Mがもつ債権を強制的に差し押さえて第三債務者から支払いを受ける方法だ。
説明すると、Mは俺との関係では100万円の債務者であり、俺が100万円の債権者となる。
そして、普通の人間は何かしら債権を持っている。
例えばMならば、勤務先の○○株式会社に対して「給与を受け取る債権」を持ち、××銀行へは「預金を受け取る債権」を持っている。
この場合の××銀行や○○株式会社は俺から見て「債務者の債務者」と言える。
「債務者の債務者」のことを俺からみて「第三債務者」といい、その「第三債務者」から本来ならばMが受け取るはずの支払いを強制的に自分へ支払わせることができる。
これが①の債権差押。
ほかにも保険や敷金なんかも差押することができる。
ナニワ金融道で真っ赤なテープで「差押」と家中のモノが貼られているシーンがある。
娘のピアノを守るために、母親が債権者(ヤクザ)に車へ連れて行かれカーセックスを強要されるシーンも記憶している。
差し押さえと言ったらこれを想像すると思う。
しかしこの動産差押は、一昔前は旨みがあったけど現在は全く差押できないのでやるやる価値が薄い。
どういうことかと言うと、「差押禁止動産」というのが民事執行法に規定されていて、はっきり言って普通の家庭に動産差押に行っても二足三文にしかならない。
その二足三文のために書記官の日当払ったり印紙代払ったりすれば赤字になる。
しかし、この動産差押は精神的にくる。
いきなり家に行って、居留守でも使おうものなら鍵屋を共にして無理やり開けさせ勝手に入ってしまう。
だから二足三文で赤字になろうが、動産差押は去年の9月に復讐を決意した時からやるつもりでいた。
銀行口座は知っている、職場も知っている、住所も知っている。
この三つから攻めることを決め、その準備を始めた。
銀行と職場と自宅から差押する為に必要な書類の作成と、それに必要な添付書類を集めて一式揃った。
順番としては、まず銀行へ、その後職場へ、その後自宅へという流れで差押をする。
何よりも銀行への差押を優先しないと、職場や自宅に差押をして悟られると預金を全部下ろされてしまうからだ。
都合のいいことに、来月には子ども手当の支給日がある。
その子ども手当が支給される当日を狙って調整し、差押できるように算段する。
そしてすぐに職場への差押をする。
職場は去年の送達の際にMを隠蔽して裁判所書記官へ虚偽の申告をした。
HPからMのプロフィールも消した。
今月になり再度Mの職場のHPを見てみると、Mのプロフィールがまた掲載されていて、出勤予定にもちゃんと源氏名を連ねている。
こんなことをするような会社とまともに交渉できるとは思えないので、その気で作戦を練ることにした。
確認が済んだら、差押申立書や添付書類一式をMの住む市の管轄地方裁判所へ郵送する。
損害賠償の裁判は原告(自分)の住む管轄の裁判所でいいのだが、差押は債務者の住所地の管轄裁判所で行わなければならない。
今回の差押は3件を同時に、しかも絶妙のタイミングで行わなければならないので、何回も裁判所の書記官と電話連絡で打ち合わせした。
非常に面倒な作業だったが、俺よりも担当の書記官の方が面倒だったはずだ。
にも関わらず非常に丁寧に対応してくれて、思ったよりもスムーズに差押申し立ては済んだ。
一昔前の裁判所や法務局なんかは横柄な対応をするところが多かったと聞いてるが、自分が出入りし始めてそんな経験はほとんど無いので、今は改善されたのだろう。
Mの住む市の子ども手当支給日になった。
この日に銀行へ債権差押命令が送達がされているはずだ。
口座はおそらく凍結され、Mは今日の子ども手当をあてにして銀行を訪れATMを操作して愕然としているかもしれない。
数日後に銀行から裁判所へ陳述書が送られてくるだろう。
そして裁判所から自分へ差押の結果が送達されてくる。
そんなことを想像しているうちに、夕方頃Mから電話がかかってきた。
M「お金返してよ!」
自分「お金降ろせなかった?(結果が早く分かって嬉しくて多少上擦った声)」
M「ほんとに最低!気持ち悪い!」
自分「なら金をはr」
M「生活できないんだけど?私と○○(子どもの名前)に飢えろってこと?」
自分「いくら入ってた?生活できないならとりあえずの生活費は返すよ(差押できた額を知りたかったのでカマをかけた)」
M「50万!」
自分「!?」
自分「そんなに入ってたんだ!?」
M「返せよこの野郎!(方言で汚らしく)」
自分「なら金を払えよ」
M「ふざけんじゃねー!○○(子ども)の学費も入ってんだよ!」
自分「判決はちゃんとポストに入ってるはずだけど読んだ?」
M「ブチッ・・・プーッ、プーッ、プーッ」
銀行に差押が済んだあと、職場へ差押命令が送達された。
しかし案の定、職場は無視を決め込んだ。
端から水商売の会社相手にまともな対応は期待していないので、練りに練った作戦を実行することにした。
まず職場のHPにMのプロフィールと出勤予定などが記載されているので、それをMの会社と争うときの為に然るべき手段で証拠の保存をする為に、公証役場へ行った。
あとで証拠を隠滅されると非常に厄介なので。
公証役場とは、公証人と呼ばれる人があらゆる書類に公的な「お墨付き」を付けてくれるところだ。
ネットじゃ魚拓なんてモノがあるが、その魚拓を国が公的に「お墨付き」してくれるので、非常に強力な証拠になる。
ここまで準備してから、Mの働く職場へ電話をした。
以下は電話の会話を録音したものから書き起こします。
自分「ちょっとお尋ねしたいんですけど、××さん(Mの源氏名)は今日出勤ですか?」
従業員A「××さんは今日おやすみなんですよー」
自分「あっ、そうなんだ。次っていつ出勤?」
従業員A「はいっ・・・少々お待ちくださいね・・・」
~2分後~
従業員A「お待たせしました!××さんは明日もおやすみで、明後日の20時から出勤します」
自分「そうですか、ありがとう。私△△と申しまして、責任者に取次をお願いできますか?」
従業員A「はい?・・・どのようなご用件ですか?・・・」
自分「おたくのMさんの債権者です。今話してた××さんですね。先日差押の送達がそちらに届いたはずですけど」
従業員A「・・・少々お待ち下さい」
店長「もしもし!店長の□□です!(威圧的に)」
自分「もしもし、△△と申します。××さんの件で・・・」
店長「はっ!何!?忙しいから早くして!」
自分「Mさんの件でお話があるのでご連絡しました。今大丈夫ですか?」
店長「・・・あんたか××に付きまとってるのは」
自分「先日そちらに特別送達・・・」
店長「お前どこにいんだよ!行ってやるから!(とにかく人の話しを遮る)」
自分「ちょっとちょっと!話を遮るな!(二回遮られていらつく)」
自分「店長が話できないならあんたんとこの代表者の◇◇さんに話持ってくよ?」
店長「はぁ~?もう××はウチ辞めてるから(代表者の名前を出して少しひるむ)」
自分「さっき話した従業員は××は明後日出勤しますと言いましたね。これ録音してますから」
自分「それから、おたくのHPね、あれに××の写真と出勤予定が載っていますね。もう保存してるし公正証書にしてるから言い逃れできないですよ」
店長「おう、わかったわかった。だったらもう好きにしろよ。営業妨害で迷惑だからかけてくんなよ。ブチっ・・・」
従業員B「はい!○○です!」
自分「私△△と申しますけど、店長に繋いで貰えますか?」
~間を置かず~
店長「ガチャガチャ!・・・おい!なめてんのかテメー!」
自分「あんたのところで差押の送達止めてんじゃないのか?あんたんところの会社にも差押無視するなら訴訟起こすから代表者に報告してないなら問題になるぞ」
店長「うるせーって!やるならやれよ!ブチっ・・・プーップーップーッ」
なので差押命令もこの店に送られたのだけど、どうも店長が独断で無視を決め込み代表者へは報告をしてないと推測した。
となると、もうこの会社を相手に訴訟を起こすしかないし、証拠はあるし勝てる見込みはあるが非常にめんどくさい訴訟になることは間違いなかった。
なぜなら、給与債権の差押は一ヶ月ごとに発生しては消滅する債権だから、会社がだんまりを決め込めば一ヶ月ごとに訴訟を起こすことになるからだ。
それに、法人は債務名義(判決のような債権債務関係を確定するもの)をとれば、店に動産差押したりと嫌がらせがかなりできる。
そんな面倒なMをいつまで従業員として雇うのか。
職場に対しての差押の目的は、金を取ることよりもMを解雇に追い込む方針に変えた。
Mの職場へ電話をかけた翌日、電話がなった。
電話をかけてきたのはMの会社の代表者だった。
自分「はい」
社長「私○○(Mの働いてる店)のオーナーの◇◇です」
自分「あーはい!(まさか電話があるとは思わず驚く)」
社長「うちの従業員のMの件でお話したいんですけどね」
自分「えぇ、どうぞ。っとその前に、差押の件だと思うんですけど◇◇さんは承知してましたか?」
社長「私は昨晩初めて話を聞いてね(昨夜の店長よりは話ができるがどこか上から目線)」
社長「うちと裁判やるって話だけど本当?」
自分「はい、差押命令に無視するならやりますよ。Mさんがそちらで勤務してる証拠もあります」
社長「それは下のもんから聞いた。だから、今日でMをウチから解雇するからs」
自分「ちょっとまってください!解雇って言って逃れようとしてもだめですよ!」
自分「おたくの系列店全部、調査会社に調べさせますよ。写真持たせて全部の店に」
書きためたストックは切れました。
あと社長との会話が少し。
それと7月の動産差押で終了です。
4時半までには終わらせます。
途中で尻切れトンボになると思い結末書いてませんでした。
自分「そうですか。でも信用はできないので、然るべき時におたくの会社を調査しますから」
社長「わかった。今日付けで解雇する」
自分「わかりました。それでは失礼します。」
自分「ガチャ、ツーツーツー」
その後Mから電話があるかと思ったが、連絡は無かった。
今後Mの働いていた会社が本当にMを解雇したのかどうか、調査会社に依頼して調査する必要があるが、とりあえずはMは解雇されたとして職場に対しては矛を収めることにした。
しかし、近いうちにこの会社の前店舗でMの写真を持たせた調査会社の調査員に客として入って貰って、Mが本当に解雇されたのかを確認する予定だ。
それには相当な額の費用がかかるけど、そもそも最初から損害賠償金はトントンでもいいと思っていた。
ようは、100万を取るために100万の費用を使ってもよしとするのが今回の訴訟劇を「復讐」と表現した理由だ。
刺し違えてでも
って覚悟だよな
まぁ自腹は痛くないんだろうけど
十分心を痛めたもんな
まだです。
もう少しだけ続きます。
それはMが自動車を所有しているかどうかということだ。
これも事前に調査会社に依頼して、Mの住むアパートを張りこんで調査して貰った。
前にも話たように、自動車でも無いと動産差押なんかしても二束三文にしかならない。
結果、Mは自宅アパートの前に停められている自動車に乗ったことを確認できた。
さらにそのナンバーを調査して所有者を調べたら、所有者はMだった。
自動車は大体ローンで買うことが多いけど、ローンの場合は所有者はローン会社の場合が多い。
こうなると差押はできないから事前に調査した。
所有者がローン会社じゃないということは、Mは一括で自動車は買ったことになる。
一年前にMは免許も持っていなかった。
動産差押の当日が来た。
動産差押を行うメンバーは、裁判所書記官、鍵屋、立会人(警察官など)で構成される。
債権者は同行してもいいし、同行しなくてもいい。
前に説明した通り、差押禁止動産というのが規定されていて、しかも書記官に任せるとかなり緩い差押になる。
だから債権者かもしくは債権者の代理人が同行することが多いが、正直迷った。
Mはいるだろうか?○○(子ども)はいるだろうか?
正直顔は合わせたくなかったからだ。
まずは地元から新幹線に乗り、Mの住んでいる市へ向かった。
それから管轄の地方裁判所へ赴き、担当の裁判所書記官と会った。
車でMの自宅へ向かう景色を眺めつつ、一年前にここに住んでいた当時のことを思い出していた。
自分「あーこの映画館潰れたんですね」
書記官「えーちょっと前ですけどね・・・こちらに住んでたんですか?」
自分「そりゃ婚約破棄で差押するんですからここに住んでましたよww」
書記官「・・・・・・」
ひと通りの挨拶を済ませると、まずはMの所有する自動車を見分した。
自分がMが所有者であることを証明する書類を見せて、Mがしらばっくれた場合の打ち合わせを書記官とした。
いざ4人でMの部屋の前に行き、書記官がチャイムを鳴らす。
その横に鍵屋。その後ろに警官。少し離れて俺が様子を見ていた。
うわぁ
wktk
自分はドアが開いた方向にいたので、ドアが邪魔になり見えなかった。
書記官「Mさんですか?○○地裁ですけど(がさがさ)これ差押命令です」
M「は!?何それ」」
書記官「○○地裁から差押命令が出てますのでこれから差押しますね(淡々と)」
~ここで書記官と警官が部屋へ侵入~
M「ちょっと!何してんだよ!」
俺もその後に続いてドアの前に。
そこでMと一年振りに再開した。
多分事情を察したのだろう。Mは怒ると能面のような顔になり、付き合ってた当時自分はただひたすらMの怒りが去るのを縮こまって待っていたことを思い出した。
俺は目を逸らして部屋の中へ入った。
2DKの部屋は殺風景で、とてもじゃないが差押をできる物件は無さそうだった。
テレビのある部屋では子どもがおもちゃで遊んでいた。
俺が気まずそうに仏頂面で部屋にはいると、彼女は俺を見て
「○○ちゃん!」
と叫んだ。
正直こんな小さい子が一年前に姿を消した俺を覚えていることに驚いて、その瞬間にMは部屋に入ってきて子どもを抱き隣の部屋へ入っていった。
荷物は少なく、ブラウン管のテレビと生活用品しか無い部屋だった。
書記官「んー無いですね」
自分「PCは1台目から差押できるでしょ?」
書記官「そうですね・・・」
自分「あとバックにどれだけ現金が入っているかも確認して」
最低限の生活費(60万くらい)は差押できないというのが民事執行法で規定されている。
書記官「PCだけですね」
自分「そうですね」
書記官「・・・ガラっ!(隣の部屋を開ける)Mさん、自動車はありますか?
M「はっ!?車なんてねーよ!」
書記官「表のナンバー○○-○○はMさんの所有ですね」
M「ちげーよ!」
書記官「ここに陸運局の書類がありますので、鍵だしてください」
M「・・・」
書記官「わかりました・・・△△さん(自分)扉割りますけどいいですか?」
それが分かっている俺は、「しょうがないですね」と言った。
動産差押の現場に、鍵屋がいない時がある。
その場合は本当に扉を割ってエンジンをかけて持っていくケースもある。
レッカーで運ぶ場合もある。
今回は鍵屋がいるので、開けれるはずだからMに自主的に鍵を出させるための方便だ。
外に出て鍵屋が車の施錠を開けて、中の車検証を見てMが所有者であることを確認したら、書記官がレッカー車を電話で呼んだ。
そしてすぐに書記官が、「後はやっておきますので帰られても結構ですよ」と言った。
自分はMの住む部屋をチラッと見てから、「それじゃあ失礼します。後はよろしく」と言った。
大通りで出てタクシーを拾い、運転手に行き先を告げた。
運転手「どのみちから行きます?」
自分「ここからへんはあまり詳しくないから任せます」
運転手「わかりました」
自分「・・・」
運転手「・・・」
運転手「今年は暑いですねー」
自分「うん、暑い・・・」
運転手「去年はそうでもなかったんだけどねー」
自分「・・・確かにね」
駅について新幹線に乗る前に、ビールの500mlを二本とチーカマとスルメと寿司パックをかった。
少し豪勢なつまみとビールを飲みつつ、地元に向かう新幹線に乗った。
~終わり~
乙、これからもたくましく生きろよ!
乙。
おもしろかった。
差し押さえしたブツはどうなんの?
今日も暑いけど頑張りましょう。
後日談プリーズ
職業知りたかったです
仕事は某法律系の士業です。
一応バトルはMの会社と揉めたらへんはをバトルだと表現しました最初に。
回収できたのは銀行から50万だけ。
車とPCはこれから競売していくらになるか。
たぶん全部で100万に少し到達しないくらいかな?
法律関係こえええええええええええ
なるほど。
29歳ならそんなに経験も無いだろうし、
結局復讐と言いつつこの手の話しの腕試しでもあったのかな?
まぁ、よく休んでくれよ。
こないだみたいに書きためてないから酒飲みながらポツポツ話す
復習を誓って婚約不履行の訴訟で勝ったという話
そのご全部で70万くらいの強制執行を執行して、元彼女は仕事もクビになりました
帰宅後に、現実的な力をもってもっともっと直接的な圧力が元カノの会社と親父からかかることになった
その夜は普通に家で寝たんだけど、寝る前に元カノからメールがきた
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね支援死ね死ね死ね死ね」
って。
正直ゾクゾクっときたよ
もうどうでもいいやってなってた
今はこのドタバタから開放されることが嬉しかったし
300kmも離れてるやつが俺に手出しなんてできないさ・・・
そう鷹をくくって眠りについた
昼にはコーヒーとマスタードがたっぷりのサンドイッチも食べた
事務の女の子は少し薄着だったので、少しは集中が乱れた
でも総合的にはとてもいい一日だった
帰宅後、3階建てのアパートのドアの前についたとき
ドアの前に3人を男が立っていた
一人は中肉中背(でもがっしりイケメン)
一人はひょろりとした中年
最後の一人は身長190センチはありそうな大男だった
中肉「おたく○○さん?」
俺「そうですけど・・・そこうちの敷地内ですよ・・・(不穏な空気がビンビン)」
大男「どうでもええねんそんなことー!!!話があんねや(明らかに関西弁を使いなれてない感じ)」
俺「はぁ・・・じゃあどっか喫茶店でも?」
中年「××ちゃん(元カノ)のことで話にきたんじゃ(こっちは本物の方言)」
そんな状況に出くわしたら失禁してしまうわ
大男「・・・・ふっ!(俺を後ろから蹴った時の息遣い)ドガドガ!(俺が転ぶ音)」
中年「あんま無茶すんな・・・」
中肉「オゥレア!てめー××に何やらかしたんじゃああああ!(使い慣れない関西弁)」
俺「・・・・・・うっ、うっ(急のことで少し涙目)」
大男「おんどりゃなめとんか貴様!(俺の倒れている背中をもう一度カカトで強打する)」
中年「やめとけて!面倒なるぞ!」
中肉「おまえこないだ××からとった金いまから返せや」
俺「・・・うヴォっ・・うっ(背中蹴られて苦しい)・・・銀行・・・銀行」
中年「だったらお前、明日の昼に連絡いれるからそこでATMから100万おろせ」
俺「いや70万ですよ・・・」
中年「いーーから・・・100万や・・・なっ」
俺「えっ・・ぐすっ・・ぐすっ・・・わかりました・・・ホントなんでもするんで今日は勘弁してください(大泣き)」
中年「おーじゃあほんなら明日な。バックれたら殺すぞこら」
「よかった・・・」
明日の一晩で最寄りの警察署へ傷害と脅迫で被害届を出しにいくつもりだ
仕事でヤバいところに電話して交渉することもあるけど、実際に出張ってきて物理的に手を出されたのは初めてなので、正直生きたここちがしなかった。
武勇伝とかとんでもない、俺は鼻水をだらだら流しながらとりあえず猫に餌をやった。
猫は何事が起こったのかと目をまんまるにして、でも餌を食べてた。
最初に生活安全課に相談をお願いし、これまでの敬意を今回のことを相談した
対応した20代の俺と同い年の刑事は、イケメンだった
しかし最初に俺を見たときに、一瞬彼が胡散臭い目をしたのは見逃さなかった
今までの経緯と録音データを聞かせて、彼は口を開いた
刑事M「傷害は他の課になりますので、また担当に引き継ぎします」
俺「はいそのつもりです」
俺「で、金を払わないと殺すって言われてるんで、まずその3人を確保していただけませんか?(無理だと分かりながら)」
刑事M「うーん・・・(難色を示す)」
俺「いや、結構です。この昼の約束はすっぽかしますので、もし今度何かあった時に迅速に対応できるように、ホットラインとして連絡先をいただけませんか?」
刑事M「それなら課員に周知させておきますから、何かあったときは署に電話をかけて内線○○でお願いします」
俺「今晩絶対にまたきますから、必ずお願いしますよ!」
刑事は30半ばの丁寧な刑事だった。
しかしその目は蛇のように冷たく、俺の嘘はすべて暴いてやるぞという意識が宿っていた。
刑事A「はい、なんでしょうか?」
俺「昨晩3人の男に自宅前で暴行と脅迫を受けました。自体は~~~(これまでの経緯を説明)」
刑事A「なるほど、傷とかあります?」
俺「目立った傷は無いですね・・・しかし暴行の時の音源が録音されてます」
~二人でその音源を聞く~
刑事A「この3人に身元ってご存知ですか?」
俺「職場ならわかります」
刑事A「じゃあとりあえずきょう調書だけとって被害届だしましょう」
俺「わかりました、お願いします」
刑事A「あーあと、脅迫も受けているということなので、それは担当のMさんとお願いします」
俺「ええ、そのつもりです」
少し気持ちが落ち着く
この日の彼女は少し涼しいのか厚手のジャケットを着ていた
就業になり自宅へ戻ると、案の定自宅前に例の3人が屯しているのが見えた
見えたと同時に自分は路地裏へ隠れ、◇◇署のへ電話をつないだ
??署「はい??署です」
俺「内線○○でMさんお願いします」
??署「わかりました。ぱらりーろ♪」
M刑事「はい!きてますか!?」
俺「はい昨日と同じ三人がきてます!」
M刑事「それでは現場に近くの警ら隊に行くようにいいます!」
俺「何分後くらいですか?」
M刑事「遅くとも10分です」
俺「じゃあ・・・5分後に家の前にいきますから、もめてるところをお願いしますよ!」
正直いきた心地がしなかった
また家の前で暴れていたら、家中で猫は何事かと怖がるだろうな・・・
おとなりさんもびっくりするかもしれない
ちなみにお隣さんは女子大生2人が住んでいる
家の前についたとき大男が気づいた
大男「おんどれいい度胸やのー」
中年「金は?」
俺「・・・無いです」
中肉「ワリャー!ドンっ!(俺の胸を掌打で突く)」
俺「ドシャッッ!(倒れた音)・・・うっ」
ちなみに刺客はヤクザでもなんでもないです
ただの元彼女が働いてたキャバクラの店員です
中年は今回は「まぁまて」と冷静な言葉をかけることはない
大男が使いなれない関西弁で奇声をあげながら俺の後頭部へゲンコツ(かつてないくらい固く憎しみの篭った)を振り下ろす
俺はまたしても泣き出した
「すんまsん!・・もう勘弁してください・・!」
それでも中肉と中年は俺を殴り蹴ることをやめなかった
中肉が俺の髪をつかみ上体をおこし
大男は俺の顔面に拳をめり込ませた
メガネは飛散して、殴られるよりもメガネのフレームが顔に刺さるのが痛かった
そこで中年が口を開いた
俺(・・・もう十分は経ってるよな・・・家に入れたら何されるか・・・)
中肉「ガサゴソっ(俺のズボンから鍵をだそうとしている)」
~その時、警官は二人やってきた
警官A「何かありましたか?」
警官B「(警棒を握りならが片方でIDカードを見せていた)」
計算A「さぁ、署で話聞こうか」
警官B「・・・・・・」
警官A「今日の時点で被害届でてるぞ」
~そのまま三人は警官Bに連行されて表のパトカーへ向かった
警官A「あなたも署まできて話を聞かせてください」
俺「・・・わかりました。その前に猫に餌をやらせてください・・・」
以前に乗ったときは、オークション詐欺にあい警察に被害届や供述書を提出に行った際に最寄り駅まで刑事がパトカーで送ってくれ
自分は後からやってきたパトカーで警官Cと警官Dは3人の移送のため別のパトカーに乗った
自分は警官Aと共に警察署へ
警官A「とりあえずついたら簡単に治療してください」
俺「ありがとうございます」
俺「・・・Mさんは今いるんですか?」
警官A「さぁ、わかりません」
その後警察署に到着し、取調室に通されるとマグカップに入った味の薄いコーヒーと灰皿を出された
コーヒーをまずそうに飲みながら、タバコを一服しているとまもなくM刑事が取調室へ入ってきた
俺「はい・・・」
M刑事「とりあえず現行犯なんで・・・」
俺「調書は後日にしてもらえませんか?」
M刑事「ええ・・・結構ですよ・・・大変でしたからね」
M刑事の目からは初対面時の胡散臭いものを見る目は消え、とても友好的だった。
~A刑事到着
A刑事「今日は簡単に話を聞かせてもらって、調書の確認は後日でもいいです?」
俺「いやー、今日はもう早く寝たいんで調書は勘弁して下さい」
A刑事「わかりました・・・それじゃあ簡単に状況の説明だけお願いします・・・」
俺「今日の昼の話た分ももちろん話すんですよね?」
A刑事「ええ(苦笑い」
俺「(苦笑い)」
警察の車で家まで送って貰い、家についた。
家につくと猫は少しだけ眠い顔をしてで迎えてくれた。
今日は自分の人生で最悪の一日だったよ。
と猫に話かけてみたが、猫にとってはあまり興味がないようで、あくびをして自分のベッドに戻って行った。
冷蔵庫から牛乳を出して一杯だけ飲んで、自分も干したてのふかふか布団に潜り込んだ。
「明日は出勤したら旨いコーヒーを事務の○○ちゃんに入れてもらおう」
「なんてったって警察で飲むコーヒーは不味かった・・・」
と考えてるうちに俺は眠りにおちた。
~終わり
乙
おつ
身体大事にしなよ
ぬこもな
お疲れ、大変だったな。
結局報復の報復は一度きりだったのか?
完全勝利だなw。おめでとう。
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